にじから木五倍子

にじから木五倍子

記事一覧

日本列島の旧石器時代

11万年前 旧石器時代   その後の調査で、アフリカから現生人類が出たのは、7万年前頃とされ   ているので、日本列島で11万年前は間違いのようです。訂正します。 旧…

土偶とは何か

土偶とは容器である。 そこに入れられているものは、感情であり、次には思考である。 草創期、早期には母乳の出が良くなるようにと言うもの。 前期には思考が入るようにな…

ケツ状耳飾りのブリコラージュ

ケツ状耳飾りの多様性は日本列島にあり 使用石材の多様性も、形の多様性も多いことから 大陸の高度文化が伝来して それを尊重したというような雰囲気は無いのでは これほど…

弓矢猟の始まりをブリコラージュしてみました

細石器は何時から作られるようになったのか 何のために作られたのか 何時無くなったのか これについてブリコラージュしてみる 石鏃は何時から作られて 使われるようになっ…

旧石器、新石器

旧石器から新石器へ移行時期 旧石器時代後期  集団での狩りが行われていた 尖頭器  槍の穂先  大型動物がいなくなり、小型動物を狩猟するため  小集団での狩りに移行 …

原始時代から歴史時代へ

縄文時代とは先史時代では無い            図 旧石器時代の石器 旧石器時代の記録とは、それは略失われて遺されていないから 有ったのかも知れないものの分ら…

無文土器はなぜ造られたのか

編み籠の目を無くしたこと、「無文」と言う文様の土器である これが縄文の先駆けであるのではないだろうか 新石器時代の始まり、旧石器時代の後期末 図 石器の変化 旧石…

新石器時代とは何か

旧石器と新石器の最大の違いは何か         図 シュメールのトークンと文字記録 新石器の最大の違いはシュメール文明での土板に見るように 簡単に文字が記録でき…

日本語は土器と共に新石器時代に成立した

日本語はどのようにして成立したのか 引用に示すように日本語は世界的に最も古いものである様だ そうだとすれば次のようなことが想像できる 旧石器時代まではものを示して…

新石器時代と旧石器時代の違いとは何か

新石器時代には土器が開発されて、簡単に記録が残せるようになった。石器では感じていることを表現するには造形が難しく、木材では直ぐに腐って失われてしまう。 シュメー…

縄文土器の変遷 「縄文」から「集団表象」への変化

土器形式の進化 図 土器形式推移の年表   これから大きく概観して次のような特徴が見える 関東圏を中心としてみている 時期     影響範囲        狭い範…

旧石器時代の後期から、新石器時代の始まりまで

目次 大型動物  尖頭器装着の槍 小型動物の狩り  有茎尖頭器 投げ槍 イヌ  それまでに育てていたイヌの狩りへの参加 植物食料の採取 編み籠 マメ類 細かい種 編み籠…

農耕の始まりについて

縄文時代の農耕の始まりについて考えて見た 弓の弦の材料開発から始めて 早期初め頃には釣り糸が開発でき、釣針があることから、 魚釣りによる漁が始まった ここまでの生業…

土器の起源

土器が初めから煮炊きに使うことを前提して造られたこと、 また使えるようなものが初めから簡単に作られたとは考えにくい。 煮炊きに使用できる容器を作るには、粘土採取か…

縄文時代の石ころはソロバン

縄文時代の石ころはソロバンではないのだろうか 遺跡発掘で様々な石ころが見付かっているもののその用途は不明。 図 石ころ 図 土版 これから石ころのソロバンが想定…

360度と24時間の起源

360度と24時間の起源 一年  360日 一周  360度 二至  180日   180度 月の周期は  30日 上弦と下弦  15日 半年は半周   180日 月の朔望    15日周期 …

日本列島の旧石器時代

日本列島の旧石器時代

11万年前 旧石器時代
  その後の調査で、アフリカから現生人類が出たのは、7万年前頃とされ   ているので、日本列島で11万年前は間違いのようです。訂正します。

旧石器時代後期の石器




           図 石刃、ナイフ型石器 

4-3万年前   新石器時代
日本列島では石器造りの高度化が始まり磨

もっとみる
土偶とは何か

土偶とは何か

土偶とは容器である。
そこに入れられているものは、感情であり、次には思考である。
草創期、早期には母乳の出が良くなるようにと言うもの。
前期には思考が入るようになり、ナラティーブが入れられたものと考える。
感情の込められるものとしては、手で作られるものである土器が一番である。

             図 土器の始まり
土器の始まりは何処だったのかまだ確定されていない。

図 洞窟壁画
ラスコー

もっとみる
ケツ状耳飾りのブリコラージュ

ケツ状耳飾りのブリコラージュ

ケツ状耳飾りの多様性は日本列島にあり
使用石材の多様性も、形の多様性も多いことから
大陸の高度文化が伝来して
それを尊重したというような雰囲気は無いのでは
これほど多様性に富むと云うことからは
外来信仰したものからの始まりとは考えにくい

 文明史の展開状況としては、この時期は日本列島の方が
既に数千年の歴史を重ねていて
むしろ日本列島側から大陸側に伝わり
重要な儀礼として、そこから貴重な石で作る

もっとみる
弓矢猟の始まりをブリコラージュしてみました

弓矢猟の始まりをブリコラージュしてみました

細石器は何時から作られるようになったのか
何のために作られたのか
何時無くなったのか
これについてブリコラージュしてみる

石鏃は何時から作られて
使われるようになったのだろうか

1.細石器・細石刃は土器と伴に見付かる
 このとき石鏃はまだ作られていない

2.細石刃は日本列島では
 槍の穂先に埋め込まれた形では見付かっていない
 では何のために作られ、使われたのか

3.隆起線文土器が作られる

もっとみる
旧石器、新石器

旧石器、新石器

旧石器から新石器へ移行時期
旧石器時代後期
 集団での狩りが行われていた
尖頭器  槍の穂先
 大型動物がいなくなり、小型動物を狩猟するため
 小集団での狩りに移行
有茎尖頭器 投げ槍の穂先
投げ槍を軽くするために
 穂先の尖頭器を軽くする工夫として
細石刃、細石器 を作りだした
 細石刃を多数植え付けた槍は見付かっていないので
細石刃は、投げ槍の先端に使われたものでは無いか
 イヌとの共同した猟

もっとみる
原始時代から歴史時代へ

原始時代から歴史時代へ

縄文時代とは先史時代では無い

           図 旧石器時代の石器
旧石器時代の記録とは、それは略失われて遺されていないから
有ったのかも知れないものの分らない

新石器時代のブリコラージュ
1.土器開発以後の歴史は、歴史時代である
土器開発の最初から、土器に模様や突起として、縄文時代の生業開発などの
画期となる歴史が記録されていた。文字は作られていないものの、土器造形の可能性は、文字無し

もっとみる
無文土器はなぜ造られたのか

無文土器はなぜ造られたのか

編み籠の目を無くしたこと、「無文」と言う文様の土器である
これが縄文の先駆けであるのではないだろうか

新石器時代の始まり、旧石器時代の後期末
図 石器の変化 旧石器から新石器へ
旧石器時代の後期
細石器、細石刃の時期に当たる
尖頭器が開発された
有茎尖頭器が開発され、投げ槍による猟が始まっていた
すばしこい小型の動物の狩りには、イヌと共同した狩りが有効だったのではないか
しかし弓のない狩りでは獲

もっとみる

新石器時代とは何か

旧石器と新石器の最大の違いは何か

        図 シュメールのトークンと文字記録
新石器の最大の違いはシュメール文明での土板に見るように
簡単に文字が記録でき、その記録文書が永久に残せるようになったことである
紙への記録以前に、簡単に記録して、記録した文書を永久に遺す手段を得たことにある。

それでは縄文時代はどうなのか、文字のまだない縄文時代の土器はどうなのか。

図 縄文土器
図 火焔土

もっとみる
日本語は土器と共に新石器時代に成立した

日本語は土器と共に新石器時代に成立した

日本語はどのようにして成立したのか
引用に示すように日本語は世界的に最も古いものである様だ
そうだとすれば次のようなことが想像できる

旧石器時代まではものを示して言葉を伝えた
石器で形成できるものは極限られていた

17000年前の縄文土器から始まる新石器時代には
言葉はどんなものでも作れる土器で伝えられた
言葉は永久に残る土器で広く伝えることが出来た、土器は文書と同じである

ものを示して言葉

もっとみる
新石器時代と旧石器時代の違いとは何か

新石器時代と旧石器時代の違いとは何か

新石器時代には土器が開発されて、簡単に記録が残せるようになった。石器では感じていることを表現するには造形が難しく、木材では直ぐに腐って失われてしまう。

シュメール文明では文字が発明されて、粘土板に文字が記録されていた。

シュメール文明よりも10000年以上前の縄文時代には、文字はなかったが、新石器時代の生業獲得・開発の歴史経過を文様や造形で記録して遺していた。数字は土器に突起を付けて数を示して

もっとみる
縄文土器の変遷 「縄文」から「集団表象」への変化

縄文土器の変遷 「縄文」から「集団表象」への変化

土器形式の進化

図 土器形式推移の年表  
これから大きく概観して次のような特徴が見える
関東圏を中心としてみている

時期     影響範囲
       狭い範囲    中間     広範囲
草創期                  隆起線文
                     爪形文
                     多縄文
早期             撚糸文
      

もっとみる
旧石器時代の後期から、新石器時代の始まりまで

旧石器時代の後期から、新石器時代の始まりまで

目次
大型動物  尖頭器装着の槍
小型動物の狩り  有茎尖頭器 投げ槍
イヌ  それまでに育てていたイヌの狩りへの参加
植物食料の採取
編み籠
マメ類
細かい種
編み籠からの目漏れ
マメ類は手に入りやすく、食味が良かった
手近にある粘土による編み目の目止め
無文土器 目のない容器

大型動物がいなくなり、それまでの尖頭器を付けた槍では
すばしこい小型動物を捕らえるのが難しくなった
投げ槍を工夫して

もっとみる

農耕の始まりについて

縄文時代の農耕の始まりについて考えて見た
弓の弦の材料開発から始めて
早期初め頃には釣り糸が開発でき、釣針があることから、
魚釣りによる漁が始まった
ここまでの生業のために使用する材料入手は、列島何処でも比較的入手しやすく、その生業は広く広がったものでは無いか

その後魚網の漁も始まったが
網を作るための材料入手には
その材料となる植物なり動物がこれまでとは違い、大量に手に入れることが必要だった

もっとみる
土器の起源

土器の起源

土器が初めから煮炊きに使うことを前提して造られたこと、
また使えるようなものが初めから簡単に作られたとは考えにくい。
煮炊きに使用できる容器を作るには、粘土採取から始めて、加工法など
何段階かの開発努力が必要だったと考える。
初めから鍋として利用できる様なものが簡単に作れたとは考えにくい。
この試行錯誤の過程が見えないと難しいのではないか。

縄文時代とは何か
土器が造られるようになり
土器の特性

もっとみる
縄文時代の石ころはソロバン

縄文時代の石ころはソロバン

縄文時代の石ころはソロバンではないのだろうか

遺跡発掘で様々な石ころが見付かっているもののその用途は不明。

図 石ころ

図 土版
これから石ころのソロバンが想定できる
この図形は石ころの並びを土版に描いたものだろうと思う

図 裏側
この裏側では計算方法も示しているようにも見える
石ころを三個列にする
それを3行列べれば、9こ
手の指の数より 1個少ない
同じようにして 4個を一列として、4

もっとみる
360度と24時間の起源

360度と24時間の起源

360度と24時間の起源

一年  360日
一周  360度
二至  180日   180度
月の周期は  30日
上弦と下弦  15日

半年は半周   180日
月の朔望    15日周期
月は15日で空を渡る
180度/15日   12
頭上の月の変化は 12時間

一周    360
一年    12月
月の朔望    15日周期
360/15   24時間

このようにして 360度と

もっとみる