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闘病、介護を振り返る②

前回は母の癌の告知、正確には主治医より私(娘)にだけの告知でした。
紹介元からの画像での診断での判断でした。その後、本格的なさまざまな検査を受けて本人への告知となりました。

癌の告知(本人へも)
2016年10月某大学病院にて本格的な検査が始まりました。卵巣癌であるという事ですが、多臓器に転移していないかを検査する必要があるので、胃カメラや大腸内視鏡検査などをしました。そして、結果転移は見られないとの事。検査が全て終わり、結果を聞く為に母と一緒に受診。

主治医「病名は卵巣癌です。多臓器への転移は見られないので、手術をお引     き受けします。なるべく早くに手術をします。」
母「もう手術とか結構です(やらないという意味)、べつにそこまでして長生きしたくないし、手術とかで家族に迷惑がかかるならこのまま早く亡くなってしまった方が良いので」
主治医「あなた娘さんが同じ病気になって同じ事を言ったらどう思いますか?迷惑と思うのですか?よく考えてください。今は手術が出来る状態なんですよ。」
母「・・・・・」
私「手術をしてほしいと思います。家族みんなで頑張ります」
母「頑張ってみます」(少し考えて答えました)
主治医「では手術に向けてスケジュールの説明を看護師より説明します」

それからは、診察室を出てあれこれ説明を受けました。
病名を聞いた母はいろいろ思いが巡っているのが見て取れました。当然ですよね。私は出来るだけ冷静になろうと努力していました。

その時の私の気持ち
いよいよ本格的に病気と向き合う事になりまだまだ動揺はしてましたが、
母本人にわかった以上は、私がゆらゆらしている場合ではないという強い気持ちが出てきました。前回の告知の時はその後3日間全く眠れない日が続きましたが、ここで私が倒れてしまってはいけないと体調により一層気を付けるようになりました。私は特定疾患があるので、私の主治医にも今の私の状況もお伝えしました。私の主治医からは「お母さんにしっかり寄り添ってあげて」とお言葉をいただきました。

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