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闘病、介護を振り返る④

2016年10月下旬、母の卵巣癌の手術を終え主治医からは5年生存率を聞きました。その後、麻酔が切れるくらいに母の顔を見て帰宅した夜。

癌患者を持つ家族
それまでは、家族の中に癌患者がいなかった事もあり全くもって初めての事ばかりに右往左往してました。日本人の二人に一人は癌にかかるって聞いた事もありますから珍しい事ではないのですが、、、、。
母の場合はステージⅢでⅣの一歩手前という状況でした。
それまで気づく事がなきなかったのが本当に残念でした。
多くの方々がそんな気持ちになるかと思うと辛いです。
そして、いつ自分がそうなるかもしれないと思います。
不思議な事に、父や姉、兄が母の病気をきっかけにすごくまとまったんですよね。一致団結ってこういう事なんだと感じました。

病院通いの始まり
手術の翌日から会社終わりに病院へ通う日々が始まりました。
会社から病院へ地下鉄に乗って通っていましたが、最初は涙ポロポロ流しながら電車に乗っていました。なんだか感情のコントロールが難しかったようです。勿論、病院へ着く時は平気になっていましたが。
前日は話せなかったのですが、翌日はしっかりと母と話せました。
母は「しんどそうな顔してるけど、ちゃんと寝れた?」
と私を心配してました。
ダメですよね、いつまでも子供だなぁと感じましたし、母は強しを感じました。凄く前向きに治療に取り組む姿に頭が下がりましたね。
まだまだこの頃の私は弱い状態だったのです。

2016年10月のお話  つづく、、、

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