kiyoko

東京に棲息。旅が恋しくていろいろ思ったり綴ったり。写真を撮ったりしています。

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最近の記事

ウラジオストクの旅 #10

この旅の目的はいくつかあって その中でも1番の目的は凍る海を見ること。 そして海の上を歩くこと! ウラジオストクの海は凍るということを知り 「見たい!」と思ったのがこの旅を思いついたきっかけでした。 噴水通りをまっすぐ海の方へ歩くと 見えてきました。 凍る海! 曇天の海もまた良いなぁ。 恐る恐る足を踏み出してみると… 意外と安定感がある! どこまで歩けるかな?どこまで歩けるかな? と、どきどきしながら歩くのが楽しい。 よく目を凝らして見ると かなり遠くまで人影が。

    • 告知 〜写真展の話

      すっかりご無沙汰してしまいました。 ウラジオストクの話。 またゆっくり再開していきたいと思います。 そんなウラジオストクの写真。 現在、渋谷のギャラリールデコで開催しているPHOTO DECO 2020という写真イベントで展示しています。 https://photodeco2020.com/ 34人の参加者が思い思いの作品を展示しているイベントです。34人34様の写真展示はなかなか見応えがあるかと思います。写真そのものはもちろん展示の仕方もいろいろあるんだなぁと楽し

      • ウラジオストクの旅 #9

        初日は少し雪が降る曇天。 寒さが身に染みますが、この街は雪の日こそ美しいように思います。 空港ではみなさんマスクをしていたけれど この頃はまだ街中でマスクをつける人はなく 中国からの入国規制もかけているので ロシアは大丈夫だろうと誰もが思っている時期でした。 幸せな朝カフェ時間の後は 中央広場へ。 雪の降る中、週末の市場が開かれていました。 地元の方々向けと思われる市場で 食糧品のお店がほとんど。 異国の街の市場って見ているだけで楽しいんですよね。 こんなに大量に買っ

        • ウラジオストクの旅 #8

          宿を食事なしで予約したのには訳があって。 それはウラジオストクがカフェ天国だから。 ここはぜひ 朝カフェ巡りをしようと。 初日の朝に訪れたのは フスビシュカ マップ上の表記は Vspyshka Google先生いわく「閃光」という意味なのだそう。閃光? 百貨店グムの裏側にある エクレアのお店です。 まずは見てくださいよ。 この芸術的なエクレア達を。 かわいい…。 ため息ものの可愛いらしさ。 ビジュアルのセンスが最高すぎませんか。 そしてどれもこれもが美味しそう。

        ウラジオストクの旅 #10

          ウラジオストクの旅 #7

          旅の話に戻ります。 ウラジオストク空港に着き、Yander.Taxiのアプリで配車予約をすると 熊のように屈強そうな男性と美しい女性の二人連れが乗ったプリウスが到着。 お互い共通言語は片言英語のみだったので 簡単な挨拶だけ済ませて乗車。 空港から市街地へのタクシー料金の相場は1500P程度と聞いていたけれど この時の乗車料は977Pでした。 お得! ロシア語はまったくわからないので あくまでも雰囲気からの想像ですが 二人はドライブデートの途中のよう。 どうやら男性の方が

          ウラジオストクの旅 #7

          ウラジオストクの旅 # 6 〜旅の準備 後編〜

          初日は意外と大丈夫だと感じたロシアの気温。 そんなことはなく寒い日は寒い! そして海はさらに寒い! 冬の北海道すら行ったことがないもので。 ロシアの寒さにそうとうびびっていた私。 そんな私が持っていってよかった! と思えた防寒グッズのお話。 1.あたまと耳の話なにはなくとも頭だけは冷やすな と先人達が申していましたもので モコモコの帽子を持って行きました。 あとイヤーマフ。 現地での感想としましては 「ほんとに頭だけは冷やすな」 です。 頭って冷えすぎると頭痛が生じ

          ウラジオストクの旅 # 6 〜旅の準備 後編〜

          ウラジオストクの旅 # 5 〜旅の準備 中編〜

          旅の準備の話。つづき。 今回はアプリと電子機器まわりの話。 1.Wifiの話今時Wifiは旅の命綱。 旅先でも国内と同じようにスマホが使いたい。 モバイルのWifiルーターをレンタルしていくか‥ 現地でSIMカードを購入するか‥ いろいろ選択肢はありますが auユーザーの私は「世界データ定額」一択です。 ロシアだと事前にアプリで使用期間を予約すれば 24時間あたり690円で使用できました。 「日」区切りではなく「時間」区切りで設定できるし 設定時間になると勝手に開始し

          ウラジオストクの旅 # 5 〜旅の準備 中編〜

          ウラジオストクの旅 # 4 〜旅の準備 前編〜

          私の場合、旅の楽しみは3度ある。 旅の準備をしているとき。 旅をしているとき。 旅の思い出を振り返るとき。 それくらい旅の準備や下調べをしている時間が好き。 旅に出るずっと前から 頭の中を旅のことでいっぱいにするのが 心地いい。 なんの予備知識もない方が得られる 旅の醍醐味というのもあるけれど 私は事前に旅の情報を調べるのが好き。 元来いいかげんな質で "まめ"という言葉からは程遠く そのうえ方向音痴な私は 事前にしっかり調べるくらいでちょうどいい感じにおさまる。

          ウラジオストクの旅 # 4 〜旅の準備 前編〜

          ウラジオストクの旅 # 3

          あっけない入国審査を終えて向かった 荷物受取所。 何をどうしてこうなった。 思わず吹き出してしまった。 国によって異なる こういう「まじで?!」って光景。 嫌いじゃない。 実におもしろい。 自分のスーツケースを 荷物の山から引き摺りだし 両替をすべくATMへ。 1階中央エスカレーターの横にずらっと並んだATM。 私は左から2番目(赤いATMの隣)の白いATMを使用。 VISAカードを使用してルーブルを入手。 英語表記が選べるので簡単でラクチン。 配車アプリで車を手配

          ウラジオストクの旅 # 3

          ウラジオストクの旅 # 2

          ウラジオストクへの行き帰り。 使用したのは黄緑の機体がかわいいS7航空。 夕方に成田を発ち約4時間弱のフライト。 時差が1時間だから実質3時間弱かな。 機内食のサンドウィッチ。 口の中の水分もっていかれる系のパンなのに 意外とハマる味。 チキンとチーズの2択。 チーズの方が人気でした。 紅茶にはレモンスライスを入れてくれたよ。 シベリア航空の愛称でよばれるS7は 備品のデザインやカラーリングがかわいい。 私にとっては初めてのロシアの旅。 "おそロシア"って言われてい

          ウラジオストクの旅 # 2

          ウラジオストクの旅 # 1

          ほぼ全世界を対象にした渡航勧告が出る前に 最後に訪れたのは ロシアのウラジオストクでした。 春の訪れを祝うマースレニッツァの頃。 ロシアが中国に対して入国規制を開始した直後。 どうやら武漢が大変なようだね。 日本はクルーズ船が大変だね。 空港ではマスクをしなくちゃね。 そんな話をしつつも まだ身近な危険を感じられずにいた頃です。 いつもより衛生面は気をつけていたけれど あの時はまださほど変わらなかったんだ。 心の中でざわざわとわくわくが入り混じった 旅立つ前のあの感じが

          ウラジオストクの旅 # 1

          最近の話 #3 〜より道の先の山の主

          トレッキングシューズや登山靴を履いているなら より道ついでにもう少しだけ 足をのばしてほしい場所があります。 ひとつは「山抱きの大樫」。 深沢小さな美術館の少し手前で山側に入っていきます。 少し登るとなんだかふと気配を感じて 見上げてみると… 「わっ!」 思わず声が漏れてしまうほど ものすごい迫力の大樫がそこに。 年数を重ねた樹木って まるで人のよう。 この大樫はまるでふたりの人間が絡み合っているかのよう。 見る角度によって異なる姿が美しい。 そしてもうひとつ

          最近の話 #3 〜より道の先の山の主

          最近の話 #2 〜花畑の後のより道

          さて ひとしきりあじさいを堪能したら お昼ご飯には ぜひ深沢小屋へ。 竹林越しの雨音を聴きながら テラス席で食べる ざる蕎麦は なかなかおつなものでした。 お腹がふくれたところで もうひと歩き。 途中の道にもあじさいがあふれていて なんとも風情のある景色が続きます。 川岸にもあじさい。 駅からあじさい山までの道中にも ずっと道標のように 道の脇から顔を覗かせていたおじいさん達。 実はこれ造形作家の友永さんが作られたものなのだそう。 ziziっていうんだって。 そ

          最近の話 #2 〜花畑の後のより道

          最近の話 #1 〜雨の日を楽しむ花畑

          なんとなく まだ県境を越えるのは気が引けて 登山をするのも気が引けて 心が湧き立つ感じはまだもう少し先になりそうな毎日。 でもそろそろしっかり歩いてみたくて。 旅とまではいかないけれど リハビリ的な おでかけがしたい。 都内でどこか まるで知らない場所に来たような そんな気分になれるところ。 素敵な場所はないかなと探してみた。 東京都あきる野市深沢にある 南沢あじさい山。 良さそうな予感。 南澤忠一さんという方が何十年もかけて 山あいにたくさんのあじさいを植えた場

          最近の話 #1 〜雨の日を楽しむ花畑

          タビノトビラ

          空港や待合所。 旅立つ前の すこし心がざわつく感じ。 行き交う人々を眺めながら どこに行こうか何を食べようかと考える時の すこし心がおどる感じ。 次にあの気持ちを感じることができるのはいつになるのだろうか。 世界の変化のスピードが日に日に加速しているなとは思っていたけれど まさかこんな日が来るとは思いもしなかった。 いつか訪れようと思っていた場所がある日突然 素人が訪れるには難しい場所に変わる。 そういうことはこれまでにも度々あった。 けれどまさか。 外務省の海外安全情

          タビノトビラ