君がいて僕は嬉しい①
寝ていたら起こされたという感じだ。とても明るい、気持ちのいいところで目覚めた。目を開けるととても真剣な表情の佐伯君が立っていた。
「あら?」
「起きた?おそらくずいぶん長く寝ていたんだよ。気分はどう?」
「それが…ちょっと信じられないくらい気分がいいの。端的に言って気持ちいい。びっくりだわ。だってね、私気分がよかったことなんて生まれてから1度もなかったんだもの」
「それは…寝ているときも?」
「わかんない。だってその時寝ているもの」
「まあ、そりゃそうか」
私は急に汗をかきだ