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詩のマガジン

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ひとやすみマガジン。詩のマガジンです、更新は不定期。
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2022年5月の記事一覧

詩のようなコラム「てんとう虫」

詩のようなコラム「てんとう虫」

娘と散歩しながら韓国料理に行った

何食べる?

お肉とサンチュ、それからキムチも食べたいね

娘が言う

ママはチャプチェがいいな

私が言う

ふたりでペロリと平らげた

帰り道は少し涼しい

娘がコートを羽織った

ポケットから

去年食べたチョコの包み紙

良い事ありそうだから取っておこう!

そんな風に話した

ナナホシテントウの包み紙

赤い銀紙に
黒い星が七つかわいい顔のてんとう虫

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詩のようなベスト10「好きな空」

詩のようなベスト10「好きな空」

あなたの好きな空はなにかしら?

第10位
明け方、真っ赤に燃える空

第9位
雨上がりのもやんの空

第8位
カラッと晴れ渡った5月の空

第7位
梅雨の晴れ間の明るい空

第6位
雲ひとつない空

第5位
車窓見える空全部

第4位
大きな満月の空

第3位
満天の星空

第2位
オレンジ色でまるでアフリカのサバンナのような空

第1位
入道雲がもくもくと大きな夏の空

あなたの好きな空はなに

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詩「若者のすべて」

詩「若者のすべて」

最近ミスチルの曲をよく聴くので1994年に放送していた「若者のすべて」を思い出して書いた詩です

毎日

力強く歩ける日だけではない

泣いたり、悩んだり、苦しかったり

ぶつかったり、これは違うと思ったり

憤ったり、転んだり、欠けたり、無くなったり

今日も世界のどこかで失われる小さな命が悔しかったり

けれどそんな日々の中に美しくて見える景色があるならば歩いてみて、時々休んでもいい

居眠り

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詩「山」

詩「山」

山のようにおおらかに生きたい
その場所にあって動かず

雨や雪が降ればなすがまま、好きなだけ降っていいのよと受け入れて

崩れたり、雪崩れたり、噴火すれば、誰も争う事の出来ない激しさを持ち

しかし激しさの後にひっそりとした静けさをもたらす

鳥がさえずり、動物が走り回る
木陰が出来れば、さあお休みなさいと安息の地となり

ただ変わらずそこにあるのだ

山として

(MacBook)

詩「五月の風の」

詩「五月の風の」

5月の爽やかな風を思い書きました!

五月の風の

心地よいささやき

五月の風の

運んでくる優しさ

その澄んだ空気と
そよめきが

洗濯物を揺らすでしょう
その辺の草木を揺らすでしょう

ゆらゆらと
ひらひらと

すると私は夢見心地になって
桜はないけど
 
通り過ぎる風はもっと素敵ね

そんな風に思うのです

五月の風に

(MacBook)

詩「あっという間の今日」

朝鳥の声で目覚めて

もぞもぞと起き上がる

納豆を頬張ったのは今朝何時位だったか

会社でお弁当を食べ終わったのは何時だろう?

あっという間に夕方になり夕日を見た

日が長くなっていた

あれいつの間に?

あっという間だ

今日があっという間なら明日もあっという間

もしかすると1年も?

あっという間の私たち

毎日毎日あっという間だけど

そんな中にゆっくりを見つけるのもいい

こうして

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