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『女子攻兵』というやばい漫画

『女子攻兵』という漫画が、わたしはこの世でいちばん好きだ。
作者はフリージアで有名な松本次郎 先生。

全7巻。完結済み。
エロもグロもOKなサブカル人間にはぜひお勧めしたい。
7巻を読み終わった頃には、なんだか超ヤバイ気持ちが残っていることだろう。

時折、女子攻兵のヤバさを人にベラベラ話したくなるけど、それは本当にクソみたいなオタクがやることなので、ここで文章でズラズラと書いていこうと思う。

宜しければお付き合いください。

あらすじ・設定

はじめに、題名にもなっているこの“女子攻兵”とは何か。
女子攻兵は、スーパーコンピューター「預元者」がつくった「女子高生の形をした戦闘兵器」である。
舞台となるのは、この兵器を使って戦争をしている世界だ。

女子攻兵の頭の部分にはコックピットがあり、そこから人間が乗り込めるようになっている。

こんな感じ。
わたしはもうこの描写で一発でハートを打ち抜かれてしまった。

主人公のタキガワはこの女子攻兵のパイロットで、ラヴフォックスという機種に搭乗している。

女子攻兵には、パイロットが長く乗り続けていると精神汚染されてしまう、という問題点がある。
精神汚染されるとどうなるのかというと、自分が女子高生であると信じ込んでしまうのである。

つまり、
見た目は武装した女子高生なんだけど、
頭の中におっさんが入って操縦していて、
女子高生そのもののように振舞うのはパイロットのおっさんがイカれてしまったから、というやばすぎる状態なのである。

このように危ない兵器なので、パイロットは志願者か重罪を犯した犯罪者となっている。

主人公のタキガワは女子攻兵乗りのなかでもまともで、精神汚染度は低い。
タキガワの仕事は、精神汚染が進み制御不能となった女子攻兵を始末すること。通称“ハイエナ部隊”で指揮をとっている。
しかし、彼の部下はもうだいぶイってしまっていて、任務はこなせるものの自分のことを女子高生だと思っており、もうてんやわんやである。

女子攻兵には携帯電話が支給されている。
精神汚染が進むと、いるはずのない母親や友人からメールや電話がくるようになる。
これがパイロットたちの精神汚染を加速させる一因にもなっている。
なぜ携帯電話が支給されるのか、については女子攻兵をつくったスーパーコンピューター「預元者」のみぞ知る……。つまり、人類には理解できないのでだれもわからない。

そしてある日、精神汚染度が低いはずのタキガワの元へも「ツキコ」と名乗るいるはずのない親友からメールが届くようになる。
ツキコはタキガワの乗る女子攻兵ラヴフォックスを「キリコ」と呼ぶ。

↑ツキコ

CIAや軍本部の調査の結果、ツキコは最前戦のずっと向こうにいる謎の女子攻兵であることが判明。
タキガワはツキコの捕獲の任務を与えられ、部下たちとともに敵陣を突破していく。

以上が大まかなあらずじと設定。
なんか長くなりそうなので、詳しい好きな部分は以下の記事にまとめました。

よければこちらも読んでみてください。

最後にいっこだけ

わたしのお気に入りのキャラクターは、イナミ軍曹。

目隠し全裸のイナミ軍曹は2巻から登場。
精神汚染が進まないように、制服を脱ぎ捨て、自分で目を潰したとのこと。

仲間思いでピンチの時には助けてくれる。
彼は精神汚染度が低いので、戦線で唯一タキガワの苦しみを理解し、認めていた人物でもあると思う。

セリフも全部かっこいい。
イナミ軍曹マジ大好き

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