せん

動物と怪談が好き。 ときどき文章と絵をかきます。暇つぶしです。 集英社 第213回コ…

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動物と怪談が好き。 ときどき文章と絵をかきます。暇つぶしです。 集英社 第213回コバルト短編小説新人賞 最終選考作品 『しろい』 第224回 『春と思う勿れ』

最近の記事

2023年がおわる

人に言ってないことも色々あったので、これ見て「ええー!」となる人いるかもしれません。 ごめんよ。 前厄でビビってたけど終わってみたらいい年だった。 1月 ・元旦。友達の家のデグーが律儀に滑車を回す音で目を覚ました。みんなでぼんやり初日の出を見て、ぼんやりしていたらお節が用意されて実家のようだった。みんなでダラダラとお節を食べて朝方解散。楽しい年明けだった。 ・正月もそこそこに2日から仕事。お客さんがわんさか来る。 ・近所の南インド料理屋のミールスがうまくて泣く。 ・前厄なの

    • 2022年がおわる

      毎年恒例になってしまった。 1年を年末にまとめて振り返る。 1月 ・元旦に結婚した ・転職して4日から新しい職場なので緊張を和らげるためにポケモンスナップをやる ・新しい職場の同期がめちゃんこいい人づくしで勝ちになる。ただし、派遣のおばちゃんはキツい ・先月までシフト制の仕事だったため5連勤で心が若干荒む ・天竺鼠のワンマンライブを配信で見て元気を出す ・『忌録 document X』を読む。気持ち悪くて怖くて最高。『みさき る』を事前情報なしでネットでうっかり読んでしま

      • うんこ

        先日、ものすごい便秘になった。 わたしは幼少期から便秘体質で、大人になってからも度々硬い便に苦労してきた。 腸が超鈍感らしく(腸だけに)、3日便通がないことは珍しくない。 そんな状態ほっとくなよとお思いと察するが、わたしは愚かなので今回の便秘に陥るまで深刻に考えていなかった。 前日の夕方、便意はあるのに、なんかいきんでも便が出ないな、と思った。 こういう時は小林製薬のオイルデルに縋る。 これまで多少硬い便は、これを飲むとつるんと出てきてくれた。 翌日、出社して仕事をし

        • 2021年がおわる

          2021年がおわる。 コロナ禍2年目。正直昨年より辛かった。 夏頃の記憶が薄い。 1月 ・元旦、いつものマブダチと過ごす。赤羽の日高屋に行き、荒川に行き、また日高屋に行った。荒川にはオオバンが来ていた。冬はいろいろな鳥がいる。 ・家ついて行っていいですか?の特番でイノマーの今わの際を知る。 ・ネトフリでユニークライフを見る。ケイシーがかわいい。 ・コロナの影響で仕事の休みが多い月だった。 2月 ・冬鳥気にするようになってから朝の通勤が楽しくなった。 ・辛みが増してき

        2023年がおわる

          かるがも

          わたしがちょうど幼稚園に通っていた頃、「たまごっち」が流行った。 当時たまごっちを持っていたのはギャルたちはもちろん、園児たちも例外ではなかった。 子どもたちはお迎えの時間になると、お母さんのもとへいっせいに駆け寄り、開口一番に「たまごっちは?」とたずねる。 子どもが登園しているあいだ、たまごっちの面倒を見るのはお母さんたちである。 当時のお母さんたちはこの「たまごっち」に頭を抱えていたに違いない。子どもたちが登園している間、つまり束の間の人間育成の小休止時間に、謎の電子生

          かるがも

          わたしと弟と天竺鼠と

          関西の人に「お笑い好きだよ」と言うと、「ハイハイ関東の人の“お笑い好きだよ”は信用してませんから」みたいな反応をされるが、続けて「いちばん好きな芸人は天竺鼠だよ」と言うと途端にニコニコになる。 実際これで仲良くなった大阪の人が何人かいる。 天竺鼠ありがとう。 お笑いコンビの『天竺鼠』が大好きだ。 どのお笑い芸人よりも1番好きだ。 もういつから好きなのか覚えていない。 ずっと天竺鼠がすきだ。 わたしは東京生まれ東京の育ちで、天竺鼠に触れる機会はほとんどなかったはずだ。

          わたしと弟と天竺鼠と

          2020年がおわる

          2020年が終わる。 色々あったけど悪い年でもなかったな。総じて楽しかった。 月ごとになにやってたか振り返ってみる。 1月・元旦、ヒットパレード(生放送)でアンガールズ田中のちんこがでてしまった放送事故で死ぬほど笑う。 ・もう7年?の付き合いになるツイッターのマブダチたちと深大寺まで歩いたりして、日高屋に行き着くをやる。 ・ブルーレイレコーダーを買った。理由は『映像研には手を出すな』のアニメを録画するため。ドロヘドロのアニメも録画することになり、大大活躍してもらった。

          2020年がおわる

          『女子攻兵』というやばい漫画のやばいところ

          ↑こちらの記事でも書いたように、女子攻兵という漫画がほんとうに大好き。 この記事では、この漫画の個人的に「たまらん」ところを書いています。 ネタバレあります。堪忍。 (でもネタバレ読んだ上で読んでも面白いと思う。) タキガワとラヴフォックスタキガワは成人男性で、女子攻兵のラヴフォックスはもちろん女の子の姿をしている。それも思春期真っ只中、キラキラの女子高生の姿である。 おっさんと女子高生が一つになった状態で物語が進んでいく。 タキガワは「女子攻兵は無敵だ」 「まるでその

          『女子攻兵』というやばい漫画のやばいところ

          『女子攻兵』というやばい漫画

          『女子攻兵』という漫画が、わたしはこの世でいちばん好きだ。 作者はフリージアで有名な松本次郎 先生。 全7巻。完結済み。 エロもグロもOKなサブカル人間にはぜひお勧めしたい。 7巻を読み終わった頃には、なんだか超ヤバイ気持ちが残っていることだろう。 時折、女子攻兵のヤバさを人にベラベラ話したくなるけど、それは本当にクソみたいなオタクがやることなので、ここで文章でズラズラと書いていこうと思う。 宜しければお付き合いください。 あらすじ・設定 はじめに、題名にもなってい

          『女子攻兵』というやばい漫画

          うまめし

          昨年家を出るまで、ろくに料理をしたことがなかった。 しかし家を出るということは、自分で飯をつくらねばならないということだ。 そんなの無理だよお……とか思っていたが、転職して定時で帰れるようになったし同居人の帰りも遅くてやることもねぇので、暇つぶしに料理でもしよっかな……へへ……というテンションで料理をするようになったら、わりと楽しかった。 とはいえ、やることが多いとハートがギザギザになっちゃう。 なので夕食は、味噌汁、サラダ、何かうまいやつの3つを作るようにしている。 味

          うまめし

          猫夏

          日記みたいに使おう〜とおもっていたnoteだったのになんかエッセイみたいになってきちゃった。あーあ。 最近のことを書いておくことにする 仕事以外は家にいる。大抵、家にいる。 世界がウイルスパニックに陥ってから、だいたい家にいる。 AmazonプライムとNetflixで狂ったようにホラー映画を見まくっている。 Netflixに関しては、まじでTwitterのみんなたちが「呪怨のドラマ面白い」とか「呪怨のドラマ怖い」とか口々にトゥイートするから、入ってもうた。 呪怨のドラ

          梵は猫

          2016年7月16日、こねこを拾った。 祖母がうちの庭で親猫と4匹の子猫を見つけた。 そのうち引っ越すだろうと放っておいたら、いちばんちいさいオスが一匹、置いてけぼりにされていた。 親猫は時々、自分の子育てキャパが超えてしまうと、こうして子どもを置いていったりするらしい。 1日経っても親猫が迎えに来ないので、保護することになったのだった。 3年前に犬を亡くしてなんとなく寂しかった我が家は、どうしよ〜!と言いながらも家族全員ニコニコで拾った。 まずはお湯で優しくシャンプー

          梵は猫

          おばあちゃん

          2019年12月14日 午前6時50分、祖母が亡くなった。 おばあちゃんの色々を、敢えてここに書いておくことにする。 おばあちゃんは母方の祖母で、わたしが生まれた時からひとつ屋根の下ずっといっしょに生活してきた。 昭和2年生まれのおばあちゃんは92歳で、大往生だと思う。 5つ子の末っ子として練馬のでかい農家に生まれ、戦争も経験した。 お姉さんを爆死で失ったり、お兄さんたちが徴兵されて過酷な戦場に送り込まれたり、辛い少女時代を送ってきたようだけど、悲しい話は滅多

          おばあちゃん

          こかん

          うちの家族はくだらない下ネタが大好物である。 「うんこ」 「おちんちん」 「おしり」 といった、小学生並みの犬も食わないような下品が大好きである。 祖母は御歳92歳であるので耳がかなり遠くなっているが、 「ちんちん」とか「おまたに生えてる毛」とか、そういうワードはもれなくキャッチし、笑っている。なんでだよ。 そんな家族に育てられたわたしには、小学一年生のころの忘れられない出来事がある。 その日に学んだひらがなから始まる言葉を書いて、先生に見せるという国語の授業があっ

          こかん

          かたつむり

          6月といえば、 カタツムリである。 カタツムリの思い出があるので、 ここに書くことにする。 数年前、わたしたち家族はペットロスに苦しんでいた。 10年間生活を共にしたラブラドール・レトリバーがこの世を去って1年が経とうとしていた。 わたしたちは生きものが好きだ。 犬を愛していたのももちろんそうだが、 家に動物が居なくなり、 大変な寂しさを感じていた。 次の犬やペットを飼うというのも、 死の痛みが大きすぎてその気になれずにいた。 ペットロスのくるしみの果てに

          かたつむり

          おとうと

          「ねえお姉ちゃん、プロテインを買ってくんない?」 夜、弟がわたしの部屋に訪ねてきて言った。 わたしには6歳年の離れた弟がいる。 大学4年生である。 弟とは仲がいい。 今日も、弟の頼みでクレジットカードしか使えないネットショップでプロテインを買ってあげた。(代金は現金でちゃんと弟からもらった) 最近、恋人に指摘されてようやく気がついたが、わたしの弟はシスコンだし、わたし自身はブラコンだ。 わたしの近しい人は、よくわたしから弟の話を聞かされていると思う。 無意識に弟の

          おとうと