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凡太と学ぼう 真・日本史(投げ銭マガジン)

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現代人、特に若い人たちと一緒に日本人の歴史を学び直したい。学校で教えられた歴史はどこが間違っていて、何を隠しているのか? 現代日本が抱える諸問題はすべて歴史の中に根源があった。こ… もっと読む
歴史の見直しは気が遠くなるような作業です。マガジン購入者が一人でも二人でもいらっしゃれば、執筆の励… もっと詳しく
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記事一覧

馬鹿が作った明治(7)西南戦争の実相

イシ: さて、西南戦争の話に移るわけだけれど、多くの人はこの戦いを、不平士族が西郷隆盛を…

Tanupack
1か月前
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廃仏毀釈という悪夢

イシ: 西南戦争の話に進む前に、どうしても強調しておきたい事柄がある。それは明治初期に起…

Tanupack
2か月前
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馬鹿が作った明治(5) 台湾出兵/江華島事件~日朝修好条規/黒田清隆の実像

台湾出兵というガス抜き策 凡太: 年表を見ると、征韓論で揉めている明治6(1873)年9月3…

Tanupack
2か月前
3

征韓論という病理・佐賀の乱の司法崩壊

イシ:  さて、岩倉使節団が出発する直前、政府内では朝鮮との国交をどうするかで議論が持ち…

Tanupack
2か月前
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馬鹿が作った明治(3)グダグダだった岩倉使節団

イシ:  不意打ちクーデターのように廃藩置県を決行したわずか4か月後、政府は総勢107人に及…

Tanupack
2か月前

ないないづくしで発進した明治政府

イシ: 私は明治政府を「ないない政府」と呼んでいる。いろんなものが「ない」まま、無理矢理…

Tanupack
2か月前
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明治新政府要人醜聞事件の裏に見え隠れするロスチャイルドの影

「馬鹿が作った明治」として続編開始 イシ: さて、しばらくお休みしていたけれど、なかなか気力が戻らなくてねえ……。 でも、そろそろ続編に入らないと、「馬鹿が作った日本史」シリーズが進まないからね。老体にむち打って続けるとしようか。 凡太: はい。ぼくは続きを待ってましたよ。頑張りましょう。 イシ: そう言ってくれるのは君だけだよ。ほんじゃまあ、明治政府なるものができてからのことからだね。 凡太: はい。 イシ: 明治元年というのは慶応4(1868)年のことで、この年

次元と現世

自分の寿命がどんどん短くなっているのを感じる。 だから、何かを残して死にたいと思うわけだ…

Tanupack
3か月前
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『馬鹿が作った日本史 縄文時代~戊申クーデター編』が届く~「本を作る」ということ…

『馬鹿が作った日本史 縄文時代~戊申クーデター編』は、出版社が決まらないまま、例によって…

Tanupack
3か月前
4

改めて実感してほしい「日本中の原発の場所」

今回の北陸地震の被害は悲惨で、とにかく救助・救援がまともにできていないのがひどい。 被害…

Tanupack
3か月前
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『馬鹿が作った日本史』完成

昨年からかかりっきりになっていた『馬鹿が作った日本史』の書籍化作業が一応完成した。 テス…

Tanupack
4か月前
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馬鹿が作った日本史(39)テロリズムと武力が作った明治政府

イシ: さて、ここまで幕末史をていねいに見てきたわけだけれど、徳川政権を倒して、江戸以北…

Tanupack
4か月前
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東北戊辰戦争の悲惨と理不尽

イシ: こうしてついに、必要のない戦争、東北戊辰戦争が始まってしまう。  結果は東軍の惨…

Tanupack
5か月前
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奥羽列藩同盟結成までの経緯

イシ: 会津の人たちにとっての「先の戦争」というのは、太平洋戦争ではなく戊辰戦争だ、とよく言われるね。それほど恨みに思っているということだけれど、無理もない。  京都守護職という無理難題を押しつけられ、孝明天皇と慶喜の双方に仕える形で奮闘してきたのに、突然「朝敵」とされて徹底的にやられてしまうんだから。  でも、戊申東北戦争の犠牲になったのは会津だけではない。すでに述べた、河井継之助が会津の助命と自藩の中立を目指して奮闘するも敗走した長岡藩だけでなく、他の東北諸藩も散々な目に