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【毒親育ち】私が増え続けた理由。

毒親育ちに限らず、行き場のない怒りを
みんなはどうやって「処理」しているのだろう。

・食事
・睡眠
・趣味
・買い物
・押し活
・友人や知人に話を聞いてもらう

人によっては
誰かに八つ当たりしてしまう人もいるかもしれない。

毒親育ちとして生きてきて、何がつらいかって

同級生や同年代に
自分が抱えている”悩みを聞けるメンタルを持った相手がいなかった”こと。

「重い」
「つらい」
「しんどい」
「いつまで続くの」

そういった言葉で遮られて、

「今日どこ行く?」
「早く帰って遊ぼうよ」
「友達と喧嘩しちゃってさ、ちょっと聞いてよ」

そういった話ができる相手に、私から乗り換えるように、離れていく。



”私の話を最後まで聞ける人は、おそらくいない”

幼いうちに”それ”を知った私は、
人に話すのを辞めた。

そうしたら、一体どういうことだろう。

「落ち着いてるね」
「大人っぽいね」
「聞き上手だね」

私が”黙っていること”で、周りから得られる評価はガラリと変わった。
私が頑張らなくても、私に”話を聞いてほしい人”が集まるようになる。
本当は私が”誰よりも話を聞いてほしかった”のに。


私は、話を聞くのが好きなわけじゃない。
ただ、話を聞いてくれる人がいないだけ。

私は、おとなしい子どもじゃない。
ただ、私の口から出る”それ”に耐えられる人がいないだけ。


”周りが認める私”と
”私が認める私”の違い。

「勝手に決めないで」と言っても認めらず
「その子の体が気に入ったんでしょ?幽霊は早く出てけ」と実の親に否定され、霊媒師(除霊師?)を呼ばれたときには虫唾が走るどころか、呆れて言葉も出ない。

「親の求める子」から外れたとき、
そこに「私」はいない。

”本当の私”を知ってくれる人は、どこにいるのだろう。
”私が大切にしたい私”を、「違う」と言わない人。


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