Tanupack

日光に来て12年目。偏屈爺・たくき よしみつ が、タヌパック日光スタジオから音楽やコラ…

Tanupack

日光に来て12年目。偏屈爺・たくき よしみつ が、タヌパック日光スタジオから音楽やコラムを発信しています。 内容は多岐に渡るので、タイムラインからよりも、テーマ・ジャンル別に整理してある「マガジン」から、読む(見る、聴く)ものを選んでください。

マガジン

  • 凡太と学ぼう 真・日本史(投げ銭マガジン)

    現代人、特に若い人たちと一緒に日本人の歴史を学び直したい。学校で教えられた歴史はどこが間違っていて、何を隠しているのか? 現代日本が抱える諸問題はすべて歴史の中に根源があった。これ以上瞞されないための基本認識として「人間史」を見つめ直す。 ※各回は今のところすべて無料公開していますが、寄附(投げ銭)していただけるかたのために有料マガジンとしてまとめました。 ※2024年1月11日より、オンデマンドブックで『馬鹿が作った日本史 縄文時代~戊申クーデター編』として販売しています。本格出版化も検討いただいています。

  • 人生の「相対性理論」

    理不尽な世の中で限りある人生を悲劇に終わらせずまっとうするための新発想処世術。

  • 日光かわず庵雑記帳

    作家・たくき よしみつ のWEB日記『のぼみ~日記』(https://nikko.us/nikki/)の中から、コラム的なもの、時事問題的なものを選んで再編集し、集めました。

  • 新コロ・倭苦珍・医療・政治

    あまりにも深刻で危険な状況になってきたので、このテーマの過去投稿をまとめることにしました。

  • 幸せビンボー術

    コロナ時代、価値観を変えて新しい生活スタイルに移行するための実践的ヒント集。地方移住からPCソフトの選び方まで。

最近の記事

  • 固定された記事

「マイルド・サバイバー」という生き方

「マイルド・サバイバー」とは?コロナパンデミック騒動が勃発した2020年以降の世界は、それまでの常識では考えられないような変貌を続けている。食料やエネルギー資源の供給が危機的状況に陥り、それに異常気象や天変地異も加わって、ゲームや比喩ではない、生きるか死ぬかのリアルなサバイバル時代に入った。 「グレート・リセット」の時代などともいわれるが、端的にいえば「今までの常識が通用しなくなり、多くの人は生き残れず脱落し、まったく新しい秩序の世界になる」ということだ。 戦後生まれの日本人

    • 馬鹿が作った明治(3)グダグダだった岩倉使節団

      イシ:  不意打ちクーデターのように廃藩置県を決行したわずか4か月後、政府は総勢107人に及ぶ海外視察団を派遣する。俗にいう「岩倉使節団」だね。  特命全権大使として岩倉具視。長州の木戸孝允、伊藤博文ら、薩摩からは大久保利通、村田新八ら。福井から由利公正(東京府知事)、土佐から中江兆民(後にジャーナリスト)といった面々も加わっていた。  留学目的の若者も43人含まれていて、うち5人が女子。津田梅子や山川捨松もいた。  明治4(1871)年12月に出発して、予定が延び延びにな

      • ないないづくしで発進した明治政府

        イシ: 私は明治政府を「ないない政府」と呼んでいる。いろんなものが「ない」まま、無理矢理発進してしまった「子供の政府」だね。  まず、金がない。  もともと金がなかった長州藩なんか、いいように武器を買わされて、借金まみれだった。薩摩も土佐も懐事情はいいわけがない。難癖をつけて東北に攻め込んだのも、論功行賞の原資を東北に求めたからという見方ができるという話はしたよね。この金欠状態をどうするかは、明治政府にとって最大の課題だった。  次に、人材がいない。  旧幕府の官僚たちの

        • 明治新政府要人醜聞事件の裏に見え隠れするロスチャイルドの影

          「馬鹿が作った明治」として続編開始 イシ: さて、しばらくお休みしていたけれど、なかなか気力が戻らなくてねえ……。 でも、そろそろ続編に入らないと、「馬鹿が作った日本史」シリーズが進まないからね。老体にむち打って続けるとしようか。 凡太: はい。ぼくは続きを待ってましたよ。頑張りましょう。 イシ: そう言ってくれるのは君だけだよ。ほんじゃまあ、明治政府なるものができてからのことからだね。 凡太: はい。 イシ: 明治元年というのは慶応4(1868)年のことで、この年

        • 固定された記事

        「マイルド・サバイバー」という生き方

        マガジン

        マガジンをすべて見る すべて見る
        • 凡太と学ぼう 真・日本史(投げ銭マガジン)
          Tanupack
          ¥300
        • 人生の「相対性理論」
          Tanupack
        • 日光かわず庵雑記帳
          Tanupack
        • 新コロ・倭苦珍・医療・政治
          Tanupack
        • 幸せビンボー術
          Tanupack
        • ぷちぷちサミット クセある3人の雑談集
          Tanupack

        記事

        記事をすべて見る すべて見る

          次元と現世

          自分の寿命がどんどん短くなっているのを感じる。 だから、何かを残して死にたいと思うわけだが、そこまで「現世」を愛せなくなっている。 ぷちぷちサミットの最後は昨年9月3日付けになっていて、こちらも続きを書けないでいるが、そのときの心境がじわじわと濃くなって、今に続いている感じ。 現世を愛せなくなっていることと、自分の肉体の寿命が残り少ないことから、現世以外の世界に思いをはせる時間が増えた。 現世以外の世界……つまり、自分が今知覚している物理世界以外に、世界は無数にあるという意

          次元と現世

          『馬鹿が作った日本史 縄文時代~戊申クーデター編』が届く~「本を作る」ということの意義

          『馬鹿が作った日本史 縄文時代~戊申クーデター編』は、出版社が決まらないまま、例によってタヌパックでオンデマンド版として販売開始している。 「本を作る」ことの意義はどんどん薄まっているように思う。50年後、紙の本と電子化された文章のどちらが消えずに残っているだろうか。 紙は燃えてしまえば残らない。国会図書館に入れた1冊の本が生き残る確率と、ネット上に置いた電子テキストがコピーされたりしながら生き残る確率とどちらが高いか? いやいや、そんなことを考えること自体、悲しき自己愛であ

          『馬鹿が作った日本史 縄文時代~戊申クーデター編』が届く~「本を作る」ということの意義

          「ふるさと選手」の「ふるさと」は「出身地」を意味していなかった件

          1月14日に京都で行われた全国都道府県女子駅伝は、優勝候補の東京が1区でアクシデントが発生し、宮城県の優勝となった。 これを日記に書いていて、ちょっと気になって「ふるさと選手」の正確な定義はなんだろうと調べてみたのだが、なんと「出身地(出生地)」ではないということを知って、ちょっと驚いた。 すごく簡単にいうと、 「卒業中学校または卒業高等学校いずれかの所在地が属する都道府県」ということらしい。 国体の場合は、一旦「ふるさと」を登録した時点で、それ以降に参加する国体の「ふるさ

          「ふるさと選手」の「ふるさと」は「出身地」を意味していなかった件

          国防とは何か

          北陸能登地震の復旧・救援が遅々として進まないのは、結局のところ「国力」が低下したからではないか、と書いている人がいた。 それもあるだろうが、要するに「金がない」原因は何かと突き詰めれば、日本の馬鹿化がどうしようもないところまで進んでしまったからだ。 地震や大雨、津波などの災害で大被害を被ることと、戦争に巻き込まれて爆撃されたりすることと、どちらが可能性が高いかと考えれば、現状では圧倒的に前者であろう。東南海地震はもうすぐ「確実に」起きると、国も認めているのだから。 これに

          国防とは何か

          改めて実感してほしい「日本中の原発の場所」

          今回の北陸地震の被害は悲惨で、とにかく救助・救援がまともにできていないのがひどい。 被害状況の悲惨さを隠そうとする意図でもあるのかと疑ってしまう。 陸路も海路も空路もまともに使えていないという中で、海外からの支援はことごとく断って、民間ボランティアも「今はまだ来るな」と止められているようだ。 日本の原発は過疎地の海外線に沿って建てられている。何かあったときに「見捨てやすい場所」だから、という理由もある。 東京湾沿いには東京電力の火力発電所が12箇所ある。 千葉県側に千葉・

          改めて実感してほしい「日本中の原発の場所」

          『馬鹿が作った日本史』完成

          昨年からかかりっきりになっていた『馬鹿が作った日本史』の書籍化作業が一応完成した。 テスト版を作成したのが昨年末で、なんとB6判で340ページにもなってしまった。 340ページを超えてしまうと、束が厚くなりすぎることの他にも問題が生じる。 出版社が現れなかった場合、オンデマンド版のみになるが、最近どんどん製作費が上がっていて、送料も300ページを境に330円から一気に倍の660円になってしまうのだ。送料660円はさすがに厳しい。販売価格のうち660円が送料で最初から取られて

          『馬鹿が作った日本史』完成

          馬鹿が作った日本史(39)テロリズムと武力が作った明治政府

          イシ: さて、ここまで幕末史をていねいに見てきたわけだけれど、徳川政権を倒して、江戸以北を蹂躙してできた明治政府というものが、いかに暴力的で、庶民の生命と暮らしを軽視した者たちによって作られたかが分かったかな。 凡太: 学校では「長州五傑」とか「明治の元勲」とか覚えさせられました。みんなエライ人たちだと思ってましたけれど、そうともいえないんですね。 イシ: そうだね。  例えば、俗に「長州五傑」と呼ばれている長州藩士が何をやった人たちかを振り返ってみようか。  文久3(1

          馬鹿が作った日本史(39)テロリズムと武力が作った明治政府

          東北戊辰戦争の悲惨と理不尽

          イシ: こうしてついに、必要のない戦争、東北戊辰戦争が始まってしまう。  結果は東軍の惨敗となるわけだけれど、その経緯を見ていこうか。 閏4月20日(1868/6/10) 世良修蔵とその従者が仙台藩士、福島藩士、地元民らに捕らえられ、阿武隈川河原で斬首される。 閏4月21日(1868/6/11) 仙台藩は九条総督を仙台城内に軟禁する。 閏4月21日 薩摩藩士・鮫島金兵衛に率いられて進軍してきた盛岡藩兵を仙台藩が阻止。鮫島の引き渡しを要求したが盛岡藩兵隊長が拒否。その後、

          東北戊辰戦争の悲惨と理不尽

          奥羽列藩同盟結成までの経緯

          イシ: 会津の人たちにとっての「先の戦争」というのは、太平洋戦争ではなく戊辰戦争だ、とよく言われるね。それほど恨みに思っているということだけれど、無理もない。  京都守護職という無理難題を押しつけられ、孝明天皇と慶喜の双方に仕える形で奮闘してきたのに、突然「朝敵」とされて徹底的にやられてしまうんだから。  でも、戊申東北戦争の犠牲になったのは会津だけではない。すでに述べた、河井継之助が会津の助命と自藩の中立を目指して奮闘するも敗走した長岡藩だけでなく、他の東北諸藩も散々な目に

          奥羽列藩同盟結成までの経緯

          戊申戦争の裏で欧米列強はどう動いたか

          イシ: 江戸城が引き渡された後も、各地で戦闘は続いた。  教科書や歴史書では「新政府軍」と「旧幕府軍」の戦いとして表記しているけれど、薩長によるクーデターはまだ「政府」の体をなしていないし、東北諸藩は幕府に従うというよりは、理不尽なイジメにあっている会津藩をなんとか救いたい、このまま薩長の横暴を放っておいたら自分たちも会津のようになってしまうという恐れからの自衛のための連合という性格が強いと思うから、単に西軍、東軍と呼ぶことにするよ。  アメリカの南北戦争みたいに、国を二つに

          戊申戦争の裏で欧米列強はどう動いたか

          再生

          ちょっと息抜きを 枯葉の散歩道

          2023/11/28 歴史のお勉強が続いてしんどい。せめて毎日、最低2kmは歩こう……という感じで、雨の日以外は、少しでもいいから歩いてます。 コナラの落ち葉が舞う道。あたしは好きだけど、近所の人たちはみんな嫌がってる。

          ちょっと息抜きを 枯葉の散歩道

          再生

          馬鹿が作った日本史(35)江戸「無血」開城の裏側

          イシ: 西郷は京都での戦いに敗れることを覚悟していた。それだけに、いきなり慶喜が逃げ出したのには、喜ぶというよりも驚いただろうね。  もちろん残された旧幕府軍はもっと信じられない思いだっただろう。  そこからはもう目もあてられない。今まで徳川政権についていた諸藩も雪崩をうつように薩長軍側に寝返った。  慶喜・容保と一緒に藩主・松平定敬が一会桑政権の一員だった桑名藩や、大老・井伊直弼を出した彦根藩までもが薩長側についてしまうんだから、もうどうしようもない。  ここからは一気に、

          馬鹿が作った日本史(35)江戸「無血」開城の裏側