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睡眠障害だったうつ病の僕がやったこと

考える体力がないから答えも出せなくなってくる

すや~

精神疾患を持つ人にとって、睡眠ってかなり重要な問題だと思います。まー、寝れない。時に悪魔のささやきのように降って来る悩みがね、本当対処にこまるんですよ。考え始めるとマジで寝れません。

「学校や仕事が上手くいかない」
「今後僕はどうなってしまうんだろう」
「みんなから僕は嫌われている」
「あんなことを言われて心が傷ついた」
「僕なんて生きる価値がない」

皆さんもあるんじゃないですか?こういうの。内容は人によって差はあると思いますが、おおよそ共通して言えるのは自分だけでは答えがでない問題にぶち当たってることですよね。回答を見いだせずにグルグルハマって眠れなくなる。それがあるあるの睡眠不足の本質ではないでしょうか。

やがて精神も体力も削れていってバタンキューするパターン。あるよね~

まー、でもこれって別に精神疾患をもってようがもってまいが陥りがちです。健常者だって眠れねーよといいながらヤクルト1000をガバガバ飲んでる睡眠障害大国日本にとって、睡眠は万人共通の悩みなんじゃないかと僕は思ってます。

実際、世界的に見ても日本人は睡眠時間が短かったりする

単純に睡眠時間が確保できないのか、それとも僕らのように悩みがあって眠れないのか。様々な睡眠に対する問題があると思います。それぞれの角度でアプローチが必要でしょう。

まー、しかしポケモンスリープなんつーアプリが爆発的に流行ってる時点で日本なかなか病んでますよねホント



病院に行く前は様々なことをしてみた

僕の場合、睡眠障害は完全に仕事絡みでの悩みからくるものでした。余りの自分の出来なさに自己嫌悪に陥るというメンタルもやしのアビリティ発動です。

全然眠れずに仕事に向かう事がしばしば。一日中ぼーっとしてしまい、仕事に集中なんてできませんでした。予定調和のように仕事でもチョンボを重ね、自己嫌悪→さらに悩みが増えて眠れないの繰り返しでした。

この頃は自力で何とかしようとあがいてた時期です(心療内科自体には通ってたんですけどね)

とりあえずやれることはやろうと思って、サプリメントは一通り買いあさりましたし、ネットや本も見まくりました。

でも全然よくならなかったです。

よく本では「生活リズムを整える」とか言いますけど、身体うごかないという時に規則正しい生活を送るって中々きつくないですか?

ウォーキングするとかランニングするとか、朝食はちゃんと摂るとか、色々案はいただくんですがこれがかなり難しかったです。

仕事で悩んで土日はずっとベッドのなかで過ごしていた時期がありました。この頃はお風呂さえまともに入れない人間でした(お風呂入れないって他の方もあるようですね。僕だけじゃなくてよかった)

こんな状況でどうやって外にでるんだよと思うんです。

それでも本に書いてあるからと奮起して、無理して身体を動かしまくったこともありました。しかし身体が疲れているのに夜になると頭がフル回転し始めて寝られないということがありました。

手を尽くした結果ではあるんですが、僕が出来る範囲ではどうにもならんという最終結論に達しました。



薬を飲んで強制的に眠る

先生、まじで薬出すとき楽しそうだったな…

「どうにもならないよぉ」とさめざめと泣きはらしたyazu、しゃーなしに心療内科の先生に相談します。

行って渡されたのは睡眠導入剤。僕の場合はマイスリーが処方されました。飲むときは嫌悪感といいますか、ある種の恐怖感がありました。

まあ、飲んじゃえば大したことはなくて、僕の場合はスッと寝れるようになりました。あんなにつまらん悩みを考え続けてた自分が嘘みたいに寝られるようになったのはビックリしたもんです。

ただ、最初の頃は寝ているというよりは「強制的に目を瞑らされてる」という感じがあって、眠りは正直浅い感覚がありました。なので、先生とも相談をしながら量の調整をしたりしました。

でも単純に量を増やせばいいってもんじゃなくて、多くすれば多くしただけの副作用がありました。僕の場合は量を増やしたら眠りが深くなりすぎて翌朝も起きれないという事象が発生しました。

もはやここは完全に人体実験状態でして(笑)、先生がいう量の睡眠薬を飲む→眠りが浅い→量を増やす→眠りが深すぎて翌朝起きれない→量を減ら略、という輪廻を何か月か繰り返してました。

先生なんだからバシッと決めてくれよと思うんですが、ここって人によって効き方が違うんですよね。だから先生も手探り感あって、やってるほうとしてはきっちーなあと思ったものです(笑)



余裕が出てきたらやったこと

この頃には無事休職しておりまして、とにかく睡眠との闘いでした。

どうにかこうにか睡眠が安定するのに数カ月ぐらいはかかったかなと思います。朝と言われる時間(といっても9時~10時ぐらい)に起きれるようになると、ちょっとずつ体力的に余裕が出てきました。

この体力が僕にとってはきっかけとしては重要でした。

そこからあんまり気乗りはしなかったのですが、外に出るようになりました。ここら辺は完全に本の受け売りです。昔はランニングをしていましたが、その時は走る気力も体力もなくて、とりあえず隣駅のマクドナルドを目指して歩いてました。目標歩数、一万。

この身体を動かすっていう行為なんですが、これまた僕のうつ病の問題解決には全然なってません。何度か申し上げてることではありますがウォーキングでうつ病なんかよくなるはずがありません。だって根本的な悩みがウォーキングで解決しますかってー話ですよ。

僕のウォーキングを行う目的はただただ時間を消費するためにやり始めたことでした。睡眠が安定して起きてる時間が増えると、何にもしてない時間も増えてしまいます。そうするとまた下らないことに悩みはじめます。なもんで、悩む時間を減らそうという行為でした。これこそ現実逃避の真骨頂。

動いている時はとにかく考えない!フッと降りてくる悪魔のささやきも、まずは置いといて。とにかく前へ前へ身体を動かすことだけに集中します。目指すは数キロ先にあるマクドナルド(笑)

なんか歩くだけじゃやってる感がないなーと思って、当時はnoteに結果を書き綴ってたりしました。

高校物理の点数3点(笑)こんな大人になるんじゃないぞー!みんなは僕の屍を超えていってほしい。

そうすると、適度に身体が疲れるようになったので生活リズムが生まれるようになりました。朝起きて、太陽の光を浴びてマックで飯を食べて、夜寝る。こういうルーチンを通すことで、徐々に睡眠が深くなっていきました。マックのせいで体重も爆増しました。どうすんだよ+5kg…



肉体的、精神的体力を養うことが問題と対峙する

またランニングしたいなーという気持ちはある

こうして根本的な問題を見て見ぬふりをし続けて、肉体的・精神的体力をつけてきました。無事お腹の周りの脂肪も蓄えられました(謎の未解決事件)

ここでようやく僕は悩みに対峙します。会社とどう付き合っていくか、僕はどうすべきか。結果、僕は会社を辞めるという「逃げ」の選択をしました(笑)

いや、これはこれで自分としてはベストのアプローチだったと思ってます。しゃーない、切り替えていこ!!(無責任すぎて最近好きな言葉w)

それよりも重要だったのはここでキチンと自分で問題に立ち会えたことだったと思ってます。

これも何度か言ってますが、結局のところ自分の問題は自分でしか解決できないので、このどうにもならん問題にしっかり向き合うだけのパワーが必要なんですよね。それが肉体的、精神的体力の余裕ってやつです。

人間ってヤツはまーまー難しい性質でして、肉体・精神、どちらの要素が欠けても上手くいかないもんです。だからこそ、眠る、考えない、余裕を作る、心技体がそろって(?)ようやく問題と向き合う、というアプローチが必要だったと僕は思ってます。

あと、病気に罹るまではこの悩ましい問題に「打ち勝たないといけない」という思い込みがあったんですが、まー逃げちゃえばいいかという選択肢が出来たのは(結果論ではありますが)よかったかなと感じてます。



現在は睡眠導入剤を飲まずに寝てます

現在は睡眠薬は飲んでないです。

なにせ現在の僕は悩みがほぼほぼゼロですからね!!

あー、無職?しゃーなししゃーなし、切り替えていこ!(軽い)

いや、普通はね。基本的に悩みがない人生なんてありえないです。僕なんかは現在ノー悩みですが、おかげさまで無職というペナルティをうけてるわけでして、この人生がいいとも思えないです。何せお先真っ暗ですもん(笑)僕の人生が特殊すぎて、あんま参考にならん感あります。

人それぞれ大小あれど、解決できる悩みもあれば、解決できない悩みもあると思うんですよ。

キャリア的に、生活的に、金銭的に、家庭的に等々。どうしても相対さないといけないことがあります。それを努力根性で乗り越えるのか、耐え忍んで我慢するのか、僕みたいに逃げ出すかはそれぞれの考え方でしょう。

ただ、重要なのは一人じゃ解決できない問題に対して思い悩み、無駄に精神をすり減らしすぎて眠れなくなるという悪循環はぜひ回避するべきです。

睡眠障害への対処は「卵が先か、鶏が先か」なところがあるので、取り組み方も様々です。ぜひ悩まれたときは友達や家族にご相談ください。

無理だなーと思ったらさっさと心療内科へ行くこともおススメします。とりあえず眠れるようになる方法論を提示してくれるだけ、楽になりますよホント。





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