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闘病、介護を振り返る⑪

2016年10月に母が卵巣癌の手術。
2017年2月に父がS字結腸癌の手術。
その後の闘病(2017年5月)について綴ります。

2人の抗がん剤治療
 母の抗がん剤治療は半年ほど続き、毎回入院1週間するものでした。
半年経ったところで、一旦入院での抗がん剤治療は終わりその後は月1の点滴に切り替わりました。あくまでも癌との共存というスタイルです。
退院の際に主治医より「これで入院での治療は一旦終わります。次に会うのは1年後の予定です。1年後まで私を会わないでいられたら順調という事だから1年後に会いましょう」と言われました。
月1の経過観察や点滴は他の医師になりました。

 父の場合は飲み薬での抗がん剤だったので入院は無く、月一の通院で経過観察そして点滴でした。

 二人共に言えるのは、やっぱり抗がん剤は大変だってこと。
よく言われたのは「昔と違って今の抗がん剤は楽だから」の言葉。
昔よりは楽にらる薬になっているのでしょうが、副作用の辛さは見ていてわかりますからね。それに昔との薬の比較って「今」「初めて」の人間からしたら気休めにもならないものでした。
 それでも両親は必死に頑張っていました。

その当時の私の気持ち
2人共に癌との共存という治療だったので、気持ちが晴れるという事は全くない日常となりました。
常に体調の変化に気を配りながらの生活になりました。
今まで守られていた立場から完全に守る立場になった感覚が強かったです。
自分なりの受け止め方を模索し、「あぁ神様は私の準備が出来たからこういう試練を与えたんだろうな」とか思ったりしましたね。
ただただ両親の苦痛が和らぐ方法はないか?と思う日々が続きました。

2017年5月頃のおはなし。 つづく・・・。

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