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両親の介護を終え、これからの人生をあれこれ考えるようになった昭和な事務員です。 過去の…

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両親の介護を終え、これからの人生をあれこれ考えるようになった昭和な事務員です。 過去の事、今、これからを綴っていきたいと思っています。

最近の記事

闘病、介護を振り返る⑮

2016年10月に母の手術(卵巣癌) 2017年2月に父の手術(S字結腸癌) 2018年5月からのお話。 母の抗がん剤の治療が再開して 2月より抗がん剤治療が再開され、前回とは明らかにダメージが強いと感じました。 年齢的な事もあるでしょうから、体力的に厳しい。 とは言え、母はとにかく頑張る方向で治療を受けていました。 しかしながら徐々に変化は大きくなっていきました。 それは良くない方向に。 身体全体のむくみが酷くなってきました。 医師は淡々と治療を続けていくように見えました

    • 闘病、介護を振り返る⑭

      2016年10月に母の手術(卵巣癌) 2017年2月に父の手術(S字結腸癌) 2018年1月からのお話。 母の検査結果そしてまた検査 前回の検査で再燃が確認さて、より詳しい検査をした後は 今後の治療方針を聞く事となりました。 母の自覚としては、消えた物がまた現れたという認識でした。 私は小さくなっていたものがまた大きくなってきたという認識。 恐らく母は消えたと思いたかったのかもしれない、と今になって思います。 2月よりまた月に1回の抗がん剤の治療をスタートする事となりました

      • 闘病、介護を振り返る⑬

        2016年10月に母の手術(卵巣癌) 2017年2月に父の手術(S字結腸癌) 2018年からのお話。 2018年1月のお話。 両親共に抗がん剤の治療が続けながらの年越しとなりました。 1月に月に1回のアバスチンの点滴と検査の為に母と通勤。 医師がCTの画像を見た時の反応で何やら良くない状況になっている事は直ぐにわかりました。 画像を見た医師は直ぐに主治医に連絡していました。 結果としては、卵巣癌が再び大きくなってきているとの事。 また入院をしての治療が必要である事を告げら

        • 闘病、介護を振り返る⑫

          2016年10月に母の手術(卵巣癌) 2017年2月に父の手術(S字結腸癌) その後のお話。 2017年6月以降・・・。  母は毎月の点滴(アバスチン)をする為の月1の通院。 定期検査での結果にビクビクする日々だった記憶があります。 この頃は「消えて治ってしまうんじゃないの?」って思っていたように記憶しています。母は『消えた』と思っていましたね。  父は母と同じく点滴(アバスチン)をする為の通院と飲み薬を使用しての治療が2017年は続きました。 父は人工肛門になった事もあり

        闘病、介護を振り返る⑮

          闘病、介護を振り返る⑪

          2016年10月に母が卵巣癌の手術。 2017年2月に父がS字結腸癌の手術。 その後の闘病(2017年5月)について綴ります。 2人の抗がん剤治療  母の抗がん剤治療は半年ほど続き、毎回入院1週間するものでした。 半年経ったところで、一旦入院での抗がん剤治療は終わりその後は月1の点滴に切り替わりました。あくまでも癌との共存というスタイルです。 退院の際に主治医より「これで入院での治療は一旦終わります。次に会うのは1年後の予定です。1年後まで私を会わないでいられたら順調という

          闘病、介護を振り返る⑪

          闘病、介護を振り返る⑩

          2017年1月に父の癌も見つかり、母の癌治療と共に両親が癌の闘病生活に突入したのです。父の2月~3月の事を書く事にします。 父の手術そして手術 父のS字結腸の手術は2月に行いました。術前からもかなり腸が痛みが強かったようです。この頃から父は痛みなどを口にするようになりました。 いつも寡黙な人だったので、恐らくかなり辛かったと推測できます。 2月の手術で腸の癌は除去しました。既に肝臓へ転移している癌は抗がん剤で抑える方法でした。この手術で入院している時に父の弟が亡くなった知ら

          闘病、介護を振り返る⑩

          闘病、介護を振り返る⑨

          2017年お正月は家族で過ごしました。2016年は母の癌の手術そして2度の抗がん剤治療を終えていました。皆で頑張ろうと決意を新たにした2017年のスタートでした。 そして新な展開が待っていました。 父の癌が見つかる 父の便秘が酷かった事からかかりつけ医で調べてもらったところ、直ぐに精密検査を受けに他の病院を紹介されました。医師が大至急で紹介状と予約をとってくれたので、その足で父と共に少し大きな病院へ直行しました。 行ってからは血液検査・CT検査、内視鏡検査を立て続けに受けま

          闘病、介護を振り返る⑨

          闘病、介護を振り返る⑧

          2016年12月母の2回目の抗がん剤治療です。 手術で入院・退院してから初めての抗がん剤治療。 段取りとしては、入院日程の連絡が電話であり、それから入院し抗がん剤治療をします。およそ1週間の入院治療。 入院の日、退院の日は私(娘)が午前中休暇を取って送り迎えをしていました。 入院時病院に到着して手続きの番号を取り待つ。 そして案内があり病棟へ行くわけです。母としては窓際が良いなぁって感じでした。 まず、採血をして治療出来るか否かの判断をして、翌日に治療という流れでした。抗が

          闘病、介護を振り返る⑧

          闘病、介護を振り返る⑦

          2016年10月に手術・11月に初めての抗がん剤治療をして入院期間は約3週間で退院とりました。 退院の際には、今後の治療スケジュールの説明を受け、また毎月の入院の連絡方法等をお聞きしました。 予定は半年間、月に1度抗がん剤治療の為に入院する。 さて、いよいよ退院です。大きな手術をした後ですし、いろんな心配事もある中家に帰れる事を母は喜んでいました。 私、そして父も喜んでいました。 この頃は本当に普通でした。 手術前と様子はほぼ変わらない感じでした。 母は本当に前向きな姿勢で

          闘病、介護を振り返る⑦

          闘病、介護を振り返る⑥

          2016年11月母の抗がん剤の治療が始まりました。 パキルタキセル・カルボプラチン・アバスチン この3種類だった。 点滴で1日で注入するわけですが、2日後ぐらいがしんどくなるようだと聞いてました。その後に脱毛や、むくみなどの副反応も説明を受けました。 母は血管がかなり細くて針を入れるのに本当に苦労してました。 看護師さん泣かせでしたね。針を入れられない看護師さんも結構いらっしゃいました。抗がん剤を入れる前の大変さも見ていて辛かったです。 当然ながら普通に採血にも大変苦労してま

          闘病、介護を振り返る⑥

          闘病、介護を振り返る⑤

          2016年10月に癌の手術を終えた母、そして翌月より抗がん剤の治療をスタートする事となりました。何もかも初めての事でした。 母は卵巣癌でした。手術では癌を全て取り除く事は不可能だったため抗がん剤で抑えようという事でした。主治医から何度も言われたのは 「癌との共存」でした。 最初はどうも受け入れがたい心境でしたが、癌を知る事によって理解出来るようになりました。何も知らなかった私の知識は 癌は「治る」と「治らない」の二つしかなく、共存っていう考え方を知りませんでした。しかし、母

          闘病、介護を振り返る⑤

          闘病、介護を振り返る④

          2016年10月下旬、母の卵巣癌の手術を終え主治医からは5年生存率を聞きました。その後、麻酔が切れるくらいに母の顔を見て帰宅した夜。 癌患者を持つ家族 それまでは、家族の中に癌患者がいなかった事もあり全くもって初めての事ばかりに右往左往してました。日本人の二人に一人は癌にかかるって聞いた事もありますから珍しい事ではないのですが、、、、。 母の場合はステージⅢでⅣの一歩手前という状況でした。 それまで気づく事がなきなかったのが本当に残念でした。 多くの方々がそんな気持ちになる

          闘病、介護を振り返る④

          闘病、介護を振り返る③

          2016年10月下旬に手術が決まりいろいろ準備が始まりました。 母の病気の事については、私から父や姉、兄へと説明しました。 母と私は二人三脚状態で術前の検査や手続きについてなどに追われていました。手術前日に主治医2名と母、姉、私で説明を受け抗ガン剤の副作用について説明や今後ありうる症状などを聞かされました。かなり怖い話でしたね。 癌の手術として結果 当日は父、姉、私が病院に向かいました。夕方には兄も来ました。 手術の時間は5時間ほどだったと思います。 手術中は待合室にいまし

          闘病、介護を振り返る③

          闘病、介護を振り返る②

          前回は母の癌の告知、正確には主治医より私(娘)にだけの告知でした。 紹介元からの画像での診断での判断でした。その後、本格的なさまざまな検査を受けて本人への告知となりました。 癌の告知(本人へも) 2016年10月某大学病院にて本格的な検査が始まりました。卵巣癌であるという事ですが、多臓器に転移していないかを検査する必要があるので、胃カメラや大腸内視鏡検査などをしました。そして、結果転移は見られないとの事。検査が全て終わり、結果を聞く為に母と一緒に受診。 主治医「病名は卵巣

          闘病、介護を振り返る②

          闘病、介護を振り返る①

          2016年9月〜2019年11月までの両親の闘病・介護についての事を残しておこうと思いnoteを書く事にしました。 自分自身は40代から50代になった時の出来事でしたが、自分の人生を振り返ってみて最大の出来事だったわけですが、それでも少しずつ記憶は薄れていく中で「残しておきたいなぁ」って気持ちが湧いてきたので少しずつ書いてみます。 癌の告知 2016年9月母が婦人科にて直腸瘤の手術の為、事前検査のMRI検査を受けました。直腸瘤の手術は無事に終えました。退院の当日朝に病院から

          闘病、介護を振り返る①