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日常

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猫と、ごはん。なにげない日々のこと。 デザインの仕事のこともすこし。
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2023年3月の記事一覧

月曜日、そして火曜日

月曜日、そして火曜日

今日は曇り。昨日もその前も。雨や曇りの日がつづくときもちも塞ぎがちになる。からっと晴れた日が得意ではないわりには、どんよりした日も得意ではない。うすい晴れ間に風がきもちいい日が一番いい。

そうして今日は月曜日。仕事なんてできたもんじゃない。PCの前に座りたくない。こういう塞いだ気分のときは本来仕事をしている時間に仕事をしていないと罪悪感にかられる。どうせどこかで時間を見つけてやるのだから、誰に怒

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夕暮れのばくだん

夕暮れのばくだん

バスを降りて、淀川沿いの河川敷をとぼとぼ10分ほど歩いて家に向かう、夕暮れどきの帰り道。

できて一年くらいのバスケットボールのコートの横を通る。近頃は子どもたちに大人気で、いつ通っても玉入れ状態になっている。のどかだ。

大きな歌声が聴こえてきたので声の主を探してまわりを見渡す。でも夢中でボールを投げる子どもたち以外には、土手に座り込むおじさんしかいない。

じっと遠くを見つめるおじさん。川を見

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イマジン

イマジン

先週にひきつづき、音の方へ。
GEZAN LIVE。

美しいことも、汚いことも、いろんなことを背負わせてきた彼の声は、前日に襲撃にあったのだという。いつもの声以上の嗄れ声でなんども頭を叩きながら苦しそうに歌う姿。

「でも、不都合なこととか、人に隠したいようなこととか、そういうものもぜんぶ見せていきたいと思っているから」

いつもの声で歌う彼を思い出しながら、その日の彼を見る。聴く。これが LI

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言葉になる前の音

言葉になる前の音

先週、神戸の太陽と虎へ下津光史さんの弾き語りLIVEへ行ってきた。

LIVEハウスまでの道中「次なに聴きたい?」とLIVE中に言われたらというようなことを妄想し、今日は迷いなく「美しい春」って言うなぁ。などと考えていたものだから、その曲のイントロが弾かれはじめた瞬間、細胞がぶわあと湧き立ち、たまらず涙があふれていた。

たぶんその瞬間、武庫川の水面はきらめき、魚は踊り、鳥は歌っていたはずだし、自

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