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旅のゴハン

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国内外問わずな旅ゴハンを100文字で作ってみる。
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#フランス料理

シャキッとしよう フランス・リヨン風サラダ

シャキッとしよう フランス・リヨン風サラダ

サラド・リヨネーズ" Salade Lyonnaise"最近、いろいろあってすっかりやる気消失気味。元々サボり癖が強いので、気合いの入れ方が分からない。

大変ご無沙汰した上に、文頭からなんて様なんだろう。

ネガティブついでに言うなら、子供時代、俗に言う生野菜のサラダが余り好きな方では無かった。

多分だが、子供の頃によく食べた喫茶店のモーニングのサラダが作り置きで干からびていたからでは無いだろ

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春の訪れを祝いたいから フランス・ウフマヨ

春の訪れを祝いたいから フランス・ウフマヨ

ウフ・マヨネーズ"Oeuf Mayonnaise"本日(あげれるかな…)4月17日はイースターの日だ。こんなご時世だが、いやこんなご時世だからこそ春の訪れを祝おう!

一人旅に行っていた頃は、殆どが2月から3月の月末月初だった。(航空便が安かったのだ)

そうなると、ヨーロッパのショーウィンドウはイースター"復活祭"で飾りまくられる。
と言うか、日本の様に慌ただしくイベントが無い為、クリスマスが終

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パリの味春の味 パリ・プティ ポワ アラ フランセーゼ

パリの味春の味 パリ・プティ ポワ アラ フランセーゼ

グリンピースの煮物"Peti poi a la francaise"春のパリは最高だ。
夏はバケーションに行く人も多く閑散としている上に街路樹は色付き秋の気配だし、冬はもちろん寒々しい。
秋は行けた事が無いから知らないけど。

サマータイムになり日が長いのも嬉しいし、そこかしこにある公園では色とりどりの花が咲き、空は青い。

春を感じる市場の野菜を使って美味しい料理を教わった。
グリンピースとレタ

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フランス版牛鍋、鶏鍋、豚鍋 フランス・ポテ

フランス版牛鍋、鶏鍋、豚鍋 フランス・ポテ

フランス版豚鍋・ポテ"potée"豚鍋"ポテ又はポテー"

寒いある日にポテを作った。
久しぶりに黒大根を見つけたのと、安い時に買った豚もも肉の塩漬けが冷蔵庫から発掘されたからだ。

ポテは豚肉と野菜で作る鍋だ。
ポトフ?と夫に言われたが、下記に記したにわか知識を披露し、これはポテと言うのだと説明。

大きく切った野菜と肉を煮た料理を日本で一般的にポトフと呼ぶようになったのはいつからだろうか?

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マリー・アントワネットに捧げたい アルザスのクグロフ

マリー・アントワネットに捧げたい アルザスのクグロフ

クグロフ"Kouglof"パンが無ければケーキを食べればいいじゃない。
庶民が普段の食事を取れなかった時代にマリー・アントワネット様が言ったとか言わないとか。

クグロフをケーキかパンかと問われたら、多少は個々のレシピの違いもあるが、ケーキの型に入れて焼いたパンが近い答えではないだろうか。
私のは甘さもバターも控えめなので、ほぼパンだ。

ケーキの様にリッチな材料な事は間違いない。

ベルばらで描

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フランス料理は簡潔が良いと知った。 椎茸のブルーチーズ焼き

フランス料理は簡潔が良いと知った。 椎茸のブルーチーズ焼き

椎茸のブルーチーズ焼き"Champignons shiitake grillés au fromage bleu"昔昔、その昔のお話し。

夫の知り合いの普通のフランス人一家にお呼ばれで伺い、料理上手なママンのご飯を頂く機会があった。アットホームながらもアペロからのフルコースのディナー、手作りのりんごケーキ、チーズと完璧なおもてなしを受けた。
頂いたお料理は大変美味しかった素敵な思い出だ。

まだ

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絹職人の脳みそをつまみにワインを飲む リヨン・セルヴェル ド カニュ

絹職人の脳みそをつまみにワインを飲む リヨン・セルヴェル ド カニュ

セルヴェル・ド・カニュ"Cervelle de canut""cervelle"が絹職人で"canut"が脳みそだそうです。
もちろん、本当に絹職人の脳みそを食べる訳では無い。

その正体は、フロマージュ・ブランと言うヨーグルトの様に爽やかなフレッシュチーズににんにくやハーブを混ぜたクリームだ。

日本では手に入りにくかったので、以前はよく水切りヨーグルトで代用していたが、出来はそんなに変わらない

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今年の秋色ポタージュは少し早い フランス・ポタージュ

今年の秋色ポタージュは少し早い フランス・ポタージュ

黄色野菜のポタージュ"Potage de Légumes jaunes"ポタージュが好きだ。
よく作る。
簡単だし、余り野菜をちょこちょこ入れて冷蔵庫のお掃除にも良い。

しかし、実は旅先の外食では余り選ばない。
旅先で選ぶのはごろごろ野菜が入った食べるスープみたいなものの方が多いから。

コースメニューで食べた時にお洒落に少しだけ出た事はあった。でも一人旅で入る食堂の定食メニューにはあまり無い様

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南フランスのタルタルはオリーブが効いてる モナコ・ステック タルタル

南フランスのタルタルはオリーブが効いてる モナコ・ステック タルタル

鰹のタルタルステーキ タプナード添え"Steak tartare de Bonite avec tapenade"何度も言うが、生肉が好きで旅先でも隙あれば食べている。

特に薬味も好きなので、タルタルステーキは好物と断言出来る。

ニースからの日帰り旅行で行ったモナコのカフェでも食べた。

その時に食べたのは勿論お肉だったけど、黒オリーブのペーストのタプナードが添えられていて、それが生肉とあって

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ヒラメでも小魚でも無い鶏胸肉のグージョネット フランス・グージョネット

ヒラメでも小魚でも無い鶏胸肉のグージョネット フランス・グージョネット

鶏胸肉のグージョネット"Goujonnettes "元はグージョンと言うワカサギに似た小魚のフライ又は白身の魚を小さく細く切ってそれに似せた料理。
らしい。

実は、パリのビストロでそれらしき料理を食べた事がある。
かもしれない。

その頃は今以上にメニューが読めず(今もそんなに読めないけど)魚かな?と頼んだものだったので確かではない。
付いていたタルタルソース(大好き)が美味しくて嬉しかったのだ

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夏野菜のごった煮はお洒落だろうか ニース・ラタトゥイユ

夏野菜のごった煮はお洒落だろうか ニース・ラタトゥイユ

ラタトゥイユ"Ratatouille"茄子やトマト、ズッキーニを貰う日が増えた。西瓜も第一弾はもう貰えた。

暑い日も増えた。

てっきり夏真っ盛りな気分になってたけど、後数時間は6月だそうで少しびっくりする。

夏野菜にはまだ少し早いよな〜、と思ってしまったが貰った野菜はさっさと使わなければ!
更に夏野菜は足も早い。
なんか私的にオサレな女子が食べるイメージが強いラタトゥイユだったんだが、wik

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存在の耐えられない薄さ アルザス・タルト フランベ

存在の耐えられない薄さ アルザス・タルト フランベ

タルト・フランベ"tarte flambee"名前はタルトだけど、タルトじゃない。
アルザス風ピザと日本語訳されるけど、それもなんだか違う。

いくらでも食べられそうなほどサクサクと薄く軽い生地は軽い分重い具は似合わない。シンプルで軽い具を載せてサクサクを楽しむものだ。

アルザスは2019年の10月の終わりに行った。いつもは飛行機が一番安い2〜3月に行くんだが、確かマイレージの有効期限が切れそう

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パリ風ニースサラダとニース風ニースサラダ ニース・サラド ニソワーズ

パリ風ニースサラダとニース風ニースサラダ ニース・サラド ニソワーズ

ニース風サラダ"salade niçoise"初めて食べたのは冬のパリのカフェ。
"んー、何か聞いた事あるし、これ"って感じで選んだのは、ゴロンと入ったじゃが芋と茹で卵が印象的ではあるが、失礼な言い方をすれば普通。

後から調べると、パリのそれはじゃが芋、インゲンが入っているのがお約束なんだそうだ。

話も時代も国も変わり、10年程前の日本。
私は新潮社様が出していた"旅"と言う雑誌が大好きだった

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地味に美味い リヨン・リヨネーズ ポテト

地味に美味い リヨン・リヨネーズ ポテト

リヨン風ポテト"Lyonnaise potato"ジャーマンポテトにクリソツなんだけど、揚げたじゃが芋に白ワインの酸味とバターの風味がきいたとろとろに炒めた甘い玉葱が絡んで、おフランスな仕上がりだ。

白ワインでも赤ワインでも、もちろんビールでも合う。危険なおつまみ。

激安で、使う予定も無いのに思わず買ってしまったマッシュルームもプラスしたけど、当たり前の様に似合っていた。

現地ではお惣菜屋さ

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