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【シドニー通信】Don't Worry, Be Happy

さてさて、コーシャカフェでバリスタデビューして1週間が経ちました。ここで働き始めてから、もうすぐ3ヶ月。ハーフバースデー(年に2回誕生日するのかな)を祝う女子グループや、便器に結婚指輪落としちゃう新妻。想像を斜め超えした人で朝から溢れてるので音楽に耳を傾ける瞬間などほぼない。とりあえず、店内では宗教的(とにかく戒律が厳しい)にも当たり障りのない、70〜80年代のヒットが詰まったプレイリストを繰り返し流している(1日100回ぐらいボリューム上げ、下げのリクエストがあるのも理由かも)。それなので、今の所、音楽についてこれといった面白い話はない。

が、しかし。

トーゥトゥトゥトゥー♪(口笛)この曲が流れ出すと、「この黒人は自殺した」根も葉もないことを口を揃えてみんな得意げに話し出す。迷信とは怖いもので、シドニーのユダヤ人たちの中ではBobby McFerrinは自殺したことになってる。(ニューヨークでライブ見たけどな)

多分、ひどく誤った情報を流し続けて30年になるのが、この爺。

オーナーの親父。シドニーでフランスのお菓子を広めた偉大な人。「ノーマニー、ノーハニー」が口癖。朝6時から2時頃までレジ前の席に座り、会計待ちの女子に点数をつけるのが趣味。ギラギラな時計と指輪、見事な腹もすごいけど、ずーっと、デタラメなことを言ってる。「こんにちは」も「こんちわに」と覚えてしまい、もう手遅れ。僕の名前「タイチ」もいつの間にか「ハチ」に変わっている。日本の皆様ごめんなさい。シドニーで「こんちわにー」(コップンカー的な響き)と挨拶されたら、この爺のせいです。

Bondi生活は快適なもので、日本でいうコンビニの数ぐらいオーガニックのグロッサリーやカフェで溢れている。今は「音楽」よりも「生活」を楽しんでいるので、自分に必要なものが全て揃うこの街に引っ越してきて本当に良かったと感じてる。

先日ご紹介していただいた、Tower Recordsの新プロジェクトTower Doorsに加えて、タワレコのブログMikikiにてインタビューしていただきました。チェックしてみてください!



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