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2021.8.31

『電力データで「狙う広告」』本日の日経新聞の1面の見出しだ。
記事の内容としては電力の消費量や時間から世帯構成を分析し、スマホなどにターゲットを絞った広告をエリア配信していくって記事だ。
さらにこのような個人情報やエリア情報を『情報銀行』なるものを作って管理したいらしい。
まずこの記事を読んだ率直な感想は「これが一面?」こんなのオレオレ詐欺をやっているような連中やネットワークビジネスや宗教勧誘くらいにしか役に立たないような情報がこの国では経済紙面で取り上げられることに疑問を感じた。

今更だけど年齢や生活習慣でその人の人間性や趣味趣向なんてわからないという事実となぜ向き合わないのだろうか?
男性の20代は出会い系を求め、30代は融資がほしくて、40代は高級車が欲しくて、50代はパパ活娘を探しているってのは幻想だ。
好きで見ているYouTubeの広告ですら全然HITしないし、アマゾンのおすすめもHITして購入したことはない。
こっちの情報丸出しにしていてこのレベルなのに電気の使用状況程度で割り出した広告が個人にHITするわけがない。
ダイバーシティと呼ばれる昨今、スマホを使いこなすおじいちゃんもいればPCを自分で組んでしまう小学生もいるだろう。
いい加減な広告の乱用をするくらいなら、本当に自信をもって売りたい製品をダイレクト課金してもらえるような戦略が必要だと思う。

シェアの時代が来るっていってたけど、コロナでぶち壊された。
人生100年時代って盛り上がったけど、これもコロナで老いへの恐怖を加速させた。
ダイバーシティを目指した都市はコロナで分断され、自由に生きるものは避難され耐え忍ぶことが善とされる時代がきた。
大阪での野戦病院計画も字の通り、これはウイルスと人類の戦争の幕開け。
命の選択と娯楽、人間関係の信頼と不信感、自由への妬み、広がる格差。
ある種、こんな時だからこそ信念や哲学が必要なのかもしれない。

なんだか大人しくしていることが正義みたいな空気。
だけど逆じゃないか?
こんな時だから挑戦が必要だし、困難な時だから挑戦に意味が増す。
10年後、20年後の未来を見据えて・・・今日も進む。


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