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旧石器時代の後期から、新石器時代の始まりまで

目次
大型動物  尖頭器装着の槍
小型動物の狩り  有茎尖頭器 投げ槍
イヌ  それまでに育てていたイヌの狩りへの参加
植物食料の採取
編み籠
マメ類
細かい種
編み籠からの目漏れ
マメ類は手に入りやすく、食味が良かった
手近にある粘土による編み目の目止め
無文土器 目のない容器


旧石器時代後期から縄文時代始まで

大型動物がいなくなり、それまでの尖頭器を付けた槍では
すばしこい小型動物を捕らえるのが難しくなった
投げ槍を工夫して、有茎尖頭器を付けた狩猟具を用いるようになった
それでも狩猟は困難だった。
食料は植物採取の比重を高めて確保することに努力するしかなかった。
そこにそれまで育ていたイヌを手助けとする狩猟を始めて狩りの獲物が増え
生き延びることが出来た。イヌの家畜化の始まりは「土器の造形」によれば前期頃とされているが、
土器にイヌの記録がないのと、小型動物の狩りの必要性からすれば旧石器後期にあるものと考える。

植物採取には編み籠が容器として使われていた
存在していた植物の中で手近にあったマメ類は採取対象として大変良いものだった
マメ類は食味も良く、手に入りやすいものだったので
このようにマメ類は良い食料として認識したが
しかし種が細かいため、手編みの籠の目からはほとんどが漏れ出てしまった
食味も優れ、その他の植物と比べて、量としても期待できるものだったことから
何とか上手く集める方法を考案することにしたのだろう
それで手近にあった粘土による目止めを始めることで効果があがり
それが始まりとなって土器が造られるようになった
目のない籠の容器、無文土器が生まれた

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