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#小説
サムネの写真の状況がマジで謎すぎるから小説にして整合性持たせてみた。
「ハッピーバースデー!おめでとうジョン!」
室内には低音がイヤらしく効いたEDMが流れていて、そこに自分が立っていることを曖昧にさせるほどに床板が小刻みに振動していた。
今日の主役であるジョンは満面の笑みを携えて来訪者たちを歓迎している。胸元に赤い飾りがついた白シャツは、爽やかな彼の顔にとても似合っている。
テーブルに並べられたそこまで高価ではないだろうシャンパンを口に運ぶと、気の抜けた炭酸の
エンドレスリピート【後編】
それから冬子(とうこ、で正解らしい)との奇妙な恋人関係が始まった。
あの出来事があってから既に3日が経過している。
彼女のことで、少しずつ、探り探り聞いて分かったことは3つある。
まずひとつは馴れ初めである。
オレは普段レンタルビデオショップの店員をしていて、彼女はそこそこ大きい企業の中で働いていた。いわゆるOLというやつだ。
オレの職場へ彼女が度々映画をレンタルしに来、その作品のチョイ
エンドレスリピート【前編】
その日の空はここ数日の間でもかなりの青さだった。
よく人は「空は青いね」なんて言うが、全員分かってない。
空の青さはその日その日で全く異なっているんだ。オレはそのことに保育園にいた時から気づいていた。
よく両親や兄貴に「今日の空の青は濃ゆいね」とか「今日は青じゃなくて水色みたいだね」と言っても「この子は何を言ってるんだろう」という顔と返事しかされなかった。もう誰も覚えてはいないだろうが。