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「転職後、1年で辞めたい。」と思った人に見てほしい。転職後、1年経った人の話。

「やっと1年か。」

これが転職して1年経った率直な感想。

年を重ねるごとに時間が経つ感覚が短く感じ、「1年なんかあっという間に過ぎるモノ」と思っていたけど、この一年だけは本当に長かったと感じた。

「初めて転職した人」「20代で転職した人」へ。

今回の話は、私が人生で初めて、そして20代半ばで転職した経験をもとに書いている、ノンフィクションをお届けしたい。

「初めての転職活動で今まさにドキドキ。」
「なんか私も今転職しようか悩んでいてモヤモヤ。」

こんな感じの似た境遇の人にとっての参考になれば嬉しいです。

そもそも、何の仕事してたの?

一言でいうと、人材斡旋
人材紹介、エージェントとも言う。

学生時代から、この業界を知っていたわけではなく、たまたま新卒で入った会社で配属されたのが人材紹介の部署。
社内では始まったばかりの事業で、その新卒第一号として配属された。
(人材紹介・エージェントの仕事してて悩んでいる人、いればお話ししましょ。7年以上やっているのでそこそこ会話にはついていけます。)

この会社で最初は新卒学生のための就活支援や転職希望者への支援をしてました。
この業界、学生や転職者、いわゆる「求職者」とこの人たちを採用したい「企業」とで分かれていて、それぞれに別個の担当がつくのが一般的。

・「求職者の支援をする人」
→キャリアアドバイザー(CA)・キャリアプランナー(CP)

・「企業の採用活動をお手伝いする人」
→リクルーティングアドバイザー(RA)

こんな呼び方をしています。
私はこのCA・RAどちらもやっておりました。

転職したことで得たものは?


①自分の意思で進路を決定したこと
②環境を変えることで「当たり前」の基準が変わったこと


パッと思い浮かぶのは上記2つ。
1つずつ見ていきます。

①「自分の意思で進路を決めた」

これまで高校・大学選び、就職活動、すべて周りに流されて意思決定してきました。
親が探してきた学校に進学し、周りが野球部に入るから自分も入部、大学は偏差値が見合うところに、就職活動もみんながやっているから自分もやろう。全部こんな感じ。

これまでの人生で自分の「思い」を基に意思決定をしたことがなかった。


ただ、今回の転職は今までとはひと味違った

当時、自分が約5年続けた仕事。
もちろん、これまで頑張ってきた。
結果もそこそこ出せたと思う。
周りも認めてくれている。
……でも、やっぱり自分が満足できていない。

仕事ってこんなものなの?

そんな疑問・違和感。

「この仕事の本質を確かめたい。」
「もっと楽しい、もっと難しい、仕事なのでは?」
「もっとどっぷり浸かれる(没頭できる)仕事なのでは?」

そんなことを思いながら、会社の外に目を向けると、
同業界でもっと高いレベルで仕事をしている人たちが居ることを感じた。

「やっぱりいた。いるじゃないか。」
「そんな人たちと一緒に仕事ができたなら...」

そんな会社の外に触れに行くことで、自らの得たいものが徐々に言葉になっていき、初めて自らの意思で転職活動をスタート。

結果的に自分が選んだ職場が今いるところ。
(転職活動のお話はまた今度したい。)

そしてこの職場で得たこと2つ目が以下。

②環境を変えることで「当たり前」の基準が変わった

1つの会社にずっといると、「その会社」で起きることがあたかも「世間の常識」のように思えてくる
これはよく今の会社の同僚(ほぼ大先輩)との話題にあがる。


・目を見て挨拶をしない
・飲み会は断れない
・社内で成功事例を共有しない


などなど、当時は当たり前に思えていたことが、転職し外から見てみるとかなり歪んだ世界にいたんだなと実感した。

そして、私が一番驚いたのが、30歳手前の大人(自分)が「言葉遣い」で上司に注意されたこと。

人材関連の仕事をする上で、「求職者」を「商品」と捉える、つまり、何も配慮がなければ、「人」を「モノ」として見る側面が出てきてしまう。

「今月あと一人ぶち込めば、ノルマ達成」
「あの子(求職者)は何でも言うこと聞くから大丈夫」

以前はこんな言葉遣いが横行していた会社だったから自分も違和感を感じながらも周りに言及したことはなかった

しかし、転職してからいの一番にかなり語気強めで注意された

「本当に気をつけた方がいいよ。」
「求職者・企業とのふとした会話に出るよ。」
「実績がどれだけ素晴らしくても全て帳消しになる。」

言葉遣いだけではなく、他にも顧客分析・求職者との面談手法・社内コミュニケーションの取り方、会議でのファシリテーション…転職したからこそ、そこから1年で様々な「当たり前」が変わってきた

一方で違和感も・・・。 

ここまで、転職して得た、感じたことの中でも「正」の側面を取り上げてきた。
ここからはどちらというと「負」の側面をお伝えしたい。

どれだけ

が、しかし少し頭がボーっとしてきたので、今回は記事を分けることにした。

次回で書きます。おやすみなさい。

※追記・続編はこちら。

ではでは、次回もよろしくです。


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