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あまりにも美しいインドの絵本

て、てててて手に入れたーーーー!!!
タラブックスの『夜の木』10刷!!!!

写真じゃ感動あまり伝わらないと思うけど、伝わってほしい。くう〜

紙漉きでつくられた黒い風合いのある紙に、手刷りのたっぷりとしたインクの盛り上がりと、配色の美しさ……

そしてなにより、インドのゴンド族アーティストの個性的な絵。トライバルアートと呼ぶそうだけど、この迫力と精密さ、奇妙さとかわいらしさの融合はデザイナー顔負けだわと思う。
ところどころインク染みがあるのも、ゆったりとしたインドらしいなぁとうれしくなる。

おまけに表紙は刷を重ねるごとに絵柄が毎回ちがうらしく、やめて…収集欲が…………
手製本ならではのぬくもりと、ぬくもりを凌駕する絵の迫力のバランスがたまらない。

そこそこな値段するけど、買ってよかった。我慢しなくてよかった。それどころか、他のもすこしずつ集めようと決心している。ふう。また追加の興奮した感想はInstagramで書きます。





そして、せっせと『カラマーゾフの兄弟』を読み進めている。
いやぁ〜〜おっっもしろいねぇ!期待を裏切らない。先へ先へと読みたくさせる。

フョードルの芝居口調が、どうしても脳内で吉田鋼太郎で再生される。カラマの日本ドラマは見てないけど、そのイメージが強いからなのか、なんにせよあの舞台っぽい語り口調と大胆さ、時折出るかわいらしさがわたしの中のフョードル像にぴったりくる。

それにしても、ドストはやたらに語らせたがるよなあ。ドミートリイなんかは、先を急いでいる弟を捕まえては、15頁近く前置き語りしたのちに、「それじゃ、そろそろ本題に入ろうか」とか言い出す始末。いや、はよ本題に入らんかい。と思いながらも、その無駄話にこそ本質が隠れているのだろうかとぐっと読むわたし。もう、ドストの手中にはまっている自覚はある。

今はドミートリイの告白が終わったところで、なんっと……カラマーゾフの血は争えんなと思いながら、先が気になる。

登場人物が既にかなり出てきているので、上巻を読み終えたら、ひとまず人物相関図的なものを書いてみようと思う。特徴と関係性を図にするのたのしそうすぎるね。

ところで、今のところわたしの中で一番癖強だと思っているのは、ファン・ゾーン ( もはや本当の名前でもない ) です。

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