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「転職後、1年で辞めたい。」と思った人に見てほしい。転職後、1年経った人の話。その②

前半戦はこちらからどうぞ。
まず、どんな仕事してて、なぜ転職したかを書いています。

一方で違和感も・・・。 

前回の続きです。

ここまで、転職して得た、感じたことの中でも「正」の側面を取り上げてきましたが、ここからはどちらというと「」の側面をお伝えします。

どれだけ良い会社と思っていても、100点満点の会社なんて存在するのかしら?
私は、一定の時間が経つとこれは「No」という答えになると思っています。


・研修が手厚い
・先輩方が優しい
・上司のフォローが行き届いている


上記のような、転職において入社前には分からないこと、つまり定性的な「人材育成体制」とか「社内・部署の人間関係」。
こういうのが入社前の想像よりも上回っていると入社者としてはかなり嬉しいです。
現に私の今いる職場でもこれらは私の期待をはるかに超えていました。

ただ、一方で違和感を感じる場面もありました。
大前提、私は今の会社に入ったことでこれまでにない発見や成長も感じられています。基本、満足しています。
ただ、前職とのギャップが非常に大きかったこともあり、そこでの違い≒違和感を書いていきます。
(嫌いとかじゃないよ( ̄▽ ̄)。)


①大きな会社とはこういうものなのか?の違和感
②会社がスゴすぎることへの違和感


大きくは上記2点。
1つずつ書いていきます。

①大きな会社とはこういうものなのか?の違和感


端的に言うと、社内ルールが異様に厳しく、フローがとにかく長い…。

大所帯の企業なら当然なのでしょうが、何かあったとき(トラブル・不祥事)のための自社を守る包囲網が張り巡らされていて、私たちはそれを全て辿って申請やら・決済やらを自分たちでしていきます。

この点は、中小企業に勤めているとフローも簡素化されていたり、トラブルに対しても小回りが利きやすかったので、「そこまでルールをガチガチに固めなくても…」と思うことは多々あります。

気が付くと、一つ一つの事務処理に結構時間を使ってしまうため、申請漏れや締めの月末のプレッシャーに押しつぶされそうになっていて、

「あれ、こんなに忙しい仕事だったっけ?」

と思うことは多々ありました。笑

②会社がスゴすぎることへの違和感

大企業が大企業たる所以の1つに、「競合他社よりも成功した回数が多い」というものがあると思います。

まあ、至極当たり前のこととして事業拡大や業界内のプレゼンスが高い企業はそれだけ他の企業よりも成功してきているから、これまで大きくなっているのであって、逆に成功事例の少ない企業は結果的に規模も小さい、資金も少ないということになろうと思います。

そして今、国内有数の企業が勝ち残れているのは、この成功事例を後世にしっかりと継承しているからだとも思います。
そして例にも漏れず私のいる企業においても成功事例の共有は欠かさず行っています。

この成功ナレッジの共有の目的は、例えばメーカーであれば「技術の伝承」となりますが、ことサービス業においては、「他社員のモチベーションUP」に繋げていく意図が大きいようにおもいます。
要するに、仕事に「飽きさせない仕組み」としてのナレッジ共有でもあるのです。

他者の取り組みに刺激を受けることによって、


「あの人みたいになりたいな」
「自分の仕事はまだまだだな」
「あの人のプロジェクトに一度参加したいな」



などなど、普段触れることができない周りの人の成功事例から自分の仕事の内省をしていくのです。
この取り組みには私も非常に感銘を受けました。

ただ、定期的に月に数回こういった他者の成功事例ばかり聞いていると、


「あれ、私は何もこの期間で仕事がデキるようになっていないな…」
「なんかあの人、凄すぎて私とは次元が全然違うような気がする…」



だんだんとこのようなネガティブな感情になっていきました

転職して8か月ごろ経った時、ふと先輩社員に、

「毎月、皆の取り組みを聞くと、自分がみじめに見えてくるんです。」

こんな相談をしたことがあります。

これに対して先輩は、

「結果に対して【意味づけ】をしているだけだから、そこまで間に受けなくていいよ」

こんな答えを返してくれました。

つまり、

「●●な意識を持って取り組んだ結果、▲▲な成果が出せた。」

ではなく、

「▲▲な成果が出た。振り返ると●●な意識を持って取り組んだと思う」

こんな順番に思考しているケースが多いそうです。

要は、結果をもとにしてストーリーを組み立てているが、これをみんなに発表する際には、結果ありきではなく、あくまで意識に基づいて出した結果であるように聞こえると。

「なるほど、発表の順序に思考の順序が反映されていないから、凄みが増したように聞こえるのかな?」なんて思いました。
(なんか話がごちゃごちゃになるのでこの辺で。)

ここで思ったのは、本能的に私の思考は、



☑スゴい取り組みを聞く
→「社内にすごい人がいるんだ!」「私も頑張らなきゃ!」ではなく…

☑スゴい取り組みを聞く
→「私なんて全然だわ…」「てゆーかそもそもそんな凄い人いるのか?」
 「どんなからくりなんだ?」「自分もしたいと思えるのか?」



みたいな少し捻(ひねくれ)くれた思考なんだなって気づきました。

そりゃ会社からすると、感受性が強くて馬力が出せる社員の方がいいのでしょうけれど、残念ながら私はそうではないかもしれないなと。

逆に、本気で最初から自分のやりたきこと、テーマを持って取り組み、その経過報告や、少しずつ前に進んでいるような事例の共有の方がかなり感激するんですよね。

「大きな成果」より「一歩前に進んだ感」を私は大事にしているみたいです。

今回はこれにて。

そんなこんなで、「転職後の1年」での気づき・違和感を走り書きしてみました。
少しでも参考になれば幸いです。

そういえば…

今、初回無料でキャリアコーチングをしています。

転職ありきでの商売としてエージェント業をやってきましたが、

私のスタンスは常に、
急いで求人探す前に、やりたきことから見つけましょ。
ということ。

でもこれが現状の転職エージェントでは中々できない。
そりゃねCMとかではみんな、「個人に寄り添う」的なこと言うんですよ。

エージェントで働く人も本当はそうしたいはず。
でも彼らは面談数、応募数、入社決定数…etc、全てモニタリングされて、
この数値が評価指標になる仕組み。

その中で長期で個人に伴走するのは中々難しい。
だからもう、仕事とは別でコーチングしたいなって思って、
キャリア相談の「JOBEEE」という名前で面談しています。
(↑リンクから申し込みフォームに飛びます。)

興味ある人は是非気軽にご相談ください。

ではでは、次回もよろしくお願いします♪

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