見出し画像

2024.06 ゴールデンカムイ聖地巡礼・博物館 網走監獄

地の果て、網走にやってきました。

2日目の今日は念願の『博物館 網走監獄』へ向かいます。ホテルをチェックアウトしてバス停へ。

奥には網走湖

なるべく省エネで歩きたくなかったので博物館近くのホテルに泊まったんだけど、なんやかんやで博物館までは迂回しなきゃいけない&乗り換えもある&バスの本数が超少ないということもあって天都山入り口からはしっかり徒歩20分。
1歩も歩きたくねぇよ〜って方は横着せずに網走駅周辺で泊まって、駅から出てる観光施設めぐり線に乗った方が良いかも。

上り坂の徒歩20分
なんとか辿り着けそう

▶︎博物館 網走監獄

網走監獄といえば、ゴールデンカムイ好きな人は一度は行ってみたいであろう聖地オブ聖地。

私もこの度やっと訪れることが出来たので、しっかり下調べしてしっかり巡礼しようと思ってました。思ってました。前日の夜までは。
しかしホテルの漫画コーナーが充実しすぎて、チェックアウトギリギリまでずっと幽白を読み耽っていたのでノー準備です。なお魔界の扉編です。蔵馬vs海藤の禁句ゲームは何回見ても良い。
とりあえずスマホに入ってるコミックスだけチラ見して回ったので、聖地巡礼とは言いつつさら〜っと回る感じになります。
(そして翌月も同じ感じで佐渡島へ行くのであった)

・高見張り

天都山入り口のバス停から歩くこと軽く20分、真っ先に見えてきたのが博物館 網走監獄の入り口。
そして左の奥に高見張り。

作中で尾形が潜んでいて杉元を「ドンッ」した高見張りですが、これ以上近づこうにもどう見ても関係者用の駐車場になっていて一般客は入れないファイアーウォールが設定されていました。

13巻 126話、129話、14巻 137話

ズームもここまでが限界…

・鏡橋

網走川と外界を繋ぐ橋。

橋の名前には「流れる清流を鏡として、我が身を見つめ、自ら襟をただし目的の岸にわたるべし」との思いが込められているんだとか。
こちらは修復2回目当時のものだそうで、私が行った時は作中で爆破された橋みたいな木の枠(?)がなかったんだけど公式HP見るとそれっぽい枠が付いてるのできっとこれかな??(ふわふわ見解)

12巻117話、 13巻130話

橋の下は網走川ではなく、睡蓮の池になっています。

いずれあやめか、かきつばた
(見分けつかないときはこれ言えば良いと思ってる)

そして進むと二見ヶ岡農場旧正門。

この横を抜けて、チケットカウンターで料金を支払って入場します。
入館料金は大人1,500円。
あばしりフリーパスの割引クーポンのおかげで10%OFFでチケット買えました。

・煉瓦門

網走監獄といえばこれ!

1巻の1話から登場する、網走監獄の代名詞といってもいい煉瓦門。
ちょっと感動しちゃった。

14巻 136話 で谷垣やキロちゃんが隠れていた扉
14巻138話「谷垣源次郎一等卒…」

こちらの門は再現構築されたものですが、現網走刑務所の方にあった煉瓦の正門は耐震強度の問題で昨年解体されてしまったそうです。

ライラックが咲いててのどか
スパイ・ゾルゲの撮影地でもあります


・教誨堂

9巻85話「恋路いくとせ」で白石がシスター宮沢と邂逅する教誨堂。
そして犬堂天獄がのっぺら坊を隠していた場所。

14巻135話「かたや土方歳三は年老いた脱獄囚…」

入ってびっくりしたんですが、外観からは想像できないくらい綺麗な屋内。

14巻134話「俺が犬堂の両目をぶち抜いてやる」

ここで土方さんと犬堂が命をかけて死闘するわけですが、こんな可愛い場所でデスマッチしたり首チョンパしたりするのやめてもろて。


・独居房、懲罰房

教誨堂の近くにある独居房と懲罰房。

13巻126話
悪い子はここにブチ込まれるそうです
9巻84話
「闇堂行きだ白石ッ」と言われていた懲罰房
真っ暗で寝転ぶこともできないスペース
坐骨神経痛持ちとしては想像しただけで腰が痛い
こちらもライラックが満開

・旧網走刑務所職員官舎

門倉部長の舎房。

13巻 126話「俺の舎房だ」
14巻132話で砲弾をうけて崩壊しちゃうかわいそうな舎房


・五翼放射状平家舎房

いよいよ五翼放射状平家舎房へ。

ベルギーの監獄をモデルにした歴史的建造物で、中心に置かれた見張り監視部屋を起点に5つの棟が放射状に建てられており、少ない人数ですべての獄舎が監視できるようになっているハイスペ監獄。

13巻 129話 五翼放射状平家舎房

入ると真正面に迎えてくれるのは中央見張り所。
1箇所から全体を見渡せるように、六角形なっています。

中央見張り所 13巻129話など
湯呑み割った門倉に対して優しい部下たち

中に入ってみると、こんな感じで各舎が見えるのでしばし門倉ごっこをして楽しむ。

天井は六角形というか九角形

続いて向かうのはのっぺら坊が収容されていた第四舎。

13巻 128話 新月の夜に

すぐ舎房があるのではなく、すこし長い廊下の奥に舎房があります。

進むと現れる舎房。

128話 扉絵

木造の色合いもあって、すごく圧巻。

13巻129話「天窓さ」

のっぺら坊が収容されていた第六六房へ。

13巻129話「…アチャ?」

私はアニメからゴールデンカムイ入ったので、最初にアシリパさんと偽のっぺら坊のシーン(シーズン2のEP10)を見たときめちゃくちゃ怖くてトラウマだった。

昭和の脱獄王、白鳥由栄のエピソードも展示されていました。吉村昭氏の小説「破獄」のモデルにもなっています。

ふんどし一丁

破獄まだ読めてなくて、持ってこようと思ったけどリュックに入れるの忘れて積まれてます。

網走監獄を見たあとだから、帰ったら解像度アゲアゲで読めるだろうか。

五翼放射状平家舎房内には他にも看守が持っているサーベルや猟銃なども展示されていました。

囚人だけじゃなくて熊が来た時にも使らしい
看守コスチューム

外に回ってみると、白石が両肩を外して抜け出した通気口。

14巻133話 「ふぬぬ…よし、両肩を外せばでられるぞ」

ここめちゃくちゃ小さくて、キロちゃんが「馬鹿かよオマエ 出られるわけねぇだろ!!」って言うのも納得の狭さ。
流石に猫くらいじゃないと通れない。

舎房の外をぐるっと一周してみましたが、外から見るとこんな感じ。

びっくりするほど静かで穏やか
もののあはれ

10月からのゴールデンカムイのドラマ楽しみですね〜。網走監獄が登場するのはまだ先かなぁ。
キロランケ役の池内博之さんが大好きなので感謝のキャスティグでしかない。そして鯉登少尉は北村匠海くんが良いと言い続けます。


・旧庁舎

国指定の重要文化財になっている旧庁舎。

13巻 130話で犬堂が出てくる庁舎

こちらの旧庁舎はインフォメーションカウンターになっており、網走監獄の歴史資料の展示やお土産なんかも販売してます。

ゴールデンカムイコーナー
野田サトル先生の色紙も
この白石かわいい
スパイダーマンのパロディシリーズ好き
しれっと錦鯉のサインも
チョイナ チョイナ〜

ずっと来たかった網走監獄ですが、ゴールデンカムイの聖地の中でもやっぱりちょっと特別な感じあって良いですね。でもよくよく考えると作中で登場するのは前半(RRRで言うナートゥダンスくらい)なので、ここからまだまだ旅が続くのか〜と思うと感慨深いです。
網走川沿いにある網走刑務所はバスの窓から見ただけなので、また次の機会に見に行きたいな。

お昼は監獄食堂でホッケ定食食べるんだ!

…って思ってたんだけど。
朝ご飯後から胃もたれしてたせいかちっともお腹が空いこてなくて食べずに帰った。残念。


▶︎オホーツク流氷館

そのあとは網走監獄からバスで一駅のオホーツク流氷館へ。
流氷とオホーツク海の生き物をテーマとした観光施設です。

地下にはオホーツク海の生き物や流氷が展示されており、ちょっとした水族館みたいな感じかなと思って入ってみたけど…

水槽は6つだけでした。中にはオホーツク海の不思議な生き物が展示されています。

なんだこいつ
なんだこいつ
なんなんだこいつ
…わぁ…ぁ

流氷の天使ことクリオネも見ることができます。

ピントが合わない

ナメダンゴとかアツモリウオに比べて、クリオネだけ見た目で得してる感ある。動きが可愛いよねぇ見てて癒される。

ゴールデンカムイの215話「流氷の天使」にも登場。
白石がちゅるんと食べて「臭い!」って言ってたけど、ネット記事で見つけた体験談によると生臭いんじゃなくてガソリンとかシンナーみたいな匂いがするらしいです。人生で絶対に活用することのない知識。

クラゲもいた

奥へ進み、マイナス15℃の室内で本物の流氷が展示されている流氷体感テラスに。

今年採集した流氷らしい
チロンヌプ
ざらし

こちらは入る前に濡れタオルを渡され、寒いところでタオルを振り回して「カチンコチンです〜!」というTVとかで見る定番のアレが体験できる。

振り回してみたけど、勢いが足りなかったのか凍らず…

再度気合を入れてチャレンジ。

※純恋歌タイム※

凍った!

カチンコチンになって嬉しい。
そしてマイナス15℃は寒かった。

冷えた体を温めるため屋外へ。
屋上が展望台になっていて、天都山から知床半島を見渡せます。ここからの景色が素晴らしすぎて、網走監獄まで来たら断然オホーツク流氷館まで寄るのがおすすめ。レストランも入ってます。

オホーツク海を挟んで連なる知床連山
雪の残る硫黄山〜羅臼岳

風が強くて涙がボロボロでてきてしまったので、感動して泣いてる人と思われたかもしれない。

360度パノラマビューなので網走湖側も見れます。

あわよくば網走監獄の舎房が見れるんじゃないかと思ったけど見えませんでした…。よくパンフレットとかに載ってる五翼放射状平屋舎房はどこから撮影してるんだろう。

一通り見終えたので小休憩。
1Fにあるカフェ・ド・クリオネ。

流氷ソフトクリームというオホーツク海の塩を使った塩キャラメル味のソフトクリームを注文。
これすっごい美味しかった。キャラメルソフトも濃厚で美味しいし、青い塩の粒がかかっていて塩味がアクセント。見た目も可愛い…

テラ逆光
撮り直した

うん、見た目も可愛い。
ちなみにこちらもあばしりフリーパスのクーポンが使えます!50円引きで350円◎

思ってた以上に大満足のオホーツク流氷館でした。


▶︎女満別空港

一旦網走に戻り、網走刑務所の周辺を観光。
そのあとメルヘンの丘で降りて、網走駅まで歩いてポケふた回収、北見駅まで行ってポケふた回収して〜と計画を立てていたんですが、

なんというか、疲れた。
もう疲れた。
なんてったって朝の4時から起きてるから…

ここでスイッチがOFFになってしまったので、だいぶ早いけど空港へ戻ることに。

ここでしばらく虚無時間を過ごす。
リュック1つで来たんだけど、色々詰めこみすぎて重い。

バッテリーとかヘアアイロンとかも重いから、帰ったら旅行アイテムを見直そ…。

虚無時間を過ごして少し回復したので、空港内のお土産屋さんを徘徊。
2Fは北海道のど定番お土産が多かったから、これなら網走の道の駅で買っておいた方が良かったかも。
個人的に一番品揃えがツボだったのは1Fにあるセブンイレブン。

コンビニとは思えないお土産の品揃え。しかもちょっとお洒落なパッケージとか、他では見かけなかった商品が多い。

あやかってる〜

夕方になりようやくお腹が空いてきたので、空港のレストランで食事することに。

レストラン ピリカ
このメニューは北海道産を使用
訓子府たれカツ丼

食べログかなんかの口コミに「ここで食べるならコンビニの方が良い」って書いてあって、え~レビュアーさん厳しい~(笑)ってなったんだけど、実際食べてみたらこれなら何も食べない方がマシだったかなって思いました。
私の方がもっと厳しい。

空港内には他にはスープカレーのお店と、あと立ち食いのカウンター寿司があってお寿司はすごく美味しそうでしたが疲れてたから座って食べたかったの。また今度。

さて保安検査所へと思ったところで、遅延のお知らせが入り1時間近く飛行機が遅れることに。

北海道に愛されてるから帰るの渋られてる
初めてとうきび茶飲んだけど
あまりにも美味しくてこの後どハマり
帰ってきたー

帰りの飛行機は爆睡で、羽田に着いたのは22時すぎ。
北海道の自然も網走監獄も満喫できたけど、悲しいかな疲れるのが早くて老いを感じる旅でした。
これで知床行きたいとか言ってるので、ほんとに行くならもっと体力付けなきゃ無理だ。


▶︎費用&お土産まとめ

最後に費用とお土産のまとめ。

・費用

基本費用はこんな感じ。

最初はホテルをドーミーイン網走にしていてホテル代が17,000円くらいだったのですが、網走観光ホテルが思いのほか安くて3万切りました。

あんまりお腹の調子良くなくて、現地で使ったのはこれくらい。
・バス代(フリーパス) 2000円
・食費 5000円くらい
・お土産 5000円くらい


・お土産

女満別、網走で購入したお土産たち。

\北海道・オホーツクの牛乳でつくった プレーンヨーグルト/

無糖のプレーン購入。
そのまま食べてもこってり濃厚で美味しかった。
オイコスとかギリシャヨーグルトっぽい感じ。


\北海道てんさいシロップ/

体に優しいてんさい糖のシロップ。
ヨーグルトにかけたら美味しそうと思ったけど
まだ未開封のまま置いてある。

\網走珈琲/

コーヒー豆じゃなくてコーヒー粉タイプ。
網走監獄の正門のイラスト入り。
ドリッパーを割ってしまってこれもまだ飲めてない…

\焼きとうきび&珍味ほたて/

焼きとうきび食べたことなかったのでおやつに購入。
うまい棒のコーンポタージュ味のおかき。
もちろろんめちゃ美味しい。
珍味ホタテは貝柱がまるごと入ってて美味しかった。

他にも一口サイズのチーズタルトとか買ったけど、写真撮る前に食べちゃった。でも美味しかった。
滞在中お腹の調子がイマイチだったのが悔やまれる。

次に北海道行くなら稚内かな〜。
礼文島も行きたいので夏が良いな。

今年の7月にエゾカンゾウが見たい&ウニが食べたくて積丹の方に行こうか迷ってたんだけど、パーティーメンバーが集まったので行先変更して新潟の佐渡島へ行ってきました。
何食わぬ顔してしれっとゴールデンカムイの聖地巡礼したので、また別の記事で旅行記書きたいと思います。

お読みいただきありがとうございました!


-- -- back number-- --

-- -- recommend -- --







この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?