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闘病、介護を振り返る⑩

2017年1月に父の癌も見つかり、母の癌治療と共に両親が癌の闘病生活に突入したのです。父の2月~3月の事を書く事にします。

父の手術そして手術
父のS字結腸の手術は2月に行いました。術前からもかなり腸が痛みが強かったようです。この頃から父は痛みなどを口にするようになりました。
いつも寡黙な人だったので、恐らくかなり辛かったと推測できます。
2月の手術で腸の癌は除去しました。既に肝臓へ転移している癌は抗がん剤で抑える方法でした。この手術で入院している時に父の弟が亡くなった知らせが届きました。大腸癌で亡くなったと、、、。
なんとも辛い知らせでした。勿論父はお別れに行く事は出来ませんでした。
 さて、手術を終えて1週間ほどして退院しました。
翌月に腸が酷く痛む事から検査をしたところ、手術した部分に炎症が起こり再手術となりました。そして、人工肛門となりました。
この手術に関しては父は強く拒否しました。「このままで良い」と。
とにかく痛みを取るには手術しかないと言い聞かせて父に再手術と人工肛門になる事を承諾してもらいました。
父は「医者が言うから手術するんじゃない、お前たち(私達兄弟3人)が言うから手術する」と言ってました。

その時の私の気持ち
高齢の父にとって大変な手術をする事だけでも辛かったうえに、再手術を受けさせる事には「本当にこれで良いのか?」と思ったのが正直な気持ちでした。しかし、体力などを考えて出来ると主治医が判断したから勧められたと解釈して説得しました。
とにかく痛みを取る為には仕方なかったと思いました。
 ただ、この後に訪れる人工肛門のケアがたいへんだったのでそれはまた次に書こうと思います。
勿論、母も抗がん剤治療を続けていたので両親共に入院の時期があったりでバタバタする日常が当たり前になっていました。

2017年2~3月のお話。 つづく・・・。

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