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『チク・タク・チク・タク・チク・タク・チク・タク・チク・タク・チク・タク・チク・タク・チク・タク・チク・タク・チク・タク』訳者あとがき
本書はJohn Sladek Tik-Tok の全訳である。本作は一九八三年の英国SF協会賞を受賞している。
ジョン・スラデックという作家を評する時、使われる言葉はいつも異端だ。「二〇世紀最後の天才」「真の異色作家」「不世出の天才作家」「たぶん天才だったのだが、才能の使い道をまったくわかっていなかった」。
彼の作風は風刺に満ち、遊戯性に富み、そしてシュールでかつユーモアにあふれている。それは
2021年度短編SF推薦作リスト
『ベストSF2022』巻末の2021年度短編SF推薦作リストを公開します。大森望さんから来た候補作に作品を加え作成したものです。読書リストとして、書店で、あるいは電子書籍の購入時の参考にしていただければ。新たなSFとの出逢いがあることを願いつつ――。
2021年度短編SF推薦作リスト
去年発表された、収録作以外の30作ぐらいのおすすめ短編SFのリストを毎年巻末につけることにしました。サイエンス・
大森望『ベストSF2022』序
序 日本の短編SFに新時代が到来している。本書の収録候補を選んでいるときはまったく意識していなかったのだが、ああでもないこうでもないと悩んだ挙げ句どうにかまとめあげた候補作リストを担当編集者の竹書房・水上志郎氏に送ったところ、「ずいぶん新人が多いですね」と言われ、あらためて見直してみるとたしかにそのとおり。まだ単独著書のない人が収録作家の半数を占めている。
当然のことながら、本書の目次を見て、「
大森望『ベストSF2021』序
序新たな日本SF短編年間ベストアンソロジー《ベストSF》シリーズの第二巻となる『ベストSF2021』をお届けする。二〇二〇年(月号・奥付に準拠)に日本語で発表された新作の中から、「これがこの年のベストSFだ」と編者が勝手に考える短編十一編を収録している。
なによりも、本書は〝SF〞という概念の開発と拡張を目的として制作された――というのはウソですが(元ネタは樋口恭介編のアンソロジー『異常論文
2020年度短編SF推薦作リスト
『ベストSF2021』巻末の2020年度短編SF推薦作リストを公開します。大森望さんから来た候補作に作品を加え作成したものです。読書リストとして、書店で、あるいは電子書籍の購入時の参考にしていただければ。新たなSFとの出逢いがあることを願いつつ――。
2020年度短編SF推薦作リスト
去年発表された、収録作以外の30作ぐらいのおすすめ短編SFのリストを毎年巻末につけることにしました。サイエンス・
30名様に特製ブックカバーが当たる! 「破竹の勢い!竹書房SF文庫フェア」開催中!!
竹書房はこの秋、フェアとしては初の試みとなるSF作品にフォーカスをした
「破竹の勢い!竹書房SF文庫フェア」を開催中です!
開催店舗ではフェア対象商品にSF文庫フェア専用の帯がまかれて展開されます。
【フェア対象商品】
・竜のグリオールに絵を描いた男
http://www.takeshobo.co.jp/book_d/shohin/6035101
・猫SF傑作選 猫は宇宙で丸くなる
http
「公聴会」全篇無料公開(『キスギショウジ氏の生活と意見』刊行記念)
草上仁/日下三蔵編『キスギショウジ氏の生活と意見』(全篇初収録+書き下ろし!)の刊行を記念して、収録作の中から「公聴会」を無料公開致します。人間たちに裁判にかけられる神。その理由とは……?
「公聴会」
「これはもちろん、正規の裁判などではありません」
と、白髪の、上品な顔をした弁護士が言った。
「単なる公聴会であり、製造者であるあなたが、消費者と語り合うための場なのです。互いに本音で語り合い、