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東野圭吾さんはミステリー作家ではないと思ってました。

東野圭吾さん著の『マスカレード・ゲーム』がなかなかの勢いで売れている。
さらに勢いをつけるために、書店員としてガンガン宣伝をするべきなのだろうが、
実は私、
この本を読んでいない。

なんなら、マスカレードシリーズさえも未読である。(キムタク×長澤まさみの映画は見た!よかった!)

「え、話題の本なのに読んでないのかよ!」

あらゆる方面からお叱りの声が飛んできそうで恐いけど、とりあえずこのまま話を進める。
(先に謝っておきます。すみません。)

今回は『マスカレード・ゲーム』について語らない。読んでもいない本をペラペラ語れるほど器用じゃないし。ましてやミステリー作品を語るのは至難の業だ。

というかそもそも東野圭吾さんは、
ミステリー作家じゃないのだから・・・。

【本紹介】
東野圭吾 著『恋のゴンドラ』。

結婚を目前に控えた広太は、婚約者には仕事と告げて浮気相手の桃美とスキー旅行に来ていた。
浮かれた気持ちでゴンドラに乗り込んだ二人。
しかし、そこで予想外の事態が起きる。
広太と桃美に相席する形で乗ってきた女性グループ。
その中にいたのはまさかの婚約者、美雪。
ゴーグルで顔を隠し、必死で正体を隠す広太。
運命のいたずらなのか、桃美と美雪は偶然にも高校の同級生で、あろうことか場が盛り上がってしまう。さあ、広太の運命やいかに・・・。

やっぱ東野圭吾と言えばこういうのでしょう!
一流ミステリー作家と名高い東野さんですが、個人的にはコメディタッチの作品の方が好き。
馬鹿な男がひぃひぃ言いながら、汗びっしょりかいてる描写はまさしく天下一品!!
こっちまでハラハラしてくる。

初めて読んだ東野作品は、
忘れもしない、
オナニー、セックス、おっぱい、ま○こ等の妄想が綴られた、素晴らしい青春エッセイ『あの頃ぼくらはアホでした』だった。
当時中学一年生だった私は、こんなに面白い作家さんがいるなんて!と吃驚した。その後、『毒笑小説』『怪笑小説』の二冊へ進み、この人はコメディ作家さんなのだと勝手に決めつけていた。
だから『白夜行』を読んだ時には「東野さんってこんな話も書けるんだ!」と衝撃を受けたし、
そっちが本業(?)と知った時には驚愕した。

「東野圭吾さんがミステリー作家なわけないでしょ!!」

俺が正しくて、世間が間違ってる!
誰が何と言おうとそう豪語していたのだから、上記のコメディ作品がよっぽど印象深かったのだろう。(正直、未だにちょっとだけそう思っている)

ちなみに、初めて涙を流した小説は『秘密』である。

私は、東野圭吾さんのミステリー小説家という【仮面】を剝がしたい。
コメディ作家として前面に押し出したい。
私が本屋の店主となった暁には、『ガリレオ』シリーズは絶対置かないと決めている。

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