😊SMILE子育て[44]😊 子供のゲームとの付き合い方〜ルールを決めて自己管理ができる子に〜

takasemiho

2021年2月22日 03:54

こんにちは、息子2人を東大合格へ導いた〈子供が自主的に学ぶ育成術〉を語るたかせみほです。

皆さんのご家庭では子供にゲームを与えていますか？
Nintendo Switchのようなゲーム機だけでなく、スマートフォンのゲームも合わせると家の中にはゲームの種類はかなりあります。

家族や友達とのコミュニケーションツールとしてゲームを楽しむのはよいと思いますし、子供の頃ゲームに夢中になったという体験は決して無駄になりません。

しかし、放っておくと、ついつい子供のゲームの時間は長くなってしまいます。

🔸ゲームは夢中になるようにできている。だからこそ自制心を

そもそもゲームは何らかの快感を得るように作られています。

例えば、あるステージをクリアすると、
・もっと難しいステージに挑戦できるようになる
・続きが気になるストーリーになっている
・育成などこだわりを発揮できる
……など、「もっとやりたい」と思わせる仕掛けが施されています。

こういった仕組みから、大人でさえゲームの時間をコントロールするのは難しいものです。

しかし、だからこそ【自制心を持ってゲームと付き合う練習】を子供のうちからしておくべきです。

ファミ通.comのサイトによると、小学生のゲーム時間やルールについて、以下のように考察しています。

「朝日小学生新聞」（朝小）を発行する朝日学生新聞社（東京都中央区）では、朝小読者を対象に家庭で遊ぶゲームについてのアンケート調査を行い、小学1年生～6年生の男女457人から有効回答を得ました。
（中略）
小学生の85.1％がゲーム好きで、ゲーム機を持つ子どもの91.9％がゲームに関する家庭内ルールがある。主なルールは、「宿題や勉強を済ませてから遊ぶ」「ゲームをしていい時間が決まっている」「夜遅くにゲームをしてはいけない」など。

調査対象となったゲーム機を持っている小学生のうち「90％以上はゲームに関する家庭内ルールがある」そうです。

※ただしこれは朝日小学生新聞の読者に対するアンケートなので、新聞を読むような子供の家庭ではルールを作っている割合が高いという見方ができます。

🔸ルールが必要な理由と内容を子供に考えさせる

ルールの内容はもちろん大事ですが、それ以上に大事なのは子供と一緒にルールを考える過程です。

まず、なぜルールを作るのか、を諭すことです。

「ゲームが楽しいのは分かるけど、宿題する時間がなくなっちゃうよ。宿題ができないとどうなると思う？」
「勉強についていけなくなる」
「そうだね。勉強が分からなくて困るのは自分だもんね」

と、ゲームが楽しいことに理解を示しつつ、「ルールを設けた方がよい理由」について話し合いましょう。

その上で「じゃあ、どんな風にルールを決めたらいいと思う？」と子供に考えてもらいます。

子供に任せきりになると甘いルールになってしまうので、適宜親が意見を挟むのはよいと思います。

🔸自分で作ったルールを守らせるために

次に、そのルールを守れなかった場合、どんなペナルティを受けるかも子供に考えさせます。

「1週間ゲーム禁止」など、ゲームから離れる時間を作るとよいでしょう。

ここで大事なのは、
・紙に書いて見える位置に貼っておくこと
・約束を破った場合、心を鬼にして本当にペナルティを与えること
の2点です。

ペナルティを与えないと「これぐらいならルールを破ってもいいんだ」と子供に思わせてしまいます。

ゲームに限らずですが、人との約束を簡単に破るのはよくないことです。

ただし、ルール決めの初めのうちは時間の管理が難しいと思うので、
10分前に声をかけてあげるなどの見守りはしてもよいと思います。

ある程度慣れてきたら「明日からは声をかけないけど、自分でちゃんとルールを守れる？」と確認した上で、時間管理を任せていきます。

自分でルールとペナルティを決めることで、「自分で考えたルールなのだから」と自分を律することができるようになります。

ルールで縛ることが目的ではなく、ルールが必要な理由とその内容を子供に考えてもらうためのツールとして、ゲームを利用するとよいでしょう。

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