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無知の知


自分が知っている自分は

自分の捉え方の自分にすぎない


周りが見ている自分は

自分の考えと一致している部分と

自分の考えと一致していない部分がある


一致している部分は受け入れやすく

一致していない部分は受け入れ難い


また

自分が知らない自分の部分

周りも知らない自分の部分

まだ見えてない未知の自分がある

この部分があることも見落とされやすい……



自分というのは、

自分が知っている部分だけではない


周りが知っている部分も自分であり

誰もまだ知らない部分も自分である



これは、

ジョハリの窓

がわかりやすい。


画像1

出典:https://ja.wikipedia.org/wiki/ジョハリの窓#/media/ファイル:Johari_window.png


以前、記事でも紹介している。




人は、どうしても

自分の世界にいたがる


自分の知っているものは

安心できるものなのだろう……




知らないことを受け入れるとき、

不安や不快を感じるものだ


それは

受け入れて大丈夫かどうか

体や心に取り込んでいいかどうか


ピピピピ……と、

お知らせをしてくれている


それが、

不安や不快な感情だ……





知らないもの、わからないものを

どうしたら受け入れられるようになるのだろう?




私の感覚でいうと、

それは、信頼

信頼がなければ受け入れられない……




信頼をおけるとは


相手の態度であったり、

自分の心のあり方であったり、


自分の心にも

相手の心にも

そのもの自体にも

取り囲む周りにも

信頼というものが

ついてくるように思う


信頼がないと

受け入れることはできない

そのように感じる




逆に言えば、


知らないものを知ろうとする

自分以外を信頼する

決定した自分自身を信頼する


そのような時に、

世界が広がる


世界を

自分を

信用しようとするときに


目も耳も

心も

扉が開き


外の世界のものを

触れてみよう思う


まさに

自分の世界 と 外の世界


そこをつないでいるものは

信頼のように思う





自分の世界へのこだわりは

外からの刺激が

自分を破壊するもののように

感じるのかもしれない


自分を崩されないように

自分を守っている



でも、もう一度

ジョハリの窓を思い出そう


窓はたくさんあって

自分の窓は壊されたりしない


むしろ

開放される部分が広がる



自分が脅かされるような感覚が

自分の世界に居残り安心を得る


そのような心は

大なり小なり

誰の中にも持っている


こだわりも

不安も、不快も……




世界を広げようとしない心は


世界とつながることを

避けているように見える


自分を崩したくない

それはつまり

自分を崩されたくない


崩されないものであるけれど

崩されるように感じている


脆さを抱えているように

見え隠れしている

身を隠すように守っている


のみ込まれてしまわないように

自分が崩されないように


固く扉を閉じているように見える




人の言葉も

外の世界も

知らないものを知る自分も

信用ならないのかもしれない


自分のわかるものものが全て

そうなってしまうのだろう




知らないことはたくさんある

この世界は

知らないこと

わからないことだらけだ


できることもあり

できないこともあり

知っていることもあり

知らないこともある




世界を広げても

今ある自分は変わらない


今の自分はそのままそこにある

破壊も崩れもしない


まだ見ぬもの

それを知る

知ることが増える

ただ、それだけだ



自分が変わらずに

そのままであり続けること

その自分を

信用できないのかもしれない


外の世界に目を向けず

周りの声に耳を傾けず

心の扉を開かず


自分の今ある世界で生きる

そこだけが全て 


それはとても小さな世界

そして全てではない


全てなどない


外の世界は

知らないことだらけ

わからないことだらけ


外の世界には

わからない人がいる

わからないことがある


全てを知り得ることはできない

全てを理解することはできない



そのこと知っているのと

知らないのとでは

行動が変わってくる


わかったつもりになっている

そのような時がある


全てを理解しようとすること

完璧を求めようとすること

自分はなんでもわかっている

わかっていたい


理想や錯覚や妄想



覚えていよう


知らないことがあるということ

わからないことがあるということ

全てを知ることはできないこと


不完全なものであること



無知の知



無知であることを自覚することで

新たな学びを行うことを促進する


その結果、無知を克服し成長する




自分が見えていない領域がある

それを自覚することで

物事の本質により近づける!



「無知の知」とは、「自分が知らないということを自覚する」という意味。
無知を自覚することで、固定概念や思い込みから開放され、より広い視野で物事を考えられます。




あらゆる世界をつなぐもの

それは

信頼なのかもしれない



汝自身を知れ



外の世界とつながりを

自分自身に信頼を


ソクラテスの言葉とともに

考えを深めていた🌙



追記)

この記事を投稿する直前に、
ほぼ内容と似た記事と出逢った!

私のこの記事では、
自己理解
他者との違い
違いと尊重
つながりと信頼
という構造や心のあり方を考えた。

そこで、
ジョハリの窓
無知の知
汝自身を知れ
という、
心理学のジョハリの窓理論と
ソクラテスの言葉と合わせて語ったもの。

それと似た内容の記事であったので、
追記して紹介したいです。

ー記事より抜粋ー
相互理解の初手は自己理解です。
自分を知ることで冷静に他者との違いに着目できるようになります。

共感します

臨床心理士である専門家の方の記事も合わせて
理解してくださるといいなと思います✨

cocoro no cacari さん

自己理解相互理解のヒントとなる素敵な記事をありがとうございます!






・・お読みいただきありがとうございます・・




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