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英国の名優、大人気ディビット・テナント!

私には数年に一度、特定の海外国籍俳優にどハマりする周期があります。最近流行の「沼る」という感じですかね。こんにちは、雲州鳩です。


この二週間、無駄にしていたAmazonプライム・ビデオ配信を多々観ましたが、残念ながら余りマイヒットに巡り会えませんでした。今とても精神的に辛い状況にいるので、少しでも救いになれる作品と遭遇したかった。



「クローリーだ!伝言はスタイリッシュに頼むぜ!」


BBC制作のアマプラ限定配信ドラマ「GOOD OMENS」は、公開される前から、「シャーロック」や「ファーゴ」など、イギリス製作のTVシリーズの熱狂的なファンを中心に話題になっていた作品です。



ディビット・テナントは、私生活でも親友であるマイケル・シーンとダブル主演。パンクファッションをスレンダーに着こなした悪魔クローリーを演じて、粋でスタイリッシュな素晴らしい個性を魅せてくれました。


左が天使役のマイケル・シーン、右が親友で悪魔のクローリー役、ディビット・テナント。


ディビット・テナントの吹き替えが「仮面ライダー電王」モモタロスや、「鬼滅の刃」ラスボスの鬼舞辻無惨で有名な声優、関俊彦さんだったこともあり、一気に1シーズンを観終わってしまいましたが、その時には「マイケルの相棒の人、滅茶苦茶カッコいいな……。顔立ちからしてイギリス人かな?」と思ってたんですね。



家の事情で慌ただしかったので、それから彼のことは少し忘れていて。数日後に偶然、「こ、このドラマ凄い……、何これ……」と震撼する英国テレビドラマ「ブロードチャーチ」を観てしまったんです……。


まさか、クローリーと同じ俳優さんとは……!


彼は主人公で神経質な敏腕刑事を演じているんですが、「なんか……、どこかで観たような気がする……。でもどこで?分からん!!」と戸惑いながら、あまりの凄まじい脚本パワー圧倒されてしまい。ウィキペディアで調べたところ、アカデミー賞を取っているという凄いドラマだったんです。大人気なので、シーズン3まで製作されwowowで限定放送されていたみたい。


そしてやっと、彼が「GOOD OMENS」」の悪魔クロウリーであり、「Dr.Who」の十代目だったと分かりました。全然同一人物だと気が付かなかった……。


クローリーがいつもサングラスをしているのも、気づけなかった原因かも。


51歳のディビット・テナントは子供の頃から舞台に立ち慣れていて、10歳の時に出演したシェイクスピアのステージでは、既に業界人から「この子は天才だ、そのうち世界的な大物になる」と、ご両親に告げられたそうです。それから主にシェイクスピア・スクールでの舞台を踏み続け、ラジオドラマやハリポタなどにも出演。



そして彼を一躍有名にしたのが、英国で50年のシリーズとして長寿人気の「Dr.Who」十代目としてのキャスティング。これから快進撃が一気に続きます。


とても目力がある人なんですよね……。最近はベネディクト・カンバーバッチやマーティン・フリーマンなど、少し年下のイギリス俳優ばかり見てきたんですが、ディビットは私よりちょっとお兄さん。童顔なのでビックリ。

この人は生粋のスコットランド人のようで、演技していない時には結構訛りが強いみたいなんですが、「ブロードチャーチ」で演じた刑事の境遇から、ほとんど聞き取り不可能なくらいの方言を使っています。実は最初にそのせいで「フランス映画?」と疑った……。


カンバーバッチとのツーショット。

感染危機により舞台や作品が公開延期になってしまったことで、俳優仲間たちとテレビ電話を利用したテレワークショーが、今だとスターチャンネルで観られるのかな。メリル・ストリープやウーピー・ゴールドバーグと賑やかにトークを繰り広げたり、プロデューサーとしても敏腕のようですね。



阿吽の呼吸、相棒のマイケル・シーンと!
目力がとにかく凄い。




私は中学生の頃にグラナダテレビ版「シャーロック・ホームズの冒険」に心酔して、毎日「ホームズを演じるために生まれた男」ジェレミー・ブレッドの顔や身体を描いていました。それからは「運命の逆転」を受賞したジェレミー・アイアンズ、「ハリーポッター」の若きダンブルドアであるジュード・ロウ、憧れのショーン・コネリー。サー・アレック・ギネス、「シャーロック」の名コンビベネディクト・カンバーバッチとマーティン・フリーマン。

そして「羊たちの沈黙」、ドクター・ハンニバル・レクター役のサー・アンソニー・ホプキンスと、数々の英国俳優に心を奪われてきました。



この20年は、イギリスの40代の俳優陣がハリウッドでも大活躍していて。世代的にイギリス演技者戦国時代と言ってもいいかも。それまで舞台や地下劇団で実力を鍛え続けてきた人が、ある日突然TVシリーズで主役に大抜擢されたり。実に目まぐるしい。



つい一年前には「ピーター・ラビットの冒険」のドーナル・グリーソンが久しぶりにツボにハマって、過去の作品を観ていたんですけど、やっぱり何かに夢中になれるっていいですね。私生活の憂鬱から少し救われて、食事をする元気が出ました。


是非「ブロードチャーチ」を観て!


また別記事にてTVシリーズ「ブロードチャーチ」のレビューを上げますが、まずは主演のディビット・テナントの魅力をご紹介したくて。秋のシルバーウィークは残念ながら台風による雨続きのようなので、アマプラ配信を観られる方には是非、おすすめ!! 時間の過ぎるのを忘れて、秋の夜長に息を呑むアカデミー賞ドラマです!










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