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食のあれこれ

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#発酵

no.3.きのこさん/-きのこで体の大掃除大作戦ー

no.3.きのこさん/-きのこで体の大掃除大作戦ー

※自家製の醤油麦麹については、こちらの記事「私のスタンド」をご拝読あれ!

醤油麦麹にしようしたのは、木桶で2年間熟成されたお醤油。

木桶でしこまれたお醤油は、木の中で長い年月をかけて育った菌たちがたくさん。

さらに2年間熟成されることで、うまみはもちろん、体のはたらきを助けてくれるよい菌たちがフィーバーをおこす。

お醤油の味は、蔵人さんの性格がそのまま反映されるのだそうで、きっちりした人は

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no.2.わたしのムフフなフムス

no.2.わたしのムフフなフムス

原始的方法で挑むの一席。

フムスをはじめて食べたときの衝撃たるや。
実に美味で感動したのを覚えている。

ある日の事。

無性にフムスが食べたくなり、ひよこ豆を茹ではじめるも、練り胡麻がないことにきづいたわたくしは、胡麻をすりごま油を垂らしてつくってみたらサッパリと食べやすく「むふふ」となりました。

本日は、ひょんなことから生まれたフムㇲを瓶詰に。

ひよこ豆は、しっかりと浸水させ油脂をぬいた

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no.1.みどりのジェノベーゼ/-春にはよい油をとりましょう-

no.1.みどりのジェノベーゼ/-春にはよい油をとりましょう-



この子はちょっぴり小野小町感のある瓶詰め。
塩麹は、ふわふわ糀の花が美しい米麹に、能登の職人さんが手間ひまをかけて天日干しして平釜で煮詰めた伝統製法のお塩をじっくり発酵させました。

普段つかうお塩ってむちゃくちゃ大切で。
(昨年お塩の研究をした際に、むむーと唸りをあげてしまうほど、長くなりますゆえ、こちらの話はまたの機会。)

ざっくりまとめますと、昔ながらの方法でつくられているお塩は「わた

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卯月の瓶詰めー立夏前の小噺を添えてー

卯月の瓶詰めー立夏前の小噺を添えてー

まもなく立夏だね、の一席。

ただいま立夏(5/2)に向けた、土用まっただ中でございます。

この季節は、自然がゆっくりと衣替えしようともがいている期間。
「土用の日には土いじりはするな」なんぞという、古くからの言い伝えもあるほど。

この時期には、胃腸がやられやすくホルモンバランスも乱れやすい(土用は脾臓に負担がかかるので)のだそうな。

そればかりか、心のバランスも崩れやすいので胃腸をいたわっ

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根詰め過ぎず我が子と思え

根詰め過ぎず我が子と思え

これを読んだらぬか床仕込みたくな〜るの一席。

私の相棒、否、お子のような存在である「ぬか床」。

お店を立ち上げる前からの付き合いでしてね、ちょうど今月で3年と半月が経ちました。

この不精な私が、床から産み落とし、よいしょよいしょと育ててきたこの子は、今じゃぁ立派ないい女。(うちの子は女の子だと思っている)

育てはじめたばかりの頃なんざぁ、「こんなもん食えたもんじゃない!正直言って美

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私のスタンド(=醤油麦麹)のつくり方

私のスタンド(=醤油麦麹)のつくり方

これであなたも、気持ちはお料理上手な一席。

さて、前回、前々回とだいぶヘビーな「麹愛」を綴りまくってきた訳ですが(麹について、醤油麦麹についての記事をご参照)、今日はつくり方をば。

まずは、「麦麹」「醤油」「ぬるま湯」をご用意ください。

麦麹は、おそらくスーパーでは手に入りにくいと思うのでよかったら私も愛用しております、「五味醤油さんの麦麹」をご用意くださいね。
※米麹、麦麹、ひしお麹が

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私のスタンド(ドキュゥウーーン)

私のスタンド(ドキュゥウーーン)

私がひたすらに「スタンド(=自家製醤油麦麹)」について語りまくる一席。

未知のウイルスが暴れまくおります関係で、これでもかと自炊の日々。

昨年末は、忙しさにかまけて深夜のコンビニグラタン、呑んだ後の寿司トレーニングをして内臓脂肪を育てておりました。

この快進撃により、すこぶる健康的なあたくしです。

もともと味噌や梅干し。醤油麦麹に塩麹と、ばあちゃんみたいな手仕事が好きだった

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