共感を超えた「共鳴」に向かって
vol.12
昨日は【AI時代は「自己チュー」で行こう】と題して「自分軸で生きること」「自分自身をちゃんと満たすこと」の大切さについて、お話しさせていただきました。
結局のところ、人は人の熱意によって心が動かされるもの。
「感動」を与え合うということは、人間同士のつながりの中の醍醐味だと思うのです。
ここでポイントとなるのが、いかに共感を超えて「共鳴」を起こせるかということです。
共感と共鳴の違いとは何なのか?
共感は感情・感覚の共有であり、共鳴は受け手が行動までしたくなることです。
例として、最近アツイ共鳴エピソードと出会ったのでご紹介させていただきます。
それは、アメリカフロリダ州に住むクリエイティブ・ディレクター、クリス・セラーノさんが起こしたある挑戦です。
彼は、前職の会社をクビになったのですが…、新たな仕事に就くためにとった行動が凄いのです…
何と求職を記したメッセージボードを手にスカイダイビングをしながら自己PRしたのです…(驚)
〈日刊ゲンダイ / 2023年6月4日〉
その様子はリクルーティングにも活用されるビジネス特化型のSNS「リンクトイン」にて公開。
動画には
というキャプションを書き
とユーモアも込めてアピールしたのです。
この体を張った求職アピールは当然バズり、急拡散!
すぐさま4万9000以上の「いいね」が付いたとのこと。
そしてその結果、ソーシャルアプリ「リンクアップ」の共同設立者兼CEOで、イギリスのマンチェスターを拠点に活動しているジャック・ピーガムさんが雇用を決意…!
ただ、ここまでならまだ「共感」の領域にあるような気がします。
ところがジャックさんは、クリスさんの熱意に対して最大限のアンサーを送るため、何と採用の通知を同じく飛行機から飛び降り、空から行ったのです…(驚)
クリスさん同様メッセージボードを手にスカイダイビングし
と気持ちを伝えたのでした。
……、これぞ、まさに「共鳴」。
という気持ちがこれ以上伝わるものはないと感じますし、その想いは十二分にクリスさんに伝わったんではないでしょうか。
ちなみに、ジャックさんは採用の決め手をこのように説明しています。
人によってはバカバカしく思えるのでしょうけど、私からは究極のマッチングに見えます😁
マーケティングの世界では「マスの時代は終わった」と言われて久しいですし、誰でも良いと思うような最適解的な商品やサービスはAIが強みを発揮していくと感じています。
これからは、きっと自分軸をハッキリさせ、自分が本気で良いと思うモノ・コトを、それに共鳴してくれる人に確実に届けていくことが大切なのではないかと考えています。
そんな新しい時代の気配を、スカイダイビング採用から感じ取ることができました。
少なくとも私の意識は、その方向に向かっています😊
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