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日光かわず庵雑記帳

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作家・たくき よしみつ のWEB日記『のぼみ~日記』(https://nikko.us/nikki/)の中から、コラム的なもの、時事問題的なものを選んで再編集し、集めました。
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#音楽

2つの音だけで作った曲 Two Note Waltz を弾き語り一発録りで

今度の正月で古稀を迎える爺は、気力・体力の減退が止まらない。
人に会わない、外出もしない日々なので、意識してリハビリをしないとたちまち火葬場が近づきそう。
というわけで、昔の曲でもなんでもいいや、と、なりふり構わずこんなこともしてみる。

祈りのような、嘆息のような、静かな試み?

今の人間世界に魅力や未練を感じられなくなってしまった爺。
でも、マスクをさせられ、周囲の人々の素顔さえ知らずに育つ子供たちを見ていると、こんな無力な爺にも何かできないかと、どうしても考えてしまう。

子供の感性は大人には計算できないところがある。爺は小学生のとき「森トンカツ」という替え歌を日本中に流行らせたという経験を持っているが、あの頃の感性はとっくに消えてしまって思い出せないし、なぜあんな「大
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YouTubeのタヌパックチャンネル、「Guitars」リストを聴いている夜

YouTubeのタヌパックチャンネル、「Guitars」リストを聴いている夜

こじらせ爺のリハビリはなんとか続いている(かな?)。
バーチャルバンドセッションを久々にやって神経がヘトヘトに疲れたので、今日は松子(my main guitar)の音でも聴いてダラダラと時間を過ごそうと、YouTubeの自分のチャンネル(https://www.youtube.com/@tanupack)を開き、「guitars」という再生リストを垂れ流している。

皮肉なことに、リストのいちば

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Autumn Leaves (EWI SOLO)

我が家の周りは黄葉真っ盛り。この季節はやっぱこの名曲でしょ。
AKAI EWI SOLO は老人にとって易しい楽器。子供のときに学校でリコーダーを吹いた経験のある人なら誰でも吹けます。
似たような電子楽器がいろいろ出てきたけれど、満足度と完成度という点ではやはりEWIに勝るものはなし。単体でこれだけの音が出せるウィンドシンセサイザーは他にはないでしょ。
https://ewifan.com/ にE
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エイプリル・ダンサー

よしみつ&哲士 with樋口康雄

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1977年頃、フィリップススタジオにて、樋口康雄さんプロデュースの下で本城正治ディレクターに向けてのデモテープ録音。
たくき よしみつ:作詞作曲、Vocal、A。Guitar
鈴木哲士:Bass、Chorus
樋口康雄:Piano、Chorus

1976年7月、上智大学1号館講堂にて 『土曜日の雨』~『Crossword』

1976年7月のアンガジェ解散コンサートの録音。一部をDATにコピーしておいたものも、壊れかけてきたので、辛うじて残っているやつをYouTubeにUPしておくことにした。
『土曜日の雨』のてっちゃんのベースと山下院長の間奏ギターソロ。今聴いても素晴らしい。
山下くんはこの曲のソロを任せると言った後、このフレーズを一生懸命考えてくれたのだと、今さら知るのだった。
他のメンバーは全員、この当時すでにジ
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軟弱音楽宿(2)短調の『チューリップ』と『赤とんぼ』

軟弱な音楽雑談シリーズの第2回。メジャーとマイナーを理屈と感覚の両方で分かるように、こんなことをしてみました。
★まとめページ作りました⇒https://tanupack.com/juku/

歌曲・枕草子

文字数が揃っていない散文なので、メロディをつけるのはかなり苦労しました。
歳を取ると、とにかくていねいに時間をかけて……という作業。
ベースのテンキチには、今回は嫌がるのを無理を言ってウッドではなく、Chapmanのエレベを弾いてもらいました。
いい音で聴いてね。

赤とんぼ+(plus)

誰もが知る名曲『赤とんぼ』(三木露風・詞、山田耕筰・曲)を「補作」して、分かりやすい内容にする……という、大胆なことをやってみたのが2年前のこと。
2年経って、もはや私の中の『赤とんぼ』は完全にこれになっており、この曲の世界観も、原作を邪魔することなく、うまく補完できたと思えるようになった。
100年後にも、この曲を口ずさむ人がいたらどれだけ素晴らしいことか……。そのために、録り直してYouTub
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Song for GORO

人生のいちばん辛い時代を一緒に過ごしてくれたゴロ。今年、11回目の命日に、EWIでアドリブ演奏したときのメロディをモチーフにまとめました。EWI SOLO はいい楽器です。木管楽器だと思えば、違和感もないし、音もそのまま使えるでしょ。

流れ星の歌

今年前半は、大切な人生の師、二人を見送りました。
大塚康生さん、伊藤アキラさん。
伊藤さんの訃報はこの曲を作っている最中に突然届きました。作業を中断し、何度も書き換えながら仕上げました。

ガスヌキ節 ~添田唖然某 シリーズ #001~

添田唖蝉坊や川上音二郞が現代に生きていたらどんな活動をするのだろうか? 同じ手法でやるのは他の人に任せて(出現しないけれど)、私は10年以上考え続けた末の試作品として、こんな感じで……。

ステイホーム(日光のお正月2021)♪

疲れること、腹の立つこと、がっかりすることが多い昨今。せめてお正月くらいは穏やかに、ゆったりした気持ちで迎えたい。
タヌパック日光から優しい曲をお届けします。