マガジンのカバー画像

中学校で学ぶ確率(公立高校入試問題から)

443
中学校で学ぶ確率の問題を、公立高校入試問題から、コレでもかというくらいにスモールステップに分けて0から説明をしています。特に確率を「教えにくい」と思っていた10年前の自分に向けて…
運営しているクリエイター

2023年3月の記事一覧

沖縄県|公立高校入試確率問題2013

沖縄県|公立高校入試確率問題2013

分類:応用編〈6〉 並べる

問1は樹形図 偶然が3回起こりますので(表ではなく)樹形図を書いて考えます。○を表、●を裏が出たことにして樹形図を書くと、

のようになりますので、表・裏の出方は全部で8通りあるのがわかります。

問2も樹形図 樹形図で数えてしまいましょう。

 あてはまる場合は3通りですので、その確率は$${\dfrac{3}{8}}$$。

問3も樹形図から あれこれ考えるよりも

もっとみる
秋田県|公立高校入試確率問題2012

秋田県|公立高校入試確率問題2012

分類 応用〈4〉 取り除く(取り除く、塗りつぶす)

①は実際に $${a}$$=4,$${b}$$=5で、$${a}$$と$${b}$$が異なるので、左から数えて4番目と5番目の電球を消灯します。

となるので、2+0+1+6=9

②もやっぱり表を書きながら考える ここでの説明のために「電球に書かれている数」のことを点数と呼ぶことにします。大きいさいころの目の数と小さいいさいころの目の数が異な

もっとみる
長崎県A・B|公立高校入試確率問題2014

長崎県A・B|公立高校入試確率問題2014

分類: 応用〈4〉取り除く(取り除く、塗りつぶす)

※A問題 問題文~(3)まで
※B問題 問題文~(2)までAと共通+上記(4)を(3)として出題

(1)は、とにかくやってみよう! $${a}$$=2ですから、左端から2番目[2]のカードを取り除き、続けて$${b}$$=3ですから右端から3番目[5]のカードを取り除きます。

 ですから、残っている5枚のカードは 1,3,4,6,7

(2

もっとみる
広島県|公立高校入試確率問題2011

広島県|公立高校入試確率問題2011

分類:〈4〉 取り除く(取り除く、塗りつぶす)

(1)は慎重に 白玉の取り出しには、大きい方のさいころの出た目$${x}$$だけが関係します。反射的に6-$${x}$$とか答えてしまいそうですが、ここは念のために一つ一つ試してみましょう。

●$${x}$$=1のとき 1以上の数字が書いてあるすべての箱、つまり1~6すべての箱の白玉を取り出しますので、取り出される白玉の個数は6個です。

●$$

もっとみる
秋田県|公立高校入試確率問題2011

秋田県|公立高校入試確率問題2011

分類:応用〈4〉 取り除く(取り除く、塗りつぶす)

①は実際やってみよう●1の目が出たとき  2枚をたして1になる組み合わせはない。カードを取り除かないので[1],[1],[2],[3],[4],[5]の6枚が残る
●2の目が出たとき  [1]と[1]をとりのぞき、[2],[3],[4],[5]の4枚が残る
●3の目が出たとき  [1]と[2]をとりのぞき、[1],[3],[4],[5]の4枚が

もっとみる
広島県|公立高校入試確率問題2013

広島県|公立高校入試確率問題2013

分類:応用〈4〉 取り除く(取り除く、塗りつぶす)

x・yを使って・・・ 最初13枚カードがあって、取り除かれずに残っているカードが5枚ということは、取り除くカードは8枚です。左から$${x}$$枚、右から$${y}$$枚を取り除きますので、$${x+y=8}$$という関係が成り立ちます。

 答は、$${y}$$を$${x}$$の式で表した形式で答えますので、これを$${y}$$について解くと

もっとみる
高知県|公立高校入試確率問題2013

高知県|公立高校入試確率問題2013

分類:応用編〈4〉 取り除く(取り除く、塗りつぶす)

表をかいて考える さいころを2回使う問題ですので、表をかいて考えるのがよさそうですが、どんな表をかけばよいでしょうか。まずは2回分それぞれ、何の目が出たらあめ玉を何個取り出したかを書き添えてみることにします。それをたし算すれば、箱から取り出したあめ玉の合計が表になります。

 間違えないでほしいのは、「箱の中に残るあめ玉の数が3個以下」である

もっとみる
香川県|公立高校入試確率問題2014

香川県|公立高校入試確率問題2014

分類:応用〈3〉 裏返す

アは、実際にやってみよう。 大きいさいころの出た目の数が4のとき,問題文にある例のように1回目の操作で図3の状態になっています。
 ここから、小さいさいころで何の目が出るとどうなるか、一つ人考えてみましょう。

●小さいさいころの出た目の数が1のとき
 1以下の数字が書かれたカードをすべて、つまり1のカードだけをひっくり返すので、■□□■■■→表が上を向いているカードが

もっとみる
熊本県|公立高校入試確率問題2013

熊本県|公立高校入試確率問題2013

分類:応用〈3〉 裏返す

①は実際に書いてみよう 1回目に5の目が出ると、$${a}$$≧4のときの操作を適用して石を裏返すので1~5番の石が裏返って、
●●●●●○
となります。2回目2の目が出て$${a}$$≦3のときの操作が適用されますから2番の石だけが裏返って
●○●●●○
となります。ですから、黒の面が上になっている石は4個。

②は表をかいて考えるか、1回目で場合分けするか1回目1が

もっとみる
兵庫県|公立高校入試確率問題2012

兵庫県|公立高校入試確率問題2012

分類:応用〈3〉 裏返す

(1)はやってみよう (5,3)のときは、(Mはランプがついている、✔は一回ついたけど消えた,を表すとすると」)

というふうになるので、電球がついているのは4個

(2)は1つ1つ・・・ さいころ1回目で出たもの($${p}$$)から、2回目で「左から1番目と2番目,右から1番目の3個だけ豆電球が点灯している」状態になるのはどうなるか、1つ1つ考えてみます。

☆$$

もっとみる
大阪府B|公立高校入試確率問題2015

大阪府B|公立高校入試確率問題2015

分類:応用〈5〉 並べ替える

大きいサイコロで1,2,……と順番に考えていく 表を書いて、一つ一つ順番に考えていきましょう。

●大きいサイコロで1の目が出るとき
 [A]のカードと何かを交換するわけですが、カード[C]がカード[D] より右側になるのは[D]のカードと交換するときだけです。つまり小さいサイコロで4が出るとき,ということになります。(1,4)のところに印をつけておきます。

●大

もっとみる
鹿児島県|公立高校入試確率問題2012

鹿児島県|公立高校入試確率問題2012

分類 応用〈1〉動かす① すごろく型

表を書いて考えよう すごろく2個なので、表を書けばいいかな、というところまでは大丈夫でしょうか。すべての場合の数は36通り。
 さて、どんな表を書けばよいでしょう。

アプローチ1 大きいさいころで、いったんどうなる?

 いきなり一気に考えずに、まずは大きいさいころで出る目による結果を書いておき、それぞれについて小さなさいころの出る目によってどこに移動する

もっとみる
奈良県|公立高校入試確率問題2013

奈良県|公立高校入試確率問題2013

分類:応用編〈1〉動かす① すごろく型

コイン3回なので樹形図で 樹形図を書いて考えましょう。

 全部で8通り。それぞれ点Pがどこにいるかを計算していきましょう。

 というわけで,3回で原点にいるのは3通りですので,求める確率は$${\bm{\dfrac{3}{8}}}$$です。

答問題を解いたあとに コイン3回は樹形図を書いて、全体は8回、そのうと当てはまるのが3回は、と求めてきたわけで

もっとみる
山口県|公立高校入試確率問題2011

山口県|公立高校入試確率問題2011

分類:応用編〈2〉 動かす② 循環型

表にまとめてみましょう。 さいころ2つなので表を書くことにします。そして、それぞれのさいころの目によって、白石と黒石がどの頂点の位置にあるか、書き添えておくことにしましょう。

 (1)は、$${a}$$=6のときはB、$${b}$$=3のときはCということです。
 (2)は、同じ位置にあるところに印をつけることにしましょう。

 しるしは7つ、全ての場合は

もっとみる