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エッセイと言われればそうだけど、違う気もする文章

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生活の中で見つけたカケラ。書かないと、なかったことになりそうで。失って初めて大事だったと気づくじゃないですか。放課後の夕日が射す教室とか。
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2021年6月の記事一覧

いつだって卒業は少し悲しくて嬉しい

いつだって卒業は少し悲しくて嬉しい

昨日、約1年半勤めたコールセンターをの最終出勤でした。
転職が決まったためなので、仕事が嫌だったなどの理由は特にないんですが・・・

正直、対面ではない仕事は自分にとってかなり苦手な分野だったように感じる。

嫌なことはしない、自分に向いていないから辞めるという選択もあったんですが当時の自分はそんな選択肢はありませんでした。

辞めたら死んでしまう

実際にそんなことはあるはずないんですが、そう思

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私にはなぜ、映画が必要なのか

私にはなぜ、映画が必要なのか

昨日、悩んでるような記事を書きましたが吹っ飛びました。
考え方で180度変わりますね。本当に不思議です。

本日は中学生から好きな映画について。

映画は非日常の時間で、見始めた頃は「なんとなく面白そう」と興味を持っただけだったのだが歳を重ねるにつれて違う原因が占めるようになった。

キャストはもちろんだが、脚本家や監督の名前がきっかけになることも多い。

そして、感情的になりたいという欲。

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当たり前のようにやっている早起きを分析してみた

当たり前のようにやっている早起きを分析してみた

おはようございます。

科学的な根拠云々には関係なく、朝型である。

母が中学に上がるまでは21:00就寝をさせてくれたおかげ。
(すごく驚かれるエピソードの一つ。今はすごく感謝!)

いつもは22:30に寝て4:00起きですが、仕事が次の日休みの場合、そのサイクルが壊れても問題ない現象が起きている。

睡眠時間6時間くらい必要な計算になるのだが、昨日PM1:00に寝て5:00に自然と目が覚めた。

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お金の使い道

お金の使い道

普段、どんなものにお金を使いますか?

私は「経験」に使います。
これは人に会い、色々な考えを吸収できることになるのでオススメです。

きっかけは、母が小学6年生で行かせてくれた山村留学でした。

山の中で1年間、親元を離れて転校し他地域から集まった子どもたちと共同生活をする

サポートとして、20代の女性と50代の男性、ご飯を作ってくれる寮母さんがいました。

小学3年生〜6年生の計15人の共同

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演劇入門-生きることは演じること-

演劇入門-生きることは演じること-

著者は劇作家で演出家の鴻上尚史さん。

演劇と映像の違いやセリフを言う時にはどんな感情が隠れているのか、なぜ私たちに演劇が必要なのかを書いている。

前者は役者向けに見えるが、俳優の努力について考える機会でもある。
読めば映画やドラマを見る視点が変わってくるし、日常の会話を聞いていても「こんな感情が言葉の下に隠れているんだろうな」と分析できてきっと楽しくなる。

題名にもあるように、演劇は役者だけ

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ないものねだり

ないものねだり

ありがたいことに、最近たくさんの方とオンラインで出会う機会が多い。

話していると

「自分はこんなことを考えていたんだ」

「この人の考え方ってすごいなぁ」

とその人のフィルターを通じて自分の感情に気づかされることがある。

ほんの数ヶ月前まではSNSで連絡を取って話すなんて抵抗があったのだけれど、やってみたら心配なんてする必要がなかった。

人と話したい欲が強いのかも。

実際に話してみると

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朝

棒のようになった足を引きずり、家に帰る。

「ただいま」  無意識で言葉が出てしまう。

つい数時間前まで彼女がいた部屋を見渡す。

深夜、浴びるように飲んでそのままになっていた空の缶ビールを手に取る。
昨晩の思い出が消えてしまいそうで元の場所に戻した。

空が明るくなってきた。

昨晩の出来事を思い出したくなくてベッドへ戻る。

あの香水の香りが充満していて、誰にも聞こえないはずの嗚咽を我慢しな

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「〜しない」と決めたら広がる表現があった。

「〜しない」と決めたら広がる表現があった。

どこかで「〜と思う」の表現は使わないほうがいい、と読んだことがあった。
それを見たとき、否定をされず提案をされたように思えた。

この表現を使わないだけで少し言葉を考える必要がある。

例えば

実行したいと思います

より

実行します

と書いたほうが短いし読みやすいのではないか。
(良い例が思い浮かびませんでした・・・)

そしてこの表現は他責にしているように見える。
子どもの頃は書き方を知

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自己肯定感、なんて言うけれど。

自己肯定感、なんて言うけれど。

どこかしらで聞いたことがあるかもしれない。

自己肯定感を高めるには

SNSで見かける機会も増えたが、最初見た時に恐ろしい言葉だと思った。

「高めなければ」このような強迫めいた思いが眠っているような気がしたから。
要するに「もっと自分を認めてもいい」みたいなことらしいが、数年前までは聞いたことのない表現だった。
最初に考えた人は誰だろう、とかなり気になる。

高くてもいいのだろうが低くてもいい

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