ロスチャイルド建物

世界最大の資本家ロスチャイルド家が仕掛けたフェイク。①


前回、ナポレオンの退位について書いた。

一度復権したナポレオンも、ワーテルローの戦いでイギリス、オランダ、ドイツの連合軍に敗れ、再び表舞台に上がることはなかった。

以前のnoteにも書いたが、西洋の経済は基本的に一部の大資本家が企業を持つことで経済を牛耳っている独占経済である。

それらの大資本家の多くはこの頃出現した。

その大資本家の中でもとくに有名なのが、ロスチャイルド家である。

以前読んだ本の中に、ロスチャイルド家が先のワーテルローの戦いを利用したフェイクによってエゲツナイほどの金儲けをしたことが書いてあった。

ロスチャイルドの発祥は現在のドイツ、フランクフルト。

そのフランクフルトの中にあるゲットーというユダヤ人専用の居住地区が彼らの出発地。

当時のユダヤ人は正統の市民とは認めてもらえず、それはロスチャイルドも同じであった。

当主のマイヤー・ロスチャイルドは貸金業や両替商を生業としていたが、彼に転機が訪れた。

彼は古銭集めを趣味にしていたのであるが、同じ趣味を持っていた名門貴族ヘッセン家のヴェルヘルム9世と知り合い、趣味を通じて意気投合したのである。

その後、マイヤー・ロスチャイルドはヴェルヘルム9世とともに、傭兵ビジネスを展開した。 

おりしも、ヨーロッパ大陸は戦乱の中にあり、彼らのビジネスは引く手あまたであった。

傭兵ビジネスで巨万の富を得たマイヤー・ロスチャイルドは、資本家としての第一歩を踏み出した。

マイヤー・ロスチャイルドはヨーロッパ各地に支店を作り、それぞれの支店を5人の息子たちに任せた。
長男 アムシェル・・ロスチャイルド商会本店
次男 ソロモン・・ウィーン・ロスチャイルド商会
3男 ネイサン・・ロンドン・ロスチャイルド商会
4男 カール・・ナポリ・ロスチャイルド商会
5男 ジェームズ・・パリ・ロスチャイルド商会


このようにヨーロッパ各地にロスチャイルドの支店を作り、各支店が連携して情報収集・情報提供を行い、その情報網は他の資産家の追随を許さないものであった。

特にパリとウィーンの支店はヨーロッパ大陸の隅々に情報ネットワークを張り巡らし、そこからあらゆる有益な情報をいち早くつかみ、その情報ををロンドンのロスチャイルド商会に送り、その情報をもとにロンドンのロスチャイルド商会は金や通貨の投機で巨額の富を得ていた。

着々と供を蓄えていたロスチャイルド家であったが、それまでの富とは比べ物にならないほどの富を得るチャンスを得ることになった。

その契機となったのが、先に書いたナポレオンとイギリス・オランダ・ドイツ連合軍との天王山、ワーテルローの戦いであった。

続く。


※ 文中の写真はYahoo画像より転載させていただきました。
※ 表題の写真はYahoo画像より転載させていただきました。



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