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ノートノート

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ノート(音符)に関するノート、です。
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2016年6月の記事一覧

音楽に命かけられますか?

いつも生徒には言ってるんですが。

音楽理論は日本語より簡単です。
スマホの使い方より簡単です。

ではなぜ難しいと思うのか?

根本は「ほんとに使いたいと思うか?」だったり「使わないと生活に支障をきたすから」だったりするのではないでしょうか?

音楽理論は知らなくても生きていけます。
ギターを弾く、ということも同じです。
ギターなんか弾けなくても生きていける、と普通は思うでしょう

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右脳と左脳のバランス

左手は右脳と繋がっていて右手は左脳と繋がっている。
聞いたことはあると思います。

人それぞれ左脳と右脳の使い方のバランスは違うと思います。

若い頃に比べると歳とともに左脳を使うようになる気がします。
身体がいうこと効かなく分、考えるようになる。

でもこれって良い事なんでしょうか?

大切なのはバランスなのではないか?と思います。
ギターを弾く、ということで考えてみると右手、す

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ギターを弾く力加減

これもいつもレッスンで話していることですが。

ギターを弾く時の音量、気にしていますか?

エレクトリック・ギターはアンプをつながずに弾くと音が小さく、つい強く弾いてしまいがち、です。
するとつい右手に必要以上の力が入る。
右手に力が入ると同じように左にも力が入る。
すると上手く運指できなくなるわけです。
左には力を入れずに右だけ入れたり入れなかったり、は慣れないと難しいことかもしれません

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世界共通のゲーム

埼玉の県北、特に私が住んでる深谷市はまともな楽器店さえない。
もちろんスタジオもない。
公共施設も防音してある手軽に借りられるようなものがない。

こんなのでいいと思ってんのか~!

と、いうことで毎月第四土曜日に定例セッションをすることにしました。

今日はその1回目でした。
誰でも参加できるようブルース・セッションです。

高校時代の友達が協力してくれて、そのまた友達のバンド仲間を

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上手くなる秘訣

練習と演奏は違います。

練習は曲を覚えるためだったり、指を正確に動かすためだったり、曲のコードを覚えたり拡げたり、アドリブできるようにだったり、という目的があります。
目的を持たずに弾くのは練習とは言えません。

決められたことは練習してできるだけ何も考えなくても弾けるようにする。
それがらできたらそこからが音楽です。

実際の演奏をしている時は他の事、例えば全体のバランスだったり、

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ライブでの収穫

ライブの時に何本かシールドを持っていって比べたんですが、Belden 9395にノイトリックのプラグのもの、これが音の出足が今まで使ったものも含めて最速でした。
うちには9395にスイッチクラフト、G&Hのものもあって弾き比べましたが、ノイトリックのプラグにしたものは反応が違います。

アンプでも音の出足が速いものってありますよね。
class Aと言われてるやつ。
ずっと真空管に電気が流れてるあ

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音の速さ

音のスピード。
速弾きの事ではありません。

一つの音の持つ速さ、です。

プロのミュージシャンなら誰もが持ってる音の速さ。
これがアマチュアの人との一番の違いだと思います。

いざという時に出すズバンという速い音。

野球でも一流と言われてる人はバットのヘッドスピードが違うと言われています。
わりとこれに近いものです。

アマチュアの人はこれが出せないために音が生きてない。

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なぜウルトラマンは出てくるのか?

理論って何でしょう?

音楽での決まりごと?
決まりごとや規則であるならこんなに楽な事はありません。
決まりごとである限り「正しい」と「正しくない」があり、それならそれを覚えれば済む話だからです。

理論とは私は「常識」だと教えています。
常識は場所や時代で刻々と変わります。
ある音楽ではOKでもある音楽では常識ではないこともあります。
30年前の常識は今の常識とは違います。
私が高校生の

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7thについて その3

7thについて、の第3回目です。
前回までの記事はこちら
7thについてその1
7thについてその2

7thコードで使うスケールとテンションのまとめから。

ミクソリディアン(9.13)
フリージアン・メージャー(b9.b13)

この二つがメージャー、マイナーのⅤ7に対応する基本のスケールです。
それに加えて
オルタード(b9.#9.#11.b13)
リディアン・フラットセブンス(

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なぜ理論は理解しづらいのか?

ここ数回、理論的な事を書きましたが「わからない」という意見とそうではない意見とがあるようです。

音楽理論のほとんどは「音程」を元にして考えていくようにできています。

わかりづらい、という人は「音程」をしっかり理解してみてください。

音程とは「五線上で二つの音がどのくらい離れているか?」ということ、です。

例えばCとE、DとFの二つの音程がわかりますか?

これはどちらも

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テンションノートについて

テンションというのはコードにかける調味料のようなもの、と生徒にはいつも説明しています。

例えば「うどん」を食べる時には七味、ネギ、とかを入れますよね?
ネギ味のうどんではなく七味風味のうどんではないですよね?
寿司を食べる時に醤油をつけますよね?
でも醤油味の寿司ではないですよね?
でも寿司を食べたことのない外国の方に「Sushiはこれをかけて食べるんだ」とソースをかけてもおそらく食べたこと

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7thについて その2

7thについて、の続きです。

前回はブルーノートの話まで、でした。

ブルージーな7thの時はBlue note scaleというスケールを使います。
メージャースケールの1から6までに3つのブルーノート、と覚えてください。

これは7thのコードトーンに
9th、#9th(ブルーノート)、P4、b5th(ブルーノート)、M6を加えたものです。

7thで使われるテンションには

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7thコードについて その1

昨日の理論の授業で「7thコード」について話しました。
このクラスは今コードスケールの話をしていて、その中で7thというものに対するとらえ方から話しました。

7thは他のコードとはやや違います。
多くの人にとって一番厄介なコードの一つではないでしょうか?

メージャーやマイナーというコードを原色とします。
するとM7やm7はやや薄い色になる感覚はわかりますか?
メージャーを赤とするならM

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音楽家のための音楽

自分が学ぶべき音楽と演奏する音楽は同じである必要はないと思う。

しかし今は世の中的に音楽で生きていくのは難しい。
前よりもウチに習いに来てくれる人達の年齢層は広がっている。
下は就学前から上は定年後の方まで。
それは素晴らしいこと。

ではなぜ我々音楽家は生きづらいのか?

趣味としての音楽と生活のための音楽は違う。
音楽で生きていこうとするには覚悟が必要になる。
覚悟はある意味賭け

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