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こころ

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ひとのこころ、見つめてみます。自分のこころから、誰かのこころへ。こころからこころへ伝わるものがあり、こころにあるものが、その人をつくり、世界をつくる。そんな素朴な思いに胸を躍らせ…
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2021年2月の記事一覧

夫婦の約束事

夫婦の約束事

「なんでこんなもの買ったの?」という言葉は、わが家では浴びない。妻がよく耐えている。決して裕福でもないし余裕もないのだが、切羽詰まった家計である訳でもないので、ちょっとした買い物が命取りになるということではない恵まれた状態であることもあるかもしれないが、相手の選択を即刻非難しないということにしているのだ。
 
それは、相手の価値観を認めるということでもある。ものを買うには、一定の価値を認めてそれに

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女性差別を男性は免れているか

女性差別を男性は免れているか

元総理で東京五輪・パラリンピック大会組織委員会の会長だった人が、女性蔑視とも取れる発言が元で、ついに辞任した、のだった。
 
対して、言葉狩りではないか、単に叩いているだけだ、などという反発も上がる。中には、自分が差別的思想をもっているが故に潜在意識がこの弁護にしきりに回るような者もいた。
 
差別は、している者に自覚がないから差別となるのであって、本人を教育しようなどといっても難しい。正しい意味

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ごめんなさい

ごめんなさい

とりあえず謝る。日本人はすぐにそうするが、こういうのを西洋でやると負けだ、などという俗説がある。しばしば聞くのは、決してそんなことはない、という声である。ジェントルパーソンは、礼儀正しいのがあたりまえであるのだとか。いや、これは無責任な、また聞き。
 
クリスチャンは、要するに、神さまに「ごめんなさい」を言った人、というのが子どもたちに対して話すときの基本ではないだろうか。これを大人がすっかり忘れ

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詞が先か、曲が先か

詞が先か、曲が先か

ヒット曲を生むソングライターには、詞も曲も自分でつくるというケースが少なくない。そのときしばしば、詞が先か、曲が先か、という質問が出たものだった。最近はあまり聞かないような気がする。
 
曲が先、という人が多かったように思う。すると、言葉が軽んじられている、と批判する識者も出てくる。今では名曲とされるような歌でも、以前の本で酷評がなされていた。言葉にはイントネーションというのがあるが、メロディがそ

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YOASOBIとMr.Children

YOASOBIとMr.Children

大晦日、紅白歌合戦を見ていた。近年はこれを見ながら、ある作業をすることを習慣としている。若い人の歌も、しばらく前と比べて、けっこう知っていると言えるようになった。あるいは、むしろ好きだ。
 
2020年は個人的に、ヨルシカにまず関心をもったが、マスコミにはYOASOBIがメジャー扱いされて広まったように見える。紅白歌合戦にまで出場して。「夜に駆ける」を歌った。若い世代の心に響くのは、そのサウンドも

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