アイデアのつくりかた
Hello, ideaと謳う、バタフライボード 株式会社というのを創り出しました。もうじき、3年目が終了します。
バタフライボードは持ち歩けるホワイトボードで、いつでもどこでもアイデアをブレストしたり、図示してコミュニケーションするために作りました。
「アイデア」「企画」「構想」「思い付く」「ひらめく」ということを尊敬・重じているユニークな会社です。
・知的創造にワクワクする
・アイデアが閃くと形にしたくなってウズウズする
・結果、夢中でのめり込む
内的報酬を軸にしたアイデアや行動力を賛辞して、イノベーションを加速する。をビジョンに経営しています。
そんな私どもがこの記事で、アイデアの作り方、アイデアを閃くには?という話をまとめます。
アイデアを閃く4つのフレームワーク
この4つがアイデアの基本フレームワークです。アイデアやイノベーションは既存アイデアの組合せです。
1:人に会う、話す
2:本を読む
3:自分で体験する
4:物から学ぶ
1〜4の前提となるのが「行動」するという実にシンプルな前提です。行動しないと1〜3は得られないのです。
まずは、前提で記載はしていませんが「0番目」の「行動」を見ていきましょう。
行動とはアイデア発想以前の「OS」
堀江さんも箕輪さんも専門家に直接会い、話を聞き、自分に応用するを繰返し行動している。
シンプルだけど最強のOSが実装されている。この二人は本当に多動OSが優れていて、アイデアマンなので要ベンチマークです。
事業化の堀江さんもメディアを通じて多くの専門家に直接あい、1字情報からアイデアを生み出しています。
さて、アイデアを閃く4つのフレームワークを一つずつ見ていきます。
1:人に会う、話す
アイデアは、人と会い、話すことで生まれます。他業種の専門家や自分の経験値とは異なる背景を持った人と話すことが有意義です。
なぜなら自分が考えたこともない発想や、学問、哲学、知識、背景思想からくる新しい考え方を取り入れられるためです。
その自分の専門領域と相手の専門領域を掛け合わせた時に新しいアイデアがひらめくことが多いです。
そのため、他業界、違う年代、文化、金銭感覚、価値観、異国に住む人、特殊能力、性別の人と話すと新しいアイデアに出会えるでしょう。
アイデアは既存アイデアの組み合わせ、という事がこの本に詳しく書かれているので超絶お勧めです。
これをするにはレベルの高いコミュニケーション力が必要になるので、色々な引き出しを持ち相手の関心事と絡めて話す技術も必要になります。
オンラインで対談なども相手の話を聞く良い情報取得間になっていくでしょう。
2:本を読む
人と会うことができない場合には、相手の書いた本やブログなどの文字情報でアイデアの発想を得ることができます。
今の時代は SNS の投稿お気軽に入手することができるので相手の考えをすぐに入手できるでしょう。とはいえ無料情報なので直接面会して得られる情報の方が濃いはずです。
現実的にはすでに歴史の人物になっている人の場合は本でしかその英知を得ることができません。
本ならば時空を超え、相手の知性を入手可能です。費用対効果も高いので常に本で自分の頭をかき乱してアイデアの種を入手すると良いでしょう。
現代では動画を見るも、本当同様に過去の情報を入手という意味で有用です。本よりは感情を知る事ができ、人に会うよりは少し前の情報なので、1と2の間くらいでしょう。結局は人の原点にアプローチしているという意味では、本でも動画でも媒体は何でも良い訳です。
本を読む、相手から引き出すという意味では下記がお勧め。人に会う前に徹底して本を読む、入れ知恵をする、という当たり前のことを当たり前にすべきという事が書いてある。
Kindle Unlimited は月額1000円で読み放題。初月無料なので損は無いのでお試しいただきたい。
3:自分で体験する
大人になると自分で体験したこと以外を信じ難くなるようです。相手の話を聞いているようで、自分の背景にある情報とリンクすることでしか、理解できないため、背景情報が乏しい状態で相手の話を聞いても、理解ができないのです。
結局自分で苦労し、体験することでしか、アイデアを深めることはできません。多動の真髄は、原体験を増やし、自分独自の観点で気づきを入手しアイデアに昇華させる。この行動が極めて重要です。
大人になると動きが遅くなるため、まずやってみる。を忘れないようにしたいものです。
4:物から学ぶ
今までは上記3つでしかアイデアを得られないと思っていたのですが、最近になりようやく3番目を入手しました。それは既にある物から学ぶということです。
例えば、
・なぜペットボトルはこの形なのか
・なぜこの材料なのか
・なぜこのデザインなのかなど
既製品からデザイン、構造設計までの意思決定を、リバースエンジニアリングしてアイデアを入手するということです。
対象物を疑いながら、「自分ならこうする」と勝手に妄想で考え、手を動かし、最適解を探る。自分で体験し、アイデアを形にするプロセスを通じてアイデアを得る方法です。
これは小山薫堂さんが実際に物を通じてアイデアを入手しているというところから改めて発見しました。
そこでアイデアの達人、企画のレジェンド達は、どのようにアイデアを生み出しているのか、本や動画などから得たヒントを参考にしていきます。
アイデアを形にし続けている賢人
・小山薫堂
・秋元康
をベンチマークしてみたい。
小山薫堂さんのアイデア発想術
アイデアというものは、考えたから浮かぶとは限りません。どんなに考えても、思いつかないものは、思いつかない。重要なのは、考えるテクニックではなく、自分の体をアイデア体質に変えること。アイデアは頭からではなく、体から生まれる。もし良いアイデアを沢山出せるようになりたいなら、体質をアイデア体質に変えるしかない。アイデア体質になるには「勝手にテコ入れ(妄想で勝手に改善する事)」する、もう一つ大切なのは、「偶然力」をつけること。すべては必然に向かった偶然。偶然が偶然を呼び、つながっていく。この「偶然の連鎖」を起こす力が、「偶然力」
僕は、眠っているとき以外、ずっと面白いアイデアについて考えています。普段それを意識することはほとんどないから、考えてはいるんだけれど、考えていないとも言える。 だって呼吸するときって、「いま、息を吸おう」とか、「ここで吐こう」とか、「自分はいま呼吸してるな」とは思わないですよね。 そうやって呼吸するように、いつも何か考えている。考えることがあるのが、とてもうれしい。面白いことは「普通」の中にある。僕が携わった『ニューデザインパラダイス』というテレビ番組があります。この番組は、「普段、僕たちが日常生活の中で何気なく目にしているモノの中には、デザインを変えたらもっとよくなるモノがあるのではないか」という発想から来ている。
良いアイデアは、もう既ににどこかにある。ただそれがまだ自分のところに降りてこない。アイデアは、努力したからとてひらめくものではない。アイデアを仕上げることと、アイデアを出すことは違う。ひらめいたアイデアを、作品なり商品なりに仕上げるときは、努力によって、どんどんよくなる。でも大元の閃きの処は、十時間、机で考えても良いアイデアを思いつくわけでは無い。
一見関係のなさそうな人、アイデアを結びることで、新しいアイデアが生まれる。それがアイデアの化学反応です。 一つのことだけやっていると、その世界の枠組みのなかでのアイデアしか浮かばないから、なかなか大きな発想に発展し無い
僕はアイデアは「人」そのものだとも思っているので、広く浅く、色々な処に首を突っ込んで、多種多様な人に会うことも大事だと思う。僕は、アイデアは、経験の化学反応から生まれると思う。タイプの異なるいろいろなことを経験して、たくさんの生身の人に出会うことが一番大切で、机の上で考えているだけでは、アイデアは生まれないのではないでしょう。
僕はアイデアを考えるとき、人からだけでなく、持ち物から刺激を受けることも多い。 身のまわりの一つひとつの持ち物が、ものづくりのお手本みたいなところがある。自分が「時計をつくれ」と言われても、こんなアイデアは絶対に思いつけない。その置いてきぼり感というか、こいつやるな、みたいな気持ちが、自分のクリエイティブ精神の刺激になる。たとえジャンルが違っても、「うわ、これすごいアイデアだな」というものに常に接しておくことは、自分のアイデアを磨く方法の一つだ。
僕はいつも外から入ってくる断片的で一見価値のない情報を、即座に価値のある情報に変えてしまう錬金術的発想法をしているそうです。僕はCOPS(コップス)という能力に優れているということがわかりました。これは一見何の関連性もない、別々のものを引き合わせることによって、新たな価値を創造する能力。僕の脳は何かをキャッチしたいという欲求が普通の人よりとても強く、情報を沢山掴もうと思っているから、常に外に対してアンテナを立てている。自分の中に「これ、面白い」と思っているものがたくさんあるから、色々な情報が来たとき瞬時に、「これとこれがくっついたら面白い」と引き合わせる作業を無意識のうちにしているのだそう。
自分では今まで「なんか面白いな」という情報を「アイデアの種」と称していて、「発芽してもしなくてもいいからアイデアの種を拾っておく」というように表現していた。
幸せはミルフィーユ。幸せとは、ものすごく大きな塊ではなく、小さな喜びを重ねていくもの。そう考えれば、幸せになるのはすごく簡単、ささやかな幸運や人の好意に敏感になるだけでいいのではないかと思う。何より一番うれしいのは、アイデアを思いついたとき。僕にとっては、何かを思いつくということが幸せ。アイデアが浮かんだときの喜びは、食欲、性欲も比じゃない。外からはわからない、心のなかだけの静かな幸せですが、僕の中では本当に世の中すべてがバラ色に見えてくるぐらいハッピーな感じ
いかがでしょう?
小山薫堂さん流アイデア発想法まとめ
1:日常を面白がり日頃から面白いことを考えるアイデア体質がアイデアを生む源泉となる。
2:一見無関係の人、アイデア、物を結びつけ、日頃から妄想し企画し、
3:「人」と会い多種多様な人との間で「多動」する事で、
4:「経験」を化学反応させ、アイデアを磨き続ける。
上記は以下の本から引用し、アイデア体質のヒントとして超絶お勧めです。アマゾンの履歴を見たら、10年前に同じ本を買っていた。Kindleで買い直した位良書。
面白いのはアイデアを閃くために、銭湯に行っている。最近湯道を唱え始めている薫堂さんは過去から本当にお湯に浸かっているらしい。
勝手にテコ入れしている事例、湯道、ブランド、企画発想、プレゼンなどに関して下記動画は良事例。Youtubeをご覧あれ。
参考:ニューデザインパラダイス
勝手にテコ入れ。事例集はこちら
参考:小山薫堂さんのフォーブス連載
秋元康さんのアイデア発想術
以下名言はラジオやテレビなどの番組から抜粋。(以下に Twitterリンク内Youtubeにログ有り)
秋元康さん流アイデア発想法まとめ
企画は考えるものではなく気付く物。そのために日頃から面白い事を考える、日常から気付く筋肉、自分独自の観点のアンテナを立てる。
実際に日々の小さな事を大切に生き、アイデアのリュックサックに記憶を詰め込み(画像でイメージを覚えておき)必要な際に様々な事と結びつける。
その企画は一本の線で直ぐには描けないので、各現場で柔らかいペンで適宜修正しながら修正する。合議制で尖った物は生まれない。0ではなくほんの少しの0.1を見つけてを膨らましていく。
いかがだろうか、二人の共有項が見えてきますね。
まとめ:アイデアの作り方とは
どうやらアイデアには作り方がある。それは以下4つの組み合わせあった。
1:人に会う、話す
2:本を読む
3:自分で体験する
4:物から学ぶ
達人は日常的にアイデア発想を、「アイデア体質」となり、「日常の生活」に落とし込み、些細な事、毎日面白いことを模索し、新しいアイデアの種、結びつける対象を考え続けている。
考え続けたらそれは達人にもなるわけだ。
小山薫堂さんはアイデアの種と言い、秋元康さんはアイディアのリュックサックと表現し、日常の些細な事をアイデアに昇華させ、転用、応用を送返し、次々と新しい人、アイデア、物、場所をつなぎ合わせて時流に合わせて発信し、多動している。
なるほど、これがアイデアのつくり方だ。
バタフライボード を使って欲しい人
アイデアが好きな人に、使ってもらいたいと改めて思います。
アイディアを沢山考える時には消せるノートや、ホワイトボードが大変便利です。これを機に採用いただけたらとても嬉しいです。Hello idea!
開発の物語は漫画でご覧ください。
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