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Episode 043 「Rにまつわるエトセトラ」

さて、Episode 027より開始した「オーストラリアにいた時(1996〜2010年)によく聴いたアーティストおよびバンドの曲」(併せて、「よく聴いた訳では無いが印象が強く残っているアーティスト及び曲」も含む)、という括りで当時を振り返る試み、今回はアルファベットの「Q」および「R」から始まるアーティストおよびバンド。

Rと言えば、R100やら130RやらRRR(まだ見てない)やら色々とある。

Queen(イギリス)
バンドに対しては、特に思い入れはないが、やはりアイコニックな曲は何度も(こちらから聴きに行かなくても)聞こえてきた。尚、「I was born to love you」に関しては、アイスホッケーのドラマ(キムタク主演)の主題歌になっており、よく記憶に残っている。

Queens Of The Stone Age (アメリカ)
このバンドを知る事になったのは、(このバンドの)ドラマーがDave Grohl(元Nirvanaのドラマーでり、現Foo Fightersのフロントマン)であった事だ。この曲はギターのリフもカッコよく、ベースも低音を響かせ相当かっこいい。併せて、何と言ってもDave Grohlのドラムが最高である。イントロが非常に印象的な曲である。

Rage Against The Machine(アメリカ)
このバンド以上に世界の正義のために戦い続けているバンドを探すのは容易な事ではない。もちろん、(探す事を)トライしてもらっても構わないが、結局このバンドに辿り着くのではないか、とそう個人的には感じている。ポリティカルな歌詞をラップに乗せながら叫ぶ後ろでは革命的な曲が鳴り止まない。ドラム、ベース、ギターが作り出す革新的な曲に乗せて歌われるラップで構成されるこのバンドの音楽は、それまでに存在しなかった音楽である。このバンドが正しく新しい音楽のジャンル(Nu Metal、ミクスチャーロック)を創り上げてしまったのである。尚、リーダーであるギタリストのTom Morello は弁護士の資格をハーバード大学で取得し、一時期は政府の仕事に就ていたとの事からも分かる様、政治に対するパッションが非常に強い。従って、この世の中に存在する不正、不公平、不当などにまつわるエンドレスな社会問題などを題材にロックを鳴らし、世界の人々に警告をし続けているのだ。尚、Tom Morello曰く、Public Enemy(ラップグループ)とAnthrax(スラッシュメタル)の異色のコラボが創り上げた「Bring The Noise」(1991年)がなければ、Rage Against The Machineは存在しなかった、インタビューで公言するほど、この「Bring The Noise」(1991年)という作品が、異色の、2つのジャンルの全く違うミュージシャン達から生まれた重要性を語っていた。

Ramones(アメリカ)
恐らく、「元祖パンクバンド」なんていう呼ばれ方をされているバンドである。意識して聴いてはなかったのだが、この曲はやはりよく耳にしたと思う。尚、音楽のルーツを勉強する、という一環で、数年前(2020年5月)になって彼らのベストアルバムを図書館で借りて聴いてみたのだった。

Red Hot Chili Peppers(アメリカ)
恐らく、初めて聴いたのは1999年頃だと思われる。テレビでの音楽番組で「Californication」(1999年)というアルバムに収録されている「Californication」という曲が気になったのを憶えている。彼らの音楽は、非常にオリジナル色が強く、他のバンドのそれとは全く違っており、正に唯一無二な存在である。「Stadium Arcadium」(2006年)というCD2枚組のアルバムを最後にギタリストであるJohn Fruscianteが脱退をしてしまう。圧倒的なクオリティを誇る曲が何曲もあり、非常に好きなバンドである。尚、ボーカルであるAnthony Kiedisの自伝の本(題名「Scar Tissu」(2004年発売))を読んだのだが、非常に面白かった。このバンドの曲は、全く飽きる事がない。結成は、1983年で、ファーストアルバムを1984年に発売している。2024年の時点で既に40年以上のキャリアを誇る。ミクスチャーロック、オルタナティブロックなど呼び方は複数あるが、それらのすべての代表はこのバンドである、と言われても全く意義を唱えない者も少なくないはずである。

Radiohead(イギリス)
このバンドに関しては、最初は(何故か)食わず嫌いをしていた。しかしながら、聴いてみると、最高に凄まじバンドだということに気付いた。初めて聴いたのは、恐らく2000年あたりだと思われる。個人的には「OK Computer」(1997年)というアルバムは凄まじく質の高いアルバムだと感じる。リアルタイムで聴いた「In Rainbows」(2007年)も大好きである。一曲目の「15 Step」という曲に関しては、お洒落、かっこいい、センスが良い、など、この世に存在する全ての(良い意味の)形容詞を全て網羅したかの様な曲である。また、「Kid A」(2000年)というアルバムの一曲目の「Everything in its right place」という曲も同じである。圧倒的なまでの曲である。このバンドこそが、(様々な音楽の)ジャンルを超え、世界最強のバンドである、という意見を持つ人がこの世の中に100万人、いや、1000万人、一億人以上存在したとしても、全く驚かない。

Rancid(アメリカ)
スカパンクバンドのパイオニアの様なバンド。元Operation Ivyのメンバーにより結成されたバンド。初めて彼らの音楽に触れたのは、2000年頃だと記憶する。 音楽のPVがひたすら流れる音楽番組で確か「Time Bomb」という曲(1995年発売のサードアルバム「...And Out Come the Wolves」に収録されている曲)を聴いたのだった。因みにだが、彼らの代表曲の一曲である「Ruby Soho」だが、Travelling Wilburys(Bob Dylan, George Harrison, Jeff Lynne, Roy Orbison, Tom Pettyの5人から結成されるスーパーグループ)のファーストアルバムである「Travelling Wilburys Vol. 1」(1988年)に収録されている「Margarita」にインスパイアされたに違いない、と勝手に感じている。尚、Travelling Wilburysに関しては、2021年に入り2枚(このバンドがリリースした全て)のアルバムを購入したのである。

Ray Charles(アメリカ)
「あのレイ・チャールズがサザンの“いとしのエリー”をカバー?」という事を、確かネットで知って、YouTubeで動画を見たのを憶えている。「Shake A Tail Feather」という曲は、「Blues Brothers」(1980年)という映画の中で、本人が歌っていた曲である。この映画を見たのは、確か、2001年頃だと思われる。

Re:Japan(日本)
ある年の紅白に出演している様子を見て、好きになった。原曲はウルフルズの曲で、それをダウンタウン、ココリコ、ロンドンブーツ1号2号などの芸人が集まって(Re:Japanというグループを結成し)カバーしたのだ。元気が出る曲である。尚、ダウンタウンと言えば、あの世界の坂本龍一にプロデュースされ、アルバム(「THE GEISHA GIRLS SHOW ~炎のおっさんアワー~」(1995年))まで発売をしている。つい最近(2019年頃)、その様子(ダウンタウンの番組である“ガキの使いやあらへんで”が当時(93、4年あたりに放送された回の動画))をYouTubeで見たのだが、やはりダウンタウンはすごい、という点と、坂本龍一は更に凄い、という事に改めて気付かされたのだった。また、坂本龍一のアシスタントしてTei Towa(ミュージシャン)も番組に出演していた。

Reel Big Fish(アメリカ)
このバンドの曲を初めて聴いたのは、恐らく2000年頃であり、彼らのオリジナルの曲ではなく、A-Haというバンドの「Take on Me」のカバー曲であった。友達の弟(Roryという名前だった)と「Brand New Song」の歌詞について笑った記憶がある。

Rivers Cuomo(アメリカ)
WeezerのフロントマンであるRivers Cuomoのソロアルバム、「Alone – The Home Recordings Of Rivers Cuomo 」(2007年)。リアルタイムで聴いていた。尚、この人はScottというミュージシャンとScott & Riversというユニットも組んでおり、それぞれが作詞作曲を行った(日本語による)オリジナルの曲も発表している。「Homely Girl」(2013年)と言う曲が好きだ。

Rize(日本)
このバンドの曲を初めて聴いたのは、2000年頃。恐らく「Why I’m Me」(2000年)という曲だった。「Foreplay」(2001年)というアルバムが初めて彼らのアルバムを聴いた一枚となった。友達のヨウヘイもこのバンドが好きだったという事もあり、当時やっていた自らのバンド(バンド名:Beanie Boys)でも「Why I’m Me」をカバーしたのだった。ボーカルのJesseはTHE BONEZというバンドもやっており、このバンドも非常にロックしておりかっこいい。また、ドラマーの金子ノブアキ(尚、この人がホストを務めるラジオ番組にDragon AshのKjをゲストに迎えて話す回をYouTubeで見たのだが、非常に面白かった)のソロアルバムも非常にオシャレである。尚、Jesseの父親は、Charである。

RIP SLYME(日本)
友達のヨウヘイが好きだったグループ。その影響で、聴いてみた。この曲は、頭に残っている。

The Rolling Stones (イギリス)
もちろん、バンドとしての知名度は、ビートルズの次ぐほど高いと思われるが、音楽は、何回もトライしたのだが、実は全くよくわからないのである。もちろん、個人的には、ということだが。しかし、この曲だけは、まぁ、なんとなく頭に残っている。

Rise Against(アメリカ)
このバンドの曲を聴いたのは、いつだっただろうか。大学を卒業してからだと思われる。つまり、ハイスクール時代に聴いた、「ザ青春」時代に聴いた曲ではない。しかし、かっこいい曲である。勢いがある。

Run-D.M.C(アメリカ)
エアロスミスとのコラボの曲。いつ聴いたのかは憶えていないのだが、単純にかっこいい曲である。尚、RUN DMCと言えば、Beastie Boys及びPublic Enemyに並び、80年代を代表する伝説的なヒップホップグループである。

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