【第8章】善意がなければ能力が役に立たない
1.知識・技術・体力をいかす社会人として、職場に働く人々は、それぞれの仕事や役がらによってちがいがありますが、仕事にふさわしい知識や技術を身につけていなければなりません。また、勤務にふさわしい体力を養っていなければ、役に立つはたらきができません。しかし、知識や技術・体力がどのように高度のものであっても、これを社会のために役立てるには善意がなければなりません。
“善意”とは、道徳的な基盤をもった意思です。善意の欠けた知識が、知能犯罪にむすびつくことは、だれでもよく知っていること