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子育てエッセイ

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5歳・1歳息子の世界観を覗き見して、感じたこと学んだことを綴るエッセイを集めました。
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#書くこと

【子育てエッセイ】命の尊さを理解した5歳の成長

【子育てエッセイ】命の尊さを理解した5歳の成長

「かいちゃんと亀を救いました」

ピコンと夫からのラインの通知が届きました。

先週末の土曜日、夫に子ども2人を任せて仕事に出勤していた日のことです。

見ると写真も数枚添付されていました。そこには、長男と亀のツーショットが。

どうやら、近くに田んぼがあったので、農家のおっちゃんに捨てられたようなんです。

「かわいそうに」と言いながら、近くの池に逃がしてあげた息子。

亀の命を一匹救いました。

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【子育てエッセイ】息子はどこまでもスーパーヒーローだった

【子育てエッセイ】息子はどこまでもスーパーヒーローだった

「お母さん!〇〇くん、今日すごかったんですよ!」

この4月で年長になった息子。2日目にして、急成長した息子の様子を先生が興奮気味に教えてくれました。(3年間同じ担任の先生なので、年少から成長をよくみてくれています)

まだ一週間も経っていないけれど、すでに年長の意識が芽生え、息子はできることが格段と増えたんです。

というより、本当はできるけれど、年長になってからやると決めていたかのよう。

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【子育てエッセイ】noteを書き続けて気づいた、大切にしたい日常

【子育てエッセイ】noteを書き続けて気づいた、大切にしたい日常

毎日同じ時間に起きて、
ごはんを食べて、
息子を保育園に送って、
お昼寝させて、
授乳して、
おむつを替える。

家と保育園の往復で、何も変わり映えのない毎日だなと思ってしまうことはありませんか?

でも、1日1日確実に子どもたちは成長していて、こうしてべったり一緒に過ごせる時間は1日1日減っていくのです。

今という時間をどう過ごすのか。

わたしは、noteを書き始めてから、少しの視点の違いで

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【子育てエッセイ】「貯金ってなに?」と聞いた長男にぴったりの絵本を見つけました。

【子育てエッセイ】「貯金ってなに?」と聞いた長男にぴったりの絵本を見つけました。

「貯金ってなに?」

もらったお年玉を使うお金と貯金するお金に分けようと言ったときに出た息子の言葉です。

えっと……。言葉を詰まらせながら「お金を使わないで、取っておくこと。本当に欲しいものを買うために、貯めておくことやで」と伝えました。

「そっかぁ」と答える息子は、理解しきれていない様子。

そこで、5歳にもわかりやすいお金の絵本はないかと、探して見つけたのが『はじめてのおかねえほん』。

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【子育てエッセイ】5歳の誕生日。

【子育てエッセイ】5歳の誕生日。

3/1。長男が5歳になりました。

3/1は保育園で誕生日を祝ってもらい、昨日は祖父母とおばも一緒に誕生日パーティーを開きました。

保育園では、誕生日の子を囲んでインタビューするのが恒例。

誕生日の子は、お友達からの質問に答えます。

恥ずかしがり屋の息子は、4歳の誕生日の前日、行きたくないと言っていました。

そんな息子も年中になって、緊張するということを「ドキドキする」と表現できるようにな

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5年前には想像できなかった今とこれから。

5年前には想像できなかった今とこれから。

2019年3月1日7:41。小さな命が誕生して、5年が経ちました。

息子5歳。同時にママ歴も5年です。

今の自分は、子育てしていなかったらいなかった自分だと思うくらいに息子に大きな影響を与えてもらいました。

今日のnoteは、子育てに翻弄してきた5年間から得たことや変化を振り返りたいと思います。

叶えたい夢や目標ができたとにかくいまが楽しければそれでいいと思いながら過ごしてきた26年間。

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【六甲山】子どもたちと「雪」を体験してきた!

【六甲山】子どもたちと「雪」を体験してきた!

「雪またつもらないかなぁ〜」

と窓から顔を覗かせて、チラチラと降る雪を眺める息子。

今年は寒波が訪れても、なかなか雪が積もるところまではいきませんでした。

去年の大寒波では、珍しく関西でも雪が積もり、地面が凍結したため、仕事も保育園もおやすみに。

家族みんなで雪遊びを楽しみました。雪だるまをつくったり、雪合戦をしたり、おもちゃのロードローラーを走らせたり…。

よほど印象に残っているのか一

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【子育てエッセイ】兄弟愛に癒される日常

【子育てエッセイ】兄弟愛に癒される日常

「だめ!絶対だめ!」

と昨夜長男が強めに寝言を叫んでいました。

夢で誰かに嫌なことされてるのかな?と思っていたら、続けて「せいちゃん!紙はダメよ!」と言う長男。

なんと夢の中でも次男のお世話をしていたのです。

いつも次男の周りに、小さいものはないか、危ないことはしていないか、目を光らせてくれる長男。

ちょうどその日は、目を離したすきに次男が紙を食べてしまって、わたしが紙は食べたらだめと取

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【子育てエッセイ】大事件が起きた夜のこと

【子育てエッセイ】大事件が起きた夜のこと

いつもと変わらない日常が一瞬にして、失われることがある。

そんなことを痛感したことが昨日起きました。

いつもの時間に長男と次男と一緒にお風呂に入り、いつものようにわたしは、夕飯の準備をしていました。

足元では、いつものように次男がわたしにひっついて遊んでいます。

なんにも変わらない日常の中で、それは起こりました。

いきなり、次男が苦しみながら泣き出したのです。

ぐずぐず言っている泣き方

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【子育てエッセイ】成長のスピードは、環境と素質の掛け算。

【子育てエッセイ】成長のスピードは、環境と素質の掛け算。

同じ親が育てているのに、長男と次男はまるで性格が違うのでおもしろい。

0歳育児でもこんなに違うのかと驚きの連続なんです。

長男の0歳育児よりも次男の方がとても育てやすいのは、きっと2人目だからではなく生まれ持った素質の差なのだろうと思います。

2人を育てて思うのは、成長のスピードは、環境と素質の掛け算だということ。

長男は慎重派で、何をするにも用心深い一面がありました。新しいこと=怖いとい

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【子育てエッセイ】家族の一員という意識が強い4歳息子の日常

【子育てエッセイ】家族の一員という意識が強い4歳息子の日常

息子の自我が芽生え始めたころから、わたしは意識してきたことがあります。

それは、息子を子ども扱いしないということ。

歩き始めたころから、おはしをテーブルに運んでもらったり、しゃもじでご飯をよそってもらったり、掃除機をかけてくれていました。

息子はお手伝いが大好きだったこともあり、家族の一員として、できることから家の仕事をお願いしていたのです。

我が家は、男だから女だから大人だから子どもだか

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4歳息子が空手を習い始めて、感じたことを教えてくれた。

4歳息子が空手を習い始めて、感じたことを教えてくれた。

「空手いきたくない」

1月に入ってから、息子は突然空手に行きたくないと言い始めるようになりました。

空手を習い始めて5か月。

今日のnoteは、4歳の息子が空手を習い始めて、感じたことを教えてくれた話を書きたいと思います。

空手を習い始めた理由は、3歳児半検診のとき、本当は話せるしわかっているのに、担当の保健師さんにお話ができず、発達で指導が入るほど内気な性格が少し心配していたから。

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子どもが自立するために意識していること

子どもが自立するために意識していること

4歳長男は、正義感が強い。そして、4歳にして空気が読める。

親としては、とても素直でいい子なだけに心配もしています。

そんな息子を育てる上で、子どもの自立のために意識していることについて書いてみたいと思います。

人に頼るのは自立の一歩息子との関わりで意識していることは、甘えてきたときはとことん甘えさせるということ。

特に、わたしが大人になってからよく思うのは、自分で全部できることよりも人に

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子育てする上で知っておきたい認知特性のこと。

子育てする上で知っておきたい認知特性のこと。

子どもの才能に気づいて必要な環境を整えてあげたい。親なら誰でも思うことでしょう。

つい子どもの苦手なことに目が向いて、どうすればできるようになるかな?と考えてしまいがちですが、違う分野では、秀でている部分がきっとあるんですよね。

子どもの才能に気づく上でとても参考になるのが、認知特性です。

我が家の4歳長男は、保育園でも家でも絵を描いたり、モノを作ることをあまりしません。

あまり興味がない

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