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子どもに友達がいない、と心配するのなら。(576文字)


息子は放課後や休日、いっさい友達と遊ばない。

息子に何か問題でも?
引っ越しばっかりだから?
私がアレやコレやをしなかったから?

なんてことが一瞬よぎる。

けれど、ここで言う「友達」とは狭義の友達。

同性
同年齢
同国籍
同クラス
同学校
あそびにいくかどうか。

今息子は狭義の「友達」を必要としていないかもしれない。
家族間は親友かのようだし、
人とのコミュニケーションは上手にとるし、
学校でいじめにあっている様子も、浮いている様子もない。


年齢問わず、だれだって孤独になりたくない。
サイコパスか天邪鬼でもないかぎり、
本能レベルで人は何歳になっても、
「人は人とふれあいたいもの」だと思っている。

わかりあいたい。
必要とされたい。
拒否されたくない。
否定されたくない。
生きててよかった、
生まれてきてよかった。
そう思いたいじゃないかと思う。

けれど、ベースは一人。

死ぬとき
生まれるとき
眠るとき起きるとき
トイレも読書も
感じることや
考えること、頭の中も一人。

だからこそ、孤独と折り合いをつけられるようになると
便利でしかない。
孤独とも、人ともなかよくできれば快適しかない。

「わたしはいっぱい遊んでいたんだけれど…。」
なんて、無意味な比較。
親子とはいえ、別の人だから。
狭義の「友達」有無にやきもきする時間があれば、じっくり私は自分との対峙を楽しもう。
そもそも子供はきっと心配なんて必要としていない。



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