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【社労士試験】試験当日の過ごし方。そして、運を習慣化する方法

このコラムでは社労士試験の合格経験をもとに、勉強法や体験談などを書いています。

直前期で少し緊張感を緩和したものの、やはり試験当日は緊張するものです。
今回は試験当日の私なりの過ごし方を書いていきます。

前回までのコラムはこちら
1-2. 社労士資格を取得しようとしたきっかけ(前半) (後半)
3. 社労士試験とはどんなものなのか(体験談)
4. 社労士試験の勉強法。独学、通学、通信どれ選ぶべきか
5. 社労士資格に向けて。勉強の習慣について
6. 通信講座で合格した社労士試験。講義受講後の勉強法について
7. 社労士試験の勉強法。過去問は何周したのか?
8. 社労士試験に合格するには。模試の心得について
9. 【社労士試験】選択式問題で点を取る方法
10.【社労士試験】択一式問題攻略法
11.【メンタルケア】社労士試験、1カ月前からの過ごし方

◆試験前の朝は何をしていたか

試験当日、目覚ましよりも大分早く起きてしまったという人は多いと思います。私も朝7時ぐらいに起きる予定が、5時ぐらいに目が覚めてしまいました。

ここで、あと2時間寝ても良かったのですが、経験上、二度寝をすると脳が活性化するまでに時間がかかるので、仕方なく起きることにしました。

本番試験前で神経が昂っていたのか家にいても落ち着かないので、朝食をとったら7時ぐらいに出発し、試験会場近くのカフェにいることにしました。

そこで何をしたかというと、選択問題の復習をひたすらしていました。

試験前に勉強すると疲れてしまうかなと思ったのですが、それよりも気持ちの昂りを少しでも落ち着かせること、そして試験時間には脳がしっかり動いている状態にしたいという気持ちから勉強することにしました。

試験会場近くのカフェということもあり、試験時間に近づくにつれ受験生らしき方がチラホラと現れ、同じように勉強をしています。ライバルである彼らを横目に、一緒に頑張ろうという気持ちが芽生えます。

自分のペースを崩さず、淡々と勉強を続け、その後は、試験会場の自分の机でも勉強をしていました。

◆「運が良い」を習慣化すると願いが叶う

今でも覚えていますが、試験当日は雨でした。試験会場へ向かおうとカフェを出ると雨が降っていました。しかも傘をささないといけないぐらい...。
正直、ついてないなと思いました。これまで受けてきた試験で雨が降った記憶はなく、よりによってこの大切な試験で雨か...とがっかりしました。

試験会場前では傘を差した受験生たちが大勢溜まっています。会場に入るため並んでいる間、前の人の傘から落ちた雨粒が服にかかったり、こういう時に限って通気性の良い靴を履いているものだから靴下は濡れるし、気分はモヤモヤしてきます。

しかし、ここで平静を保たなければ何のために朝早くからカフェで勉強して気持ちを落ち着かせたのかわかりません。雨に降られたという条件は、受験生みんな一緒です。不快な思いをしているのは自分だけではない、と言い聞かせました。

さて、無事(?)試験会場の教室に入り、自分の座席を確認すると奇跡が起きました。

何と、窓側の一番後ろ。しかも独立した机なので、プライベート感の高い特等席といっていいでしょう。過去様々な資格試験等を受けてきましたが、これ程良い席は多分二度とないと思います。

人の目が気になりにくい席のおかげで、靴は脱げるし荷物は空いたスペースに置けるし、良いことしかありません。

これはツイてるかも!と、雨に降られたもやもやが一気に上書きされました。

ちなみに、自慢ではないですが私はかなり運が良いほうだと自負しています。

キャリアを振り返れば、公務員から民間企業、そして起業と様々な職に挑戦し、今は普通に暮らせる程度の収入と自由な時間があります。宇宙人みたいな上司や部下と接することなく、のびのびと仕事に打ち込める今の環境は、決して自分の実力ではなく、運が味方してくれたからだと思っています。

普段からそんな想いがあったので、試験の席が良かったのも運が味方してくれたからだと考え、もしかして試験もうまくいくのではないかと受ける前からテンションが上がりました。

自分の運が良いことを自慢したい訳ではなく、日頃から「運が良い」「ツイてる」と思う頻度を増やし、習慣化すると良いと言いたいのです。

運がいいと思うことでテンションも上がりますし、ツキが味方していると思うと心強くなります。そのうちに自然と自分が望むもの、やりたいことが小さいことから叶っていくものです。

ぜひ、社労士試験だけではなく、何かやりたいことがある方はそんなふうに意識してみてください!

◆これはいけるのでは?・・・しかし!?

そんな感じで幸先良い予感を嚙み締めつつ、いよいよ試験開始です。

まずは選択式問題から。

令和4年度の試験を受けられている方は「わかる!」と思って頂けると思っていますが、とにかく選択式の問題が過去2〜3年に比べて、基礎的なことを問う内容が多かったです。しかし事例問題が何問か出ていることを考えると、より実践的な技量が問われているのではないかと感じました。それでも落ち着いて問題を見れば、解ける問題が多かったです。

私は条文より実務の方が得意なので、今回の問題は相性が良いと思いました。

この時、今回の試験で合格できるのでは?と早々に思いました。しっかり勉強してきた受験生であれば誰でもそう思ったでしょう。選択式の基準点は上がりそうだけど、自分も40点満点中30点ぐらいはいっているからここはクリアできると確信しました。

おそらく例年よりも昼休みの雰囲気は明るかったと思います。この時はTwitter等で他の受験生の動向を見ることもなかったので(見ない方が良いと予備校のTACで言われたため)あくまでも肌感覚ですが、周囲で「落ちたかも」のような話をしている受験生は見ませんでした。

そんなポジティブな雰囲気で迎えた午後。択一式の問題で、誰もが絶句したと思います。

理由はシンプルに問題が難しかったからです。特に労災保険法を見た時は、目の前が暗くなりました。ただでさえ苦手な労災の問題の難易度が上がっていて、これは1点しか取れないのではないかと思いました。

予備校で出される模試は本試験よりも難しいと言われています。そのため、予備校の問題が解けなくても気にしなくて良いと言われます。しかし令和4年度は恐らく予備校と同レベルだったと感じました。

最近は択一式の難易度が上がっていること、こちらもやはり事例問題が例年よりも多いことから、やはり実務を意識した問題がこの先も多く出てくるのではないかと思いました。

物事はそううまくいかないものだと思いましたし、自分以上に努力している方々が合格する番だと思いました。

◆それでもやり切れた達成感

択一式で面食らった感じですが、それでも最後まで諦めずにやり切ることだけに集中し、全ての試験問題を終えることができました。

試験終了となった時には、終わったという安堵感とやるべきことはやったという充実感の両方が込み上げてきました。

自己採点をしないとわかりませんが、この時はどんな結果になっても受け入れて、次の目標を立てて、行動しようと思いました。

次回は、試験後の自己採点です。
自信がなくてもあっても自己採点は早めに行った方が良い理由を書いていきます。


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