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病気のこと

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治療の経過をまとめて行こうかと思います。 2019年1月 乳がん告知 すでにリンパ節、骨、肝臓に転移ありのステージ4。 2月より抗がん剤治療をスタート。 MIB-1(Ki67)…
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#暮らし

検査することが大事。

検査することが大事。

自分は病気にならないと思っているものです。どこかで。誰でも。ある程度は。わたしは自分の病気がわかったとき、あ、そういうこともあるんだ。そりゃそうか。と思いました。なんにも思い当たる節がなかったので、受け入れるのにもちょっと時間がかかりましたけど、基本的には命にかかわるような病気にならないと思ってたんですよね。

今日スタッフが口の中に口内炎のような、でもそうではない違和感があると言っていて、はやく

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地味につらい味覚がかわること。

地味につらい味覚がかわること。

乳がんでの抗がん剤治療を現在進行形でしておりまして、わたしの場合は3種類。ハーセプチン、パージェタとドセタキセル。ハーセプチン、パージェタは分子標的治療薬といってわかりやすくイメージするとがん細胞にだけ働きかける抗がん剤。これは正常な細胞に作用しない分、副作用が少なくとても楽です。もうひとつのドセタキセルはいろいろと副作用があります。ただ、事前に防げる、または副作用を少なくする方法もあり、わたしの

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告知を受けたあとに視点が変わったこと。

告知を受けたあとに視点が変わったこと。

1月に乳がんの告知をうけて、落ち込むわけです。がん=病人=床にふせる。そんな図式が頭の中にあって、暗澹たる思いになって、人前でもどんな風に振る舞えばいいのかわからない。今までと違う世界線で生きているような感じ。そのときのことはリアルタイムでnoteに書いてる。

今でもときどき思う。例えば、目の前に60歳を過ぎた健康な人がいたら、なんでこの人はがんにかからずに、60年生きてこれているのか。44歳で

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副作用がひどくない。

副作用がひどくない。

今回、久しぶりに強めの投薬だったんだけど、今までにくらべて副作用がしんどくない。

前だったら、
倦怠感がつよくてイスに座ってられない。
のどがただれたように気持ちわるくて、食べものが喉を通らない。
鼻血がでる。
味覚がかわって食欲でない…などなどいろいろあった。

今回、イスに座っていられる。
ごはん、食べられる。
着替えようという気持ちになる…など、明らかに楽。

なにが違うのかなと思って思い

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栄養についてはずっと悩ましく思っている。

栄養についてはずっと悩ましく思っている。

写真はこの間行ってきた地元の花火大会。
体調もよく今年も見ることができてよかった。
今回の副作用は軽くすんだ。
その要因として思い当たるのは2つ。栄養と整腸剤だ。

先月、取引先の方がわたしを心配していろいろ差し入れをくださった。
その中ににんじんジュースがあって、それがとてもおいしかった。
わたし自身、おいしく感じるものは体が欲しているものだと
思っているので、その日のうちにぐびぐび飲んだ。

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できないものはできない。

できないものはできない。

不定期につづけているnoteですが、公表もしてないのにぽろぽろと小出しにしていていいのかな。ちょっといい傾向らしいんです。治療の結果が。

自分でもそんな感じする。あれだけ痛かった疼痛もないし、お薬の量も減った。1日3回たくさん飲んでいるお薬のうち、大半がカルシウムやアレルギー止め、胃腸の薬。たまに睡眠導入剤。相変わらず体調がいい日はない。

ほかの患者さんの活動を見ていると、なんでそんなに働ける

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あたまがクリアになってきた(身体的に)

あたまがクリアになってきた(身体的に)

ご無沙汰しております。
病気を告知されて早3ヶ月が過ぎ、やっとこの状況にも慣れてきたように思います。痛み止めの副作用に悩まされてましたが、日常感じていた痛みがおさまってきたようで、その痛み止めを使わなくても過ごせるようになってきました。あの副作用のぼーっとした眠気。ホントにしんどかった。本も読めないで横たわってるだけやし。なにもできずに過ぎていく時間がもったいなくて、つらかった。

緩和ケアの先生

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違う世界線で暮らしてる感じ。

違う世界線で暮らしてる感じ。

病気になってずっと感じていることは
今までとは違う世界線で暮らしている感じがすること。
テレビをみても、電車に乗っていても、
わたしは他の人とは違う。
カラダのなかに病気があるって自分で自覚しすぎてしまう。

痛みがないときは病気のことを忘れて笑って、
前向きにこの先のことを考えられるけど、そういう時間は短い。
いつのまにかずくずくと痛んできて、あぁそうだった…と
病巣と暮らす世界線に戻されていく

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カラダがしんどいのか怠けたいのか。

カラダがしんどいのか怠けたいのか。

自分が病気であるとお医者さんに診断されてから
実はなにもやりたくなくなっている。

まわりに悪いから、ここまでやりますとか、
これだけできたよとかいうけれど
ほんとのところは誰かがやっててくれたらいいなと思っている。

できなかったとしても叱られない。
今はちょうど店的にもスケジュールがゆるい。
手が空いたスタッフが代行してやってくれる。

たしかにカラダの痛みでできない日もある。
カラダに痛みが

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過保護の中にひたひたに浸かる。

過保護の中にひたひたに浸かる。

まわりに病気のことを話したらとても気を使ってくれるようになった。

スタッフの一人は、免疫力アップや!となんやかんや
食事のアドバイスをしてくれたり、実際に国産無農薬減塩の梅干しや
古代米でつくったという甘酒なんかを自宅に送ってくれたり。
あっためようと電気ストーブをこちらに向けてくれたり、
乾燥していると思えば加湿器を自宅から持参してくれたり。

自宅でも、ちょっと咳き込むようなことがあれば

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