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「読書」は未来の光

column vol.1088

本日、note仲間スギオカカズキさんから

『SINIC理論』を読むことをオススメいただいたので、早速購入いたしました😊

自分で選ぶとついつい同じような本を買いがちになってしまうので、人からのオススメは大切にしています。

ということで、本日は「読書」についての話をいたします!

noteを始めて生活の中で一番変わったと思うのが「読書量」です。

それまでもなるべく読書はしていたのですが、毎日noteを書き続けていると、どうしても引き出しがスカスカに…(汗)

そうならないよう、さまざまな本を読むようになったのですが、やはり本は自己成長において掛け替えのないものだと改めて感じています。

一方、活字(本)離れと言われる昨今。

そんな中、その流れを逆流させようとする、あるサービスに注目が集まっています。

それが、オーディオブックです。

本は読むから「聴く」時代

オーディオブック「聴く読書」(音声で本を聴く)という新たな形態。

Amazon「Audible」が日本に上陸したのが2015年ですが、ポピュラーになったと感じたのは、2022年に開始された「聴き放題サービス」からではないでしょうか。

〈ORICON NEWS / 2023年8月7日〉

実際、月間の聴取時間では聴き放題以前現在では260%に(2022年1月時点と2023年5月の比較)。

会員数も67%に増加しているそうですよ(2022年1月と2023年5月の比較)。

それもそのはず、何といっても12万以上の対象作品があるというのは魅力的です。

これにより、今まではビジネス書や自己啓発書がよく聴かれていたそうですが、サービス開始後は小説ライトノベルなど複数ジャンルを楽しむ会員が増えたとのこと。

ちなみに、オーディオブックが市民権を得たことで声優さんの新たな稼ぎ先ともなっているようですよ。

ユーザーにも利点があって、本を読む声優さんのファンになることで、その方が朗読を務めている作品に興味を持つことから、新たなジャンルの本に出会うきっかけに。

でも、そうすると…、一層活字離れが進むのでは…?と不安が広がりそうですが、そうでもないそうですよ。

Audibleの逢阪さんは、その状況について、このように仰っています。

Audible会員の約70%は、オーディオブックを聴き始めた後も、紙の書籍に触れる機会は減っていません。また、Audibleを聴き始めたことで、紙の本に触れる時間が増えたという方も一定数いらっしゃいます。Audibleで作品を聴いて改めて紙の本を買う人、また元々読書好きで試しに音声でも聴いてみようという方もいらっしゃり、良い循環が生まれていると感じています。

漢字に親しみをもたらす「ルビ財団」

この相乗効果については、非常によく分かります。

難解な本ページ数が多い本を読む時は、私はまずザザザっと流し読みします。

そうすることで大まかなことが分かる

その上で熟読すると、非常に読みやすくなり、頭の中に定着するようになるのです。

Audibleはラジオポッドキャストのように、何かを「しながら」聴くことができ、流し読みのような感覚で聴くこともできます

ですから、「良い循環が生まれている」という話は共感します。

他にも、「読みやすくする」という観点で気になるニュースが「ルビ財団」についての取り組みです。

〈東京新聞 / 2023年8月12日〉

ルビ財団???

聞きなれない名前だと思いますが、こちらは「漢字にもっとふりがなを振ること」を推進。

今年5月に誕生したばかりの団体です。

活動内容は、オンライン証券大手マネックスグループ松本大代表執行役会長を中心に、ウェブサイト出版物案内板漢字にふりがなを振るよう出版社自治体などに働きかけを行っています。

ウェブサイト上でボタンをクリックすれば、文脈に応じて漢字に自動でルビを付けたり消したりできるソフトを開発し、年内に自治体などへの無償配布を始めることも計画しているそうです。

2年間を目処に1億円の私財を投じて集中的に活動する予定で、こうした挑戦が、子どもや外国人の方々にとって漢字がより親しみやすくなれば良いですね。

「国家読書法」を定めたアラブ国家

「外国人」ということで触れておきたいニュースが、アラブの国家「UAE」の取り組みです。

この国では知識基盤型社会を築くため、2016年に「国家読書法」を定め、「本を読む」ということに尋常ならぬ熱意を示しています。

〈AMP / 2023年8月12日〉

国家読書法とは、幼少期から保証されている社会の構成員全ての権利

全国民に生涯教育のための基礎として本を読むことを薦め、人々の知力と認識能力の向上を図っているのです。

これにより、人材育成を支援し、豊富な知識を備えたリーダーを生み出し、国の知的生産を支えることを目指しています。

そのため、読書の価値を確立するために必要となる法的枠組み行政プログラム、取り組みを行う政府内の省庁の責任を取り決めており1億UAEディルハム(約39億円)の資金が当てられているそうです。

国全体で3月「読書月間」と定め、一年を通じてブックフェアを絶えず実施。

メジャーなところで言えば、こんな感じです。

●2月「エミレーツ・エアライン・フェスティバル・オブ・リテラチャー(EAFL)」…参加者約11万人
●5月「アブダビ・インターナショナル・ブックフェア」…参加者約15万人
●5月「シャルジャ・チルドレンズ・リーディング・フェスティバル(SCRF)」…参加者約12万人
●11月「シャルジャ・インターナショナル・ブックフェア」…参加者約200万人

規模が凄いですね…(汗)

また、何といっても読書国家を象徴するのが「ムハンマド・ビン・ラーシッド・ライブラリー」という図書館でしょう。

7階建て6万平方mの面積

これは、東京ドーム約1.3個分の広さです。

館内は、さらに10の図書館に分けられています。

昨年6月にオープンしたばかりで、世界中から取り寄せた書籍は、何と数百万冊にもなるそうですよ…(驚)

同国のこうした努力の甲斐あって、国民の読書力が上がっているとのこと。

2021年、UAEにある公立・私立の学校663校の小学5年生約3万人を対象に、国際読書力調査を行ったところ、前回(2016年)に比べて33点も上がったそうです。

ちなみに、世界的な平均点は500点。

国家の取り組みが着実に成果につながっていることが分かりますね。

やはり、読書の恩恵は大きい

改めて、たくさんの本が読みたくなる本日の事例記事でした😊


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