読書ノート(109日目)
さて、今日もこちらの本の紹介です。
著者の米田さんは元P&Gの執行役員で
CMK(Consumer Marketing Knowledge)部門
のヘッドを務めていらっしゃった人物。
P&Gのマーケティング戦略をデータで検証して
成功の確度を高めていく、そのための秘訣を
知ることができればと思って読んでいます。
今日からは前回紹介した
P&Gでの問題解決の枠組みである
ダブルダイヤモンドプロセスのうち
「仮説出し」についてです。
今回はP&Gでの「仮説出し」の
3つの方法についてを紹介しました。
①ブランド愛好家に良さを教えてもらう
②オープンイノベーション的リサーチ
③デザイン思考的アプローチ
の3つが本書では紹介されていました。
「洗濯を科学するアリエール」
というキャッチコピーは僕もCMで
何度も見かけたことがありますし
洗浄力への企業側のこだわりが
ビジュアルでも伝わるので
よく記憶に残っています。
このキャッチコピーはユーザーの方の
提案がヒントになっていたというのは
興味深いですし、企業側では
当たり前だと思っていることを
ユーザー目線で考え直すための
有効な方法ですね!
クリエイティブな発想を持った人を
パネル化して、いつでも声を掛けられる
状態にしておくことも興味深かったです。
例えば僕の場合は人事領域の仕事に
携わることが多いので、社内向けの
人事の施策や取組が多いのですが、
社内でクリエイティブな発想力を
持った人たちをリストアップしておくと
新企画を考えるときの仮説出しや
壁打ちをする時に非常に助かりそうです。
P&Gのリサーチ&データ活用の本書も
次回の「絞り込み」が最終回です。
1つ1つの章からの学びも多く、
要約がつい長くなりがちですが、
次回も読んで頂けたら嬉しいです。
それではまたー!😉