見出し画像

月1でポートフォリオを整理するススメ

あなたは、振り返りの時間をもっていますか?

僕は週1を基本に日常生活や仕事に関しての振り返りを。また、月末には毎月1回、その月の振り返りと次月以降を見据えた展開の整理をしています。

それが乗じて、こんなイベントを主宰しているほどです。
 ↓↓↓

今日は、月1で行う振り返りのうち、「ポートフォリオの整理」についてシェアしたいと思います。

1.ポートフォリオの整理とは?


まずは、ポートフォリオとはどう意味かご存じですか?

ポートフォリオとは、金融の視点では「金融商品の組み合わせにより適切な資産運用を行うこと」です。株式ならどの銘柄をどれだけ持つかなど、最適な組み合わせを考えていきます。

一方で、デザインなどクリエイティブの視点では「過去の作品を整理して、実績をまとめること」です。デザイナーが営業に行くときは、ポートフォリオをもって営業に行くのは知る人ぞ知る常識です。

もともとは、「紙ばさみ」「折りかばん」「書類入れ」という意味の単語で、金融においても、欧米では紙ばさみに資産の明細書を保管していたことが言葉の由来となっています。

要するに、「何をどのような量でどう組み合わせるのか」ということです。

僕は、3つの視点で毎月1回だけ月末に、ポートフォリオを振り返り、整理していますよ。

2.その一)仕事編


僕が、ひとり社長で株式会社の経営(法人向け事業9割:個人向け事業1割)という現状を踏まえて以下お読みください。

仕事におけるポートフォリオとは、事業のポートフォリオに他なりません。

現状をいくつかの項目に分けて可視化し、次の一手を打つための整理(選択と集中=組み換え)を行います。

(属性)
✓ BtoB事業:法人向け
✓ BtoC事業:個人向け
(商品別)
✓ 研修(受託料)
✓ コンサル(受託料)
✓ 講演(受託料)
✓ 執筆(印税、原稿料)
✓ 監修(プロデュースと講師派遣)
✓ 教材(販売益)
(関係性)各比率
✓ リピート客
✓ 新規客
✓ 見込み客
(収益性)受注基準と件数
✓ 高収益な顧客
✓ 低収益だが案件数は多い顧客
(収入構造)
✓ フロー収入
✓ ストック収入

このような視点で、現状の比率を数字で確認し、選択と集中や組み換えの基準(指針)を考えます。

たとえば、今は受託でフロー収入の比率が多いので、物販益とストック収入の比率を高めよう。大手クライアントA社の比率が5割に近づいてきたので、他社の比率を高めて分散させよう。

B向けは不況になると受注が減るリスクがあるため、C向けの比率も〇%に高めよう。

こんな感じで、仕事(=事業)に関してのポートフォリオを見直していきます。そのうえで、逆算して「では今何をやるべきか?どう手を打てばよいか?」まで考えていきます。

だからこそ、やみくもに努力だけに頼っていた昔と違い、経営のリスクを軽減。安定的な収入源を確保できていること、低単価の顧客に振り回されることもなくなりました。

事業内容によっては、商品のポートフォリオかもしれませんし、会社員であれば、業務の負荷のかけどころの整理として、または本業と副業のバランスなど収入源という点で整理が可能でしょう。


3.その二)お金編


お金に関しては常に見直しをしている人もいることでしょう。ただし、ここでいうお金とは日々消費する家計という意味ではありません。

どちらかというと、「投資や資産運用の視点」です。

僕の場合は、銀行預金以外でも複数に分けて運用していますので、以下のチェックをしていきます。

✓預金(円・米ドル)
✓株(個別銘柄・主に米株)
✓投資信託(NISA,iDeCo含む・日本以外)
✓外貨MMF
✓仮想通貨

”日本が沈没する”という前提で悲観的にポートフォリオを組んでいますので、外貨建てか日本以外への投資が必然的に多くなっていますが。。(*_*;

「見直す」といっても、お金に関しては預金以外は頻繁に組み替えることはありません。

一度保有したら、推移を見守りながら一定期間(少なくとも10年)は保有し続けます。

個別銘柄の株のようなものは、変動が激しくリスクもあるので、経済ショックが起きた時に一気に買いを入れる以外はあまり動きません。

9.11、リーマンショック、コロナショックのような歴史的暴落の時に優良銘柄を一気に大量買いをして少し待つという戦法です。それ以外は下心は封印するスタイルなのです。

あくまでも、次の一手に向けて一部組み替えた方がよいものはないか?現金化しておいた方がよいものはないか?という視点だけで整理しています。


4.その三)プライベート編


最後に、「プライベートの視点」です。

整理したい内容は人によって異なると思いますが、僕の場合は以下の項目となります。

✓ 読むべき本のジャンル
✓ 仕事と家庭の時間のバランス
✓ 家族と友人の時間のバランス
✓飲酒の銘柄(ワインか日本酒か等)
✓インドアとアウトドア趣味の構成

こうして、プライベートに関しても月1くらいは俯瞰して、自分の想いどおりにしていくにはどうするか?を考えることはいいものですよ。

でないと、簡単にワークライフバランスも築けないと思うのです。

でも・・・こんなところまで整理するの?

と、これを見た瞬間、窮屈だ!と思ったかもしれませんね(笑)

もちろん、全員が全員、ここまでやらなくてもいいと思うのですが、僕は”思考の整理オタク”ですから、やらなければ気持ち悪くて仕方がありません。

整理して、次の見通しを立ててスッキリさせておかないと嫌なのです!

いわば、”脳内の潔癖症”というわけです。

今回は月1くらい、自分にとって重要なコトのポートフォリオを整理してみませんか?というお話でしたが、これをすることで、微調整を図りながらも自分のイメージする目標に近づいていくと思うんですよね。

PDCAでいうところの、「C(確認と検証)」と「A(改善と修正)」を個人レベルでもちゃんとやるということです。

月1だと、年間で12回も軌道修正していくわけですから、当然ながら目標やイメージに到達する精度は高まっていきます。

でもね、本音ではここまで読んでみて「こんな方法は面倒だ!」と感じていますよね?

そうなんですよ~、手間をかけるからこそ意義がある。手を抜けば手を抜いた未来しか返ってこない。

すべてはこんな僕の人生観が投稿には織り込まれていますよ。思考の整理についてもね。

月1くらい、自分のポートフォリオを見直してみませんか?

おしまい。

さて、今回の内容は
いかがだったでしょうか?

少しでもお役に立てば幸いです。

それでは、また会いましょう!

著者・思考の整理家® 鈴木 進介

P.S.

毎週水・日曜日に「メルマガ」でも思考整理のエッセンスを配信中です!
以下よりご登録ください↓↓↓

「LINE」でもショートコラムを毎朝7時に配信しています!
以下よりご登録ください↓↓↓

最新刊はこちらより↓







フォローしてくれたらモチベーション上がります! ◆YouTube http://www.youtube.com/user/suzukishinsueTV ◆メルマガ https://www.suzukishinsuke.com/sns/