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クラシック音楽

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に関する記事のまとめ。アマチュアオーケストラでビオラを20年くらい弾いています。演奏会を作るまでの過程も暑すぎる舞台照明も、全てが音楽だよね。
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#音楽

カセットテープと緑のフルート。音楽配信アプリも親の本棚にはかなわない話。

カセットテープと緑のフルート。音楽配信アプリも親の本棚にはかなわない話。

趣味でもなんでも、そして良くも悪くも親からゆずり受けたものってありますか。私の場合は獅子座の母から受け継いだ負けん気の強さと派手色のファッション、父からは太い眉毛と趣味の音楽を受け継ぎました。

今回は父の話。眉毛ではなく音楽の方です。

大量のカセットテープ

単身での海外駐在が長く、私が大学に入るまで日本にほとんど帰国しなかった父。父の書斎(風スペース)には、クラシック音楽が録音されたカセット

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サントリーホールはやっぱりホテル並みのおもてなし空間だった。“3つの理由”をのぞき見してきた話。

サントリーホールはやっぱりホテル並みのおもてなし空間だった。“3つの理由”をのぞき見してきた話。

1987年に開業したサントリーホール(=港区赤坂)。国内外の有名オーケストラが数多く演奏会をしている、有名な音楽ホールです。私も観客として何度も足を運んでいますが、一歩踏み入れたときの特別感やワクワク感は格別。その理由をバックステージツアーでのぞき見してきました。

親愛なるサントリーホールに関する別記事はこちら。愛が重い。

理由① ホールの顔!レセプショニストコンサートに行くと、ホワイエと呼ば

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オペラ座の怪人になりたい話。

オペラ座の怪人になりたい話。

「どこに住んでみたい?」

場所、間取り、日当たり、ほしい家具とか駅から何分とかお隣さんがどうこうとか、忙しい生活を日々送っている私たちにとっては、そう聞かれたら、こんな感じで具体的なおうちをイメージすることが多いと思う。だって、生活するってそういうことだから。今の私(日常ver.)だったら、ターミナル駅に近くて二面採光・南向きの緑あふれる丁寧なくらしに憧れます。

一方、今の私(非日常ver.)

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リバーサルオーケストラ第1話 楽曲まとめ(後半)

リバーサルオーケストラ第1話 楽曲まとめ(後半)

曲名が思い出せないものはgoogleの楽曲検索で、鼻歌歌って検索してます。どうりで時間がかかるわけだ・・。曲の番号は(前半)からの続きです。

14.市長室での場面ハノン:60の練習曲
あまり自信ないですが、3番かなと思います。

15.市長室での回想場面ラヴェル:ボレロ
本宮市議(津田さん)の初登場シーン。各々の思惑が重なってくる場面にぴったりです。

16.本宮市議「ほ~う、どうやって?」の場

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リバーサルオーケストラ第1話 楽曲まとめ(前半)

リバーサルオーケストラ第1話 楽曲まとめ(前半)

聞こえた範囲でメモしました。劇中のBGMは素敵なアレンジ版がたくさんあるので、spotifyで原曲を引用してみました。

1.冒頭 常葉朝陽(田中圭)さんがオーケストラを指揮している場面 ストラヴィンスキー:「火の鳥」 フィナーレ
かっこいい。

2.常葉朝陽(田中圭)さんが車に乗っている場面ショパン:ノクターンOp.9-2 

3.谷岡初音(門脇麦)さんがポスターを貼っている場面メンデルスゾーン

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チェコからやってきたオーケストラと、静かな大喝采。

チェコからやってきたオーケストラと、静かな大喝采。

東欧チェコから、プラハ・フィルハーモニア管弦楽団というオーケストラが来日。新宿にある東京オペラシティで演奏会を聞いてきた。この演奏会、大変感動的だったのは、自国の作曲家であるスメタナとドボルザークで組まれた素晴らしいプログラムと演奏技術ということだけではなく、この状況下で海外オーケストラが来日し、しっかりと開催を実現させたことではないだろうか。演奏終了後、森から湧き出た一雫が水流となりチェコの繁栄

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『音楽の危機』をジャケ買いしたら、音楽の尊さを思い出した話。

『音楽の危機』をジャケ買いしたら、音楽の尊さを思い出した話。

2019年12月に近隣保育園でのミニコンサートの機会をいただいたのが最後、もっぱらお客様の前や人前で演奏させていただく場がなくなった。元々近隣施設への営業活動により実現した依頼演奏が活動の根幹だったわけだが、地域イベントも中止、保育園での依頼演奏も中止になり、ここ2年は活動の場が全くなかった。

私たちの音楽団体には、団体の活動収益で家計を支えている音楽家はいない。活動の場がなくなったこの期間、私

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