思い出ばなし

昔の話をしよう
輝いていたあの頃の
希望に満ちた日々の
ひとつひとつの出来事

夜になると酒場に
誰からとなく集まった
安い酒酌み交わし
尽きることなく語った

戻らない時と帰らない友に
せめて思い出の中で逢えれば
この心に安らぎ訪れるだろう

晴れ渡る夏も嵐の冬も
同じこの道を共に歩いた

恋に敗れ傷つき
涙も枯れ果てたあの夜も
傍にいて肩を抱き
慈しみの言葉をくれた

もう二度とは帰らない友に
せめて思い出話を捧げよう
永久とこしえの絆をここに誓おう
ここに誓おう
ここに誓おう